どうもリスニングが苦手だなと思っている人はいませんか? 書いてあるものを読むとわかるのに、どうも会話となると簡単なことが聞き取れない、そう思ったことはありませんか?
ディクテーションはリスニング力を高める
もっとリスニング力を高めたいと思ったら、ディクテーションあるのみ! |
英語を聴いていて、何となくわかったような気になっていても、では、実際に今何を言ったのか同じことを言ってみて、となるとウッ!と詰まってしまうことってありませんか? ディクテーションをやってみると、自分がどの部分を理解していないのかがよくわかります。
ディクテーションを始めた頃、時間を計りながらやってみました。1分の会話を仕上げるのに、どのくらい時間がかかったと思います? 最初の頃は、なんと1時間もかかっていました。しかも仕上がった原稿は虫食いだらけ。わからない単語を調べようものならひとつの単語を探し当てるだけで、10分、20分はざらです。とりあえずカタカナで聞こえた通りを書いておき、あとで音を頼りに辞書をひっくり返すという作業をしていました。前後の話のいきさつから日本語の意味が推測できれば和英辞典を引きます。おかげで、辞書はぼろぼろ、MDプレーヤーも3、4台潰しています。
ジグゾーパズルの感覚で楽しく
この虫食い原稿を埋めていく作業、ジグゾーパズルに似ています。最後のピースがはまった時の感動と達成感、ディクテーションをしたことのある人ならわかりますよね。ディクテーションは時間ばかりかかって意味があるのかわからない、という声も時々聞きますが、欠かせない勉強法のひとつです。使えるディクテーションの教材は?
さて何をやったらいいかですね。ディクテーションの教材もたくさん出ていますが、正解がすぐに見られないもの、スクリプトがないものに挑戦したほうが、耳を研ぎ澄ますという点でいいのです。スクリプトが手元にあると、ついつい、すぐにカンニングしてしまいがちですよね。わからないからといって、すぐに答えを見てしまったら、ディクテーションの意味がなくなってしまいます。お薦めは、やはりラジオ講座です。「NHKラジオリスニング入門」「NHKラジオ英会話レッツスピーク」「NHKラジオビジネス英会話」には、それぞれにネイティブと講師とのおしゃべりの部分があります。語句の解説やこのおしゃべりの部分はテキストに載っていません。その部分を書き取るのです。