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30万で作るアメリカ法人 株式会社設立は意外に簡単! 30万でデラウェアに会社を作る!(2ページ目)

せっかく英語を勉強するのだから、夢は大きく海外ビジネス。海外ビジネスをする上での拠点の会社をデラウェア州に作ろう!

執筆者:川本 佐奈恵

-- なるほど! なんだか変なことにだわっていたみたいですね。さて、御社は会社設立の代行が仕事ですが、デラウェア州に会社を作るのにいくら費用がかかりますか?
藤田:30万円です。

-- 30万円?
藤田:はい。2年目以降は、州登録税50ドル+登記更新料5万円が毎年かかります。他に、アメリカ銀行口座開設の代行手数料10万円(+開設預金200ドル以上)などがオプショナルとしてご利用いただけます。詳しいことはご相談ください。

-- デラウェア州に会社を作る具体的なメリットは?
藤田:会社設立の費用が安いことです。日本の場合、司法書士の手数料だけでも、有限会社で30~40万円、株式会社ならば40万~50万円かかります。それに、有限会社で300万円、株式会社で1000万円の資本金が必要です。

-- 他には?
藤田:ハワイやカリフォルニア、ニューヨークなどでは、会社設立をした初年度から活動をしていようがいまいが、原則的に関係当局へ各種の届け出をして、会計報告などが必要になります。デラウェア州では会社設立後も休眠状態のままにしておけます。

-- メリットはこれだけですか?
藤田:会社登記が1~2日ほどで可能なこと。他の州では、通常、数週間かかります。

-- メリットがあるのは分かりました。しかし、簡単とは言っても、アメリカに会社を作るのですから、英語力は求められるのでは?
藤田:アメリカで本格的なビジネスを展開しようとお考えならば、英語力は必要です。しかし、WEBでの日本人相手のビジネスならば、英語力はそれほど気にする必要はないと思います。

-- デメリットは?
藤田:税務関係が複雑になること、日本では株式会社として登記されないこと、日本の公的金融機関から融資を受けられないこと、毎年登記をするために手続きが必要なこと、現地の法律に準拠する必要があることなどがあげられます。

-- 特に税務関係がややこしそうですね。
藤田:これは専門の先生にお任せすることになりますね。

-- デラウエアに会社を作るポイントは?
藤田:初年度から現地で事務所を持ち、実態をもってビジネスをはじめる場合は、事業を行う州で登記したら良いかと思います。WEBサイトだけのバーチャルビジネスで始めるなら、デラウェア州での設立をおすすめします。

-- どうもありがとうございました。




取材協力
株式会社リッチワールドジャパン

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