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個包装は冷凍しちゃダメ! お餅の保存とアレンジ方法【昔ながらの知恵】

お正月、鏡開きを過ぎたころのお餅についての話題といえば、カビない保存術や残ったお餅のアレンジ術が昔からの定番。昔の知恵から今のワザまで保存術とアレンジ術をご紹介します。お餅を買い足したくなるかもしれませんよ。

毎田 祥子

執筆者:毎田 祥子

家事ガイド

お正月、鏡開きを過ぎたころのお餅に関する話題といえば、カビない保存術や残ったお餅のアレンジ術が定番。昔の知恵から今のワザまで保存術とアレンジ術をご紹介します。
 

個包装は冷凍したらダメ! お餅の保存

  • 昔ながらの水浸し保存
自家製のお餅は、表面を2、3日かけてしっかり乾燥させ、なるべく気温の低い場所で保管しますが、それでもカビの好きな水分や栄養、空気中の酸素もそろってカビ的には天国。そこで昔は、表面が空気に触れないようお餅全体を水に浸すことで酸素をほぼ断ち、水を換えながら1カ月近く保存しました。
  • 自家製お餅は冷凍に
手作りしたぶん愛着もひとしお。最後まで食べきりたい!

手作りした分、愛着もひとしお。最後まで食べきりたい!  

自家製のお餅は、酸素を断ち、冷凍して保存します。解凍するときのことを考えてほどよい厚み、大きさにしたお餅を、ラップでぴっちり包んで空気に触れないようにするのがコツです。

食べるときには自然解凍か、電子レンジで少し加熱してから仕上げにトースターで焼くのがおすすめ。水分が多く、電子レンジですぐやわらかくなるので、そのまま食べたり、きな粉やしょうゆをかけて食べたり。お皿の上にお餅を置いてラップをしたら、1分、30秒など様子を見ながら加熱すればOK。
  • 個包装のお餅は冷凍したらダメ
定番の個包装のお餅はそのまま常温で保管

個包装のお餅はそのまま常温で保管が正解

このごろ多い個包装のお餅は、袋に入った状態なら常温でOK。越後製菓によれば、「冷凍は避けて」とのこと。冷凍すると表面がひび割れて、そのうち崩れてしまうこともあるそうです。

なお、時おり個包装の内側に水滴がついているのを見かけますが、保存環境の変化により結露したもので、お餅に再吸収されるため問題ありません。
 

余ったお餅のアレンジとかたくなったお餅の復活術

おばあちゃんの知恵のお餅アレンジは、お汁粉のほか、かきもち(おかき)、豆餅、油揚げに入れて巾着にするなどいろいろ。筆者が育った家では、母が年末にたくさん漬けた白菜漬けで巻いてくれました。父は黒豆をお餅に丸め込むのが好きだったな、など、思い出と一緒に浮かんできます。
油揚げを半分に切って中にお餅を入れて鍋やおでんに。口をむすぶのはかんぴょうのほか爪楊枝を指すだけでも。食べるときに爪楊枝をはずすのを忘れずに。

油揚げを半分に切って中にお餅を入れて鍋やおでんに。口はかんぴょうで結ぶほか、爪楊枝をさしても。食べるときに爪楊枝をはずすのを忘れずに

揚げおかきを作って揚げたてを食べはじめたらもう、止まらなくなるおいしさです。作り方はシンプルで、お餅を切って、ひと晩干して、少量の油で揚げて、好みの味になるよう味つけするだけ。揚げたてのおかきに塩や青のり、すりごま、カレー粉などをふりかけて、できれば温かいうちにいただきます。砂糖じょうゆをからめた濡れおかきもおすすめです。
できたてをつまんだら止まらなくなるおいしさ。悪魔レベル認定です。

できたてをつまんだら止まらなくなるおいしさ。幸せいっぱいで悪魔レベル認定です

なお、お餅がかたくなってしまったときは、さっと水にくぐらせて耐熱皿にのせ、ラップをかけずに600Wの電子レンジで30秒加熱すればOK。様子を見ながら必要なら追加で10秒ずつ加熱すれば、よりやわらかく食べやすくなります。かぶるぐらいの水に浸して600Wで2分ほどレンチン(ラップなし)する方法も。

お餅のおすすめアレンジは、他にも「北秋田名物バター餅」「雪見だいふく風」「お餅ポンデケージョ」など簡単でおいしいものがいっぱいあります。おいしくて、ついお餅を買い足しちゃうかも!
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