キムチ鍋やすき焼きは太る? 実は太りやすい鍋3選
キムチ鍋は太る?
寒い時期になると、体が温まる鍋料理が食べたくなりますよね。鍋料理は野菜をたくさん取れたり、さまざまな食材をバランス良く食べられたりと、ヘルシーなイメージがあるのではないでしょうか。しかし、鍋料理といってもさまざまな種類があり、一概に全てがヘルシーだということはできません。今回は、見落としがちな「実は太りやすい鍋」を3つ紹介し、併せてヘルシーに食べるための工夫もお伝えします。
甘辛ダレに要注意! 家庭料理の定番「すき焼き」
すき焼きは「好きなものを焼く」というわけではなく、農具の鋤(すき)が語源となっている、古くから存在する料理です。具材にはネギや白滝、豆腐と低カロリーの食材を使いますが、メインは牛肉です。
太りやすい鍋料理としてすき焼きを挙げた理由は、牛肉のカロリーが高いうえに、甘く仕上げるために調味料を多く使用するためです。甘味には砂糖やみりんが多く使われているため、一般的な鍋料理よりもカロリーが高くなってしまうのです。砂糖は大さじ1杯で35kcalほど。スプーンで何杯も加えると、すぐに100kcal程度まで上がってしまいます。すき焼きは食材だけではなく調味料でもカロリーが高くなるため、気づかないうちに高いカロリーを摂取してしまうというわけです。
使うお肉の部位次第? 意外と見落としがちな「キムチ鍋」
鍋料理の中でも人気があるキムチ鍋。キムチは健康的なイメージのある発酵食品であり、含まれているカプサイシンの作用がダイエットに向いているといわれることもあります。
確かにキムチに使われている唐辛子には、脂肪の燃焼を助ける効果を持つカプサイシンが含まれています。しかし、それ以上に気になるのはメイン食材の1つである豚バラ肉です。豚バラ肉は部位でいうとお腹の肉のことを指します。
豚バラ肉は脂肪と赤身が層状に重なっているため、高カロリーな脂肪を取り除くことができません。そのため、他の部位と比較すると豚バラ肉はカロリーが高くなってしまいます。
キムチはダイエットに良いイメージがあることから、キムチ鍋が太りやすい鍋として挙げられるのは意外かもしれません。その油断や安心感も、太りやすくなる原因の1つとなります。
鍋料理の新定番! 洋風「トマト鍋」にもご注意を
新定番「トマト鍋」は「チーズ」との組み合わせに注意
豆乳鍋やカレー鍋など、新しい鍋料理が近年続々と登場しています。その中の1つがトマト鍋です。トマト鍋は、野菜やお肉をトマトスープで煮込んだもの。これだけであれば特に問題はないのですが、食べ方によっては注意が必要です。
トマト鍋のおいしい食べ方として、チーズを入れて食べる方法があります。トマトとチーズは相性が良いのですが、チーズを入れると脂質が高くなるため、カロリーが上がる原因になってしまうのです。
また、シメにご飯と卵を入れてオムライス風にしたり、パスタを加えたりすると、摂取する糖質の量が増えてしまうため、体重増加につながるかもしれません。
ヘルシーに食べるためのポイントは?
まずは、食べ過ぎないことが大前提。鍋料理にはヘルシーなイメージがあるかもしれませんが、食べる量が多ければカロリーの取りすぎにつながってしまいます。その他に、以下のポイントを意識しましょう。
- 肉類は脂身の少ないものを
- 肉、魚は1人あたり100g程度まで
- 野菜、きのこ類はさまざまな種類をバランスよく
- 具材だけではなく調味料のカロリーも意識する
- 最後の〆はお楽しみ程度に
ヘルシーな印象の安心感から、つい食べすぎてしまうのが鍋料理の落とし穴。食べ過ぎないために材料を買いこまない、作り過ぎないことも体重増加を防ぐポイントといえるでしょう。
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