今回は、「無理をしないこと」を軸にした節約を3つご紹介します。
「人生100年時代」のムリしない節約1:支出を見直す
たとえ収入が多くても、ムダな支出が多ければお金は貯まりません。見栄を張って、欲しくないもの、必要のないものを買うことのないよう、日々の支出に目を光らせましょう。家計費の中で、住居費、車両費、保険料、通信費などの固定費は、一度見直すだけで大きな効果が得られる費目です。通信費であれば、データ通信の容量や万が一の補償、オプションサービスなど、大は小を兼ねるとばかりに契約しているかもしれません。必要最小限になるよう契約を見直し、不足があればまた追加するようにしましょう。
また万が一のためといって、保障額を必要以上に高く設定したり、保障が重複するような保険にいくつも加入したりするのは、ムダです。適正な保障額の保険に切り替えましょう。
また、サブスクリプション(サブスク)で契約している商品やサービスの料金などはささいな支出と思うかもしれませんが、継続的に発生すれば、かなりの額になります。定期的に見直しを行いましょう。
「人生100年時代」のムリしない節約2:お金のかからない趣味を見つける
日常生活がいつも同じだと退屈してしまいます。若いうちから適度に頭を使う、お金がかからない趣味を持つといいでしょう。例えば以下のようなものがあります。●写経
写経は、経典を書き写す仏教の修行です。276文字の般若心経(はんにゃしんぎょう)で行うのが一般的です。筆で1文字ずつ丁寧に書き写すには、1時間ほどかかります。
毎日写経を続けることで、集中力が養われ、精神が安定します。また、字もどんどん上達するでしょう。写経に必要なものは、ペンと写経手本と写経用紙だけです。
●映画鑑賞
最近は、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスが充実しています。インターネットの環境があれば自宅が映画館になります。休日は家でゆっくり過ごしたいと思っている方や、時間にゆとりのある高齢の方にはおすすめです。
さらに、観た映画の感想文などをノートにまとめたり、ブログで発信したりすれば、趣味を深めることができるでしょう。
●読書
読書も時間にゆとりのある高齢者にはうってつけの趣味です。推理小説や歴史小説など、自分の興味のあるジャンルを中心に、読書をたのしみましょう。その際、図書館を利用すれば、タダで多くの本を読むことができます。
あまり本を読むのが好きではない人は、NHKの「らじる文庫」で聴く読書がおススメです。NHKの「らじる文庫」は、アナウンサーが短編小説を朗読します。
参照:らじる文庫|NHKラジオ らじる★らじる
「人生100年時代」のムリしない節約3:散歩で心身をリフレッシュする
体を若々しく保つためには運動が必要ですが、運動をするためにジムなどに通うとお金がかかってしまいます。お金がかからず、体に無理もかからず、継続できるものといえば「散歩」が最適ではないでしょうか。健康を維持できれば医療費の節約にもつながるのです。歩くことは有酸素運動になります。スマホに無料の「健康管理」アプリを入れて「ポイ活」をすれば、ポイント稼ぎもでき、モチベーションも上がるでしょう。
散歩をしながらのポイ活にご興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
・シニアの健康習慣づくり、ウオーキングしながらポイ活ができるって本当?
以上の3つの節約術はいつでも無理なく始められることばかりです。ぜひできることから試してみてください。