寺・神社/はじめての寺・神社

ご利益(開運・縁結び・厄除け)(4ページ目)

神社や寺に行くと、誰でも手を合わせてなんらかのお願いごとをするでしょう。ここでは、そもそも神仏のご利益とはなんなのか、よりたくさんのご利益をいただくためにはどうすればいいのかを考えてみます。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

お不動さんと護摩の話

成田山新勝寺のお不動さんの絵馬
お不動さんこと不動明王は、貴族、武士、一般庶民と、時代ごとにさまざまな階層の人に愛されてきた人気者です。その理由は、姿にインパクトがあることと、ご利益がすごいからではないかとわたしは思います。江戸時代には、歌舞伎の初代団十郎さん(市川海老蔵さんのご先祖)が成田のお不動さんに詣でてたいへんなご利益をいただき、そのご霊験をテーマとした芝居を打ってお不動さんのプロモーションをしたほどです。

お不動さんの前でよく行われるのは護摩という祈祷です。お不動さまを本尊としてその前に壇を設け、護摩木という特別な薪をたいて、般若心経や真言を唱えます。心の迷いをお不動さまの智慧の炎で焼きつくし、願望を清め、すみやかに成就するよう祈念するのです。

太鼓の音や炎の効果によって、身も心もすっきり。新しい運を取り込む体勢が整うようで、護摩に参列したあとには、大なり小なりよいことがあります。お勧めは、東京の深川不動堂。1日に数回行われており、お札をいただき特別にご祈祷していただく場合は規定の料金がありますが、参列するだけなら無料です。
深川不動堂のホームページ

  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 7
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます