◆◆INDEX◆◆-1- はじめに-2- Genki English って何?& 英語学習者に向けてのアドバイス-3- 日本の英語教育に対する最初の印象は? & 日本の英語教育は進歩している?-4- もっと知りたい Genki English について |
◆◆ Genki English って何?◆◆
(川本):最初の質問です。どうしてGenki English(元気イングリッシュ)を立ち上げたのですか?
(リチャード):最初、小学校で英語を教え始めました。「国際理解」についても教えるように言われたのですが、教材が何もなかったのです。自分で作らないといけませんでした。ワークショップ(研修会)でも教えるようになり、気が付いたら、皆さんに配った資料が山積みされた状態だったのです。それは、もう有り余る程でした。講師研修をしているとき、それらをホームページに載せるようになりました。アドレスを皆さんに教え始めると、世界中の人々がホームページを訪れるようになったのです。僕は次々と中身を充実させていきました。そして、JETの任務が終わったとき、全国をツアーしてまわるようになったのです。これがGenki English (元気イングリッシュ)の始まりでした。
▼日本全国へ広げる
(ウィル):リチャードが言った通り、僕もまた同じ状況の中にいました。小学校、教材ゼロ。だから僕も自分で教材を作ったのです。英語を楽しくするためにね。そして、JETプログラムが終了したとき、リチャードの提案に乗ったのです。「こんな歌がある。こんな歌も作った!これを使って何かやろうよ!」そいつは、いいアイディアだ!って思ったのです。僕が教えていた小学校でそれらの歌を試してみました。これを日本全国へ広めよう!と思ったのです。いいじゃないか!いいチャンスだ!!よし!やってみよう!!。
◆◆英語学習者に向けてのアドバイス◆◆
(川本):英語を学んでいる日本人に何かアドバイスをいただけませんか?
▼やればできるさ!誰にだって
(リチャード):よく考えてみてください。たかが英語です。簡単さ!世界中、何百万という人達が毎日しゃべっている言葉です。ノー・プロブレムさ。「やればできる!」って思えばできるんだよ。『出来る、出来る、出来ると思えばぁ、、、、で・き・る!!』
▼とにかく英語でしゃべっちゃおう!
(ウィル):とにかく英語を話してみようよ。何か自分の好きなことを見つけるんだ。そして、それを英語でやってみる。楽しみながらやれば、やりたくてウズウズしてくるよ。もし、英語を覚えたかったら、ただ椅子に座って本を読み書きしただけじゃダメだ。外に出て、人々と話すと、ホラ、もっと楽しいよ。ちょっと英語が通じれば、おもしろくなって、もっと勉強したくなるんだよ。
(川本):もし、ぜんぜん英語がしゃべれなかったら、どうするの?
▼はじめの一歩
(ウィル):とにかく飛び込んじゃうことだね。例えばね、君が全く英語が話せなかったとする。で、レストランか何かで食べ物をオーダーしなければならないとする。どうする?指さすでしょ?そして、とりあえずその食べ物の特徴となる音を出してみる。例えばオーダーしたい食材が出す鳴き声。「モーーーー!」(牛の鳴き声の真似)なんてね!
[一同爆笑]
(ウィル):コミュニケーションを取るためには何でもやるさ。相手が「あぁ!牛、ビーフ!!」とわかってくれればしめたもの。何でもやってみて、そして通じたとき、「やった!通じた!!」ってなるだろ!?そして気分は爽快。でね、こう思うんだ。「さぁ、単語をひとつ覚えたぞ」ってね。次のときは、「クワッ、クワッ、クワッ」(にわとりを真似た擬音を出す)そして、チキンという言葉を覚える。コミュニケーションなんて、どうにかこうにか取れるものだよ。恐がらないで!さぁ、やってみようよ!!
(リチャード):いい引用文があるよ。たぶんピカソが言ったんだと思うけど、「毎日、毎日、できないことをやる。そうやってやり方を覚えるんだ。」