公衆浴場は、家のお風呂と違い、湯量も多く広々しています。高齢の方であれば、混む時間を避けて、ゆっくりお風呂に浸かれる時間に訪れるとリラックスできるでしょう。今回は、自治体が行う、高齢者向けの公衆浴場の助成を紹介します。
【高齢者向けの地域助成金】公衆浴場の入浴助成
主な自治体の「公衆浴場の入浴助成」の内容、申請先などを紹介します。●神奈川県鎌倉市の「公衆浴場の入浴助成」
鎌倉市在住の65歳以上の方が対象になります。申請すると、市内の公衆浴場(銭湯)の利用助成券がもらえます。助成券は1年に1人あたり、1冊(72枚つづり)もらえ、1回につき230円で入浴できます。
申請先は、鎌倉市役所の健康福祉部高齢者いきいき課いきいき福祉担当です。手続きには、保険証等本人確認ができるもの、印鑑が必要です。
●兵庫県明石市の「高齢者ふれあい入浴(公衆浴場等の割引)」
明石市在住の65歳以上の方が対象になります。毎週木曜日に市内の公衆浴場(画像参照)を200円の自己負担で利用できます。また、龍の湯を利用する場合は、300円割引での利用となります。 「高齢者ふれあい入浴(公衆浴場等の割引)」を利用するときは「シニアいきいきパスポート」の提示が必要です。
なお、シニアいきいきパスポートは、個々に申請しなくても、明石市在住の65歳以上の方に対して配られるカードです。
シニアいきいきパスポートの協賛店には、入浴施設以外に、買物施設、飲食店、理美容室など数多くあります。パスポートを提示するだけで、さまざまな割引が受けられますので、しっかり確認して、家計のやり繰りに役立てましょう。
・シニアいきいきパスポートの協賛店は以下で確認できます。
シニアいきいきパスポート協賛店一覧
●山口県下関市の「高齢者銭湯等利用助成(いきいきシルバー銭湯デー)」
下関市在住の70歳以上の方が対象になります。毎週火曜日に市が指定した大衆浴場(画像参照)定める料金から200円が割り引かれます。
【高齢者銭湯等利用助成(いきいきシルバー銭湯デー)対象施設】 「高齢者銭湯等利用助成(いきいきシルバー銭湯デー)」の利用には、身分証明書または「高齢者銭湯等利用者証(ハガキ)」など、住所、氏名、年齢が確認できるものが必要です。
高齢者銭湯等利用者証の申請先は、下関市の長寿支援課(支援係)です。豊田総合支所市民生活課、豊浦総合支所市民生活課、各対象施設(銭湯等)でもできます。
手続きには、「高齢者銭湯等利用者証交付申請書」に住所・名前・生年月日・電話番号を記入して提出するだけです。
用紙は、銭湯等に置いてありますし、以下でもダウンロードできます。
・「高齢者銭湯等利用者証交付申請書」