家計を見直して支出を減らす
収入がたくさんあれば簡単に500万円を貯めることができるかもしれませんが、50代になったからといって必ずしも収入が増えるわけではありません。そこで、まず取り組んでほしいのが家計の見直しです。家計の見直しは、年齢を重ねる、家族構成が変わることで支出の内容も変わってきます。ライフスタイルが変わったにも関わらず、そのままになってしまっている人も少なくないのです。いつも家計の見直しをしている人も、支出の内容に改めて注目してみてください。
基本的には、毎月の支出に無駄がないのかを見直していきます。日々の支出の見直しとしては公共料金、食費などがあります。
その他、定期的に出費しているものの中に不要なものがないか、チェックすることも大切です。一例をチェックリストにまとめましたので、確認してみてください。
~チェックリスト~
・通わないスポーツクラブ
・定期購読しているものの読まない新聞や雑誌
・価値を見出せないサブスクリプション
・やる気のないお稽古
・利用しないシェア・オフィスや自習室
・複数ある有料のクレジットカード
無駄だなと思うことがあったら、すぐに解約し、浮いたお金を貯蓄にまわしていきましょう。
普段の生活を見直し、お金を払っているもののチェックリストを作成してみましょう。そして、本当に必要なことかをチェックし、不要なモノやコトは解約します。そして浮いたお金は、貯蓄にまわしていきましょう
50代からのお金の貯め方
50歳から500万円貯めるというと、大きな金額のように思われますよね。とはいえ10年に分けて考えれば、1年で50万円貯めれば、10年後には500万円貯まる計算です。1年で50万円を貯めるには、毎月約4万2000円貯めていけばOK。もし、ボーナスから年間で20万円あてることが可能なら、毎月2万5000円貯めていけばOKですので、貯めるのが難しい金額ではないでしょう。
でも、このシミュレーションは、あくまでも50歳から始めた場合に限ります。
5年後の55歳から500万円貯める場合、1年で100万円貯める必要があります。この場合は、毎月約8万4000円貯めていかなければなりません。たとえボーナスから年間で20万円あてることができたとしても、毎月約6万7000円貯めていく必要があります。
このことからも分かるように、できるだけ早く貯蓄をスタートさせることが重要です。
500万円なんて絶対に無理と思っている人もいるかもしれませんが、貯める習慣ができれば、自然と目標の貯金額は達成できます。たとえ1万円、5000円であっても、まずは貯めることを習慣化することが大切なのです。
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