ホテル・宿のスパ／vol.７　徳島県・鳴門市　モアナコースト

文章 ： 大崎　百紀（All About「エステ・スパ」旧ガイド）

それぞれの客室の屋上は海を望むプライベート・ジャグジーバス

海沿いあるリゾートホテル。オレンジ色の看板は、イタリア料理「フィッシュボーン」の看板です。

「屋上には海を望むジャグジーバス」というＨＰ（http://www.moana.co.jp/stay/index.html）の写真に惹かれ、はるばる徳島までやってきました。

…と言いながら、実は羽田空港から1時間のフライト。私の自宅からはdoor to doorで超特急＆Easyの旅。私を引き寄せたその写真は、徳島県鳴門市にあるリゾートホテル、モアナコースト。

廊下を歩くと耳にクラシック音楽が届きます。

メゾネットスタイルのリゾートホテルで客室は8室のみ。「あくまでも10室以下にこだわったホテルを作りたかった」と、支配人の芝野光さん。フロント横から続く1本の廊下に8室が並んでいます。

「イタリアの家庭的なホテルを目指した」と言う芝野さんの言葉通り、静かでシンプル、だけどスタッフとすれ違うたび、温かさを感じられるホテルです。ホテルというより、高原にある家庭的なペンションのよう。でも、海も見える。山も見える。自然の中で、時間を忘れることができるスポットです。まさに、「リセットの旅」にうってつけ。

この階段を下りると、下のフロアにもベッドが2台あるのです。

階段を下りるともう1フロアあり、ベッドが2台ありました（ここでエステを受ける人が多いのだとか）。
そして、屋上には瀬戸内海を望むプライベートジャグジーバス。
客室内には充実したアメニティはもちろん、滞在中は無料というドリンクが入った冷蔵庫に、オーブンレンジ、フラットテレビに有線放送などが完備。それに、足浴用のフットバスまであります。フロントで好きなエッセンシャルオイルを貰って、私は何度も滞在中に足浴をしました。

地中海にある旅籠屋をイメージしたという客室はすべてメゾネットタイプ。１Ｆにはテーブル&チェア4脚に、ベッド2台。

嬉しかったのは、担当者に案内されて客室に入った瞬間すでに室内には波の音のＢＧＭがかかっていて(実は有線放送だったが)、なんだか音楽に導かれるように、一人になった瞬間から癒されたこと。

屋上にあるプライベートジャグジー。基本的に水着着用で。

チェックイン直後に、一人になってさびしくなることが多かったけれど今日はそれもなく、事前にお湯を溜めてもらっていたので(注：滞在中は基本的には自分で溜めることになっている)、屋上のジャグジーバスに入りました。

体もすっかり温まった頃に、下のフロアに下りて部屋に備え付けのバスローブを羽織り、フロントに「準備できました。いつでもＯＫです」とＴＥＬ。
「今からエステティシャン行かせます」。
そうなんです。部屋でエステが受けられるんです。


今からエステが受けられる！