寺めぐりの楽しみ
もともと寺とは、お釈迦様の教えを信じ、悟りを開くことを目的に修行する人たちが暮らす場所であり、一般の人に布教する場でもありました。しかし、今の日本人にとって、寺に行く目的は、大きく分けて次の三つです。1.お葬式、お墓参り、法事などの仏事
2.初詣や厄払いなどお参り
3.建物、仏像、庭園などを鑑賞する観光
1についてはひとまず置いておき、ここでは、より楽しくお寺めぐりをして、ついでにご利益をいただく方法をご伝授したいと思います。
仏像について少しだけ、勉強して出かけよう
阿弥陀如来はもっともよく見かける仏像のひとつです |
しかし、少し見慣れると、仏像にはいろいろな形があることがわかってきます。実は仏像の世界には会社と同じような組織があり、それぞれに異なる役割を持っているのです。
それがわかってくると、仏像ウォッチングは俄然面白くなってきます。
仏像の種類や見分け方に関しては、初心者向けの本もいろいろ出ているので、お出かけ前に一読してみましょう。携帯に便利なサイズのものもあるので、寺めぐりの旅に持っていくのもお勧めです。
京都では、代表的な寺をいくつかめぐると、仏像の世界の成り立ちと歴史がおおよそわかります。その際の参考書は、これをおすすめ!
・京都 仏像をめぐる旅
奈良では、京都よりも古い時代の仏像をたくさん見ることができます。古ければよいというものではありませんが、やはり、古代から人々の祈りを受け止めてきた奈良の仏像には、京都の仏像とはまた違う深い味わいがあります。その際の参考書は、これをおすすめ!
・奈良 寺あそび 仏像ばなし
庭園をゆっくり鑑賞しよう
京都、蓮花寺の庭園は、アメリカの日本庭園専門雑誌でもベスト10にランクインしている |
庭園にも、仏像と同じように、時代によってさまざまな形があり、少し慣れてくると違いがわかるようになります。以下のサイトなどを参考に、時代別の庭園をめぐってみて、それぞれの特徴をつかんだ上で、お気に入りを見つけましょう。