31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は小田桐あさぎさん
「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、小田桐あさぎさんです
■小田桐あさぎさんプロフィール
今回の回答者:小田桐あさぎさん
1983年生まれ。2012年に出会って2週間の男性と結婚。第一子の妊娠中に「母、妻、社会人、女性、自分。すべてを自分らしく両立したい」という思いからブログを開設。独自の恋愛・家庭・仕事論が好評を博し、月間30万PVの人気ブログへ。誰もが持つ自分だけの魅力を活かして人生を謳歌する方法を発信中。著書に『嫌なこと全部やめたらすごかった』『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』がある。
Twitter:@asagiod
Blog:https://ameblo.jp/asagiblog/
お悩み:デートのお会計時、女性はどういう対応をするのが正解ですか?
お悩み:デートのお会計時、女性はどういう対応をするのが正解ですか?
私は、男性と対等なお付き合いをしたいです。一方で、婚活中のデートでは、男性におごってもらえたら嬉しいなという気持ちもあります。そのほうが、好意を感じるからです。
あとは、ドヤ顔で「男女平等だから割り勘で当たり前だ」と主張するような人や、「割り勘にしない女は調子に乗っている」と決めつけるような人は、器が小さくて嫌です。
とはいえ「対等に付き合いたいのに、おごってほしいというのは矛盾しているかな」とも思います。男性と対等にお付き合いしたい場合は、やはり割り勘にするべきなのでしょうか。
いつもはなんとなく空気を読んで、払ったり払わなかったりしています。正直、お会計タイムはなんとも居心地が悪くて苦手です。
結局、デートのお会計はどうするのが正解なのでしょうか。こうしておいたほうがいい、というのがあれば教えてください。
アドバイス1:おごられるのが好きなら好きと、堂々と表明するしかない
アドバイス1:おごられるのが好きなら好きと、堂々と表明するしかない
世の中には「男たるもの、絶対に女にはおごるべし」と考えている男性もいれば、「女性のヒモとして生きていきたい」と考えている男性もいます。
また女性側も、「一流レストランでおごってくれなければ異性としては対象外」という女性から、「ホストに貢ぐのが生きがい」という女性までいるわけです。
これらはすべて単なる個人の趣味趣向でしかなく、どんな考え方であっても、他人に「あなたは間違っている」なんて言われる筋合いはありません。
自分がどうしたいかを明確にした上で、その希望スタイルとぴったり合うパートナーを見つける。あえて言うなら、それが「正解」です。
その結論がたとえ世の中的に不正解というか、良い印象を持たれないような状態だったとしても、2人さえ満足していれば、他人がとやかく言う筋合いなんてありませんよね。
なので、あえて「こうしたほうがいい」という話をするとしたら、「私はこういう男性が好きです」とハッキリ表明すること!
つまり「おごってくれる男性が好き」なのであれば、「おごってくれる男性が好き」だと、言葉でも行動でも堂々と表明するしかないと思います!
公言しておくことで、「おごってほしいなんて言語道断!」と思う男性は自然と離れていき、「女性にはおごってあげたい」と思う男性だけが残るはず。その、残った男性と付き合えばいいのです。
アドバイス2:「おごられる=上下関係が発生する」という考え方はナンセンス
ちなみに私も対等な関係性が好みなのですが、「おごり・おごられ問題」と「対等なパートナーシップ問題」を関連させて考えたことはありませんでした。というのも、対等な付き合いというのは、「互いを尊重し合う」関係性であり、「どちらか一方が偉いとか、どちらかのためにどちらかが犠牲になることがない」関係性のことですよね。
麻美子さんは「対等に付き合いたいのに、おごってほしいというのは矛盾しているかな」と思われているようですが、関係性が対等であることと、支払う金額が同額であることは、イコールではないのでは……?
たかが数千円おごったくらいで、自分を尊重しろとばかりに上から来るような人がいたら、それこそ怖いです!(笑)
とはいえ「おごられると、何か別の形で返さなければいけない気になってしまう」という気持ちも、わからなくはないのですが。
その場合は、自分の中でいくらまでだったら恐縮せず、対等という感覚を保ち続けられるかを、一度考えてみてもいいかもしれません。
さすがに十円単位で多く出してもらったときに、「おごられた!対等じゃなくなった!」とは思わないはずです。それなら、百円ではどうか?千円では?と考えてみてください。
それによって、「自分とのデート」に対して自分自身がどれくらい価値のあるものだと認識しているのかがわかります。
私の友人で、若いのにかなりの資産家の男性と結婚した女性がいるのですが、彼女は初デートでも財布を持っていかなかったそうです。
それに対して彼から「財布も持ってこないって……」と小言を言われたそうですが、「え?会いたいって言ったのはあなただよね?会いたいっていうからわざわざ来たんだけど?」って答えたら、彼も納得していたそうです(笑)。
このように、自分のスタンスを包み隠さず表明しておくことで、価値観の合うパートナーがちゃんと見つかります。
ちなみに私自身は、割り勘派の男性であっても、そのことが原因で嫌いになったりはしません。
が、特に独身時代の私の場合はシンプルに本気でお金がなかったので(厳密にいえばあるのですが、自分に使いたいため、デート代に使うお金はないのです)、「行きたいけど、お金ないからいけない(涙)」と伝えていました。
そのため、おごってくれない人とは自然消滅しがちで、結局、おごってくれる人が自然に残るようになっていました(笑)。
私は別に、相手のスタンスを否定はしていません。ただ、そういう相手と私とはマッチングしなかったという、ただそれだけのことなんですよね。
ところで余談なのですが、私は自分のyoutubeチャンネルでも動画をいくつ上げていまして。その中に「男性ならおごって当然でしょ?と思ってしまう」という質問に対して回答した動画があるんですね。
動画の内容は、私が「男性はおごって当然」と思っているという内容ではないのに、サムネイルだけで「こんなブスな女にはおごりたくない!」とか、「バカ女。男性がおごって当然の理由を述べよ!!」とか、批判コメントがたくさんついたんです。見つけ次第削除しているので、みなさんの目に触れることはありませんが(笑)。
私はそういったコメントを見るたびに、割り勘派くらいならまだいいとしても、「女性にはおごってたまるか!」と躍起になっている男性というのは、まず間違いなく貧乏だろうし、人の動画をきちんと確認せずに批判するようなやばい人が多そうだから、今後も絶対に近づくのはやめておこうと固く決意しています(笑)。
また、おごりたい男性は「俺についてこい!」なオラオラタイプかもしれない、それは嫌だ、という声も聞こえてきそうですが、それも必ずそうとは限らないよなー、と思います。
私はデートをしたときはだいたいおごってもらっていましたが、むしろ私についてきてくれる優しい男性ばかりでしたから。
万が一、おごったことを理由に嫌な見返りを求められたら、普通に「嫌です」って言えばいいと思いますよ!
アドバイス3:おごってくれたら「ありがとう」を思いきり伝えること!
それから、おごられる際のポイントというか、私が心がけていたことなのですが、お会計のときは必ず先に「今日は本当に楽しかった!ご飯もおいしかった!本当にありがとう!」と伝えていました。狙ってやっていたわけではありませんが、そのおかげでスムーズに、気持ちよくおごってもらえていた気がします。
というのも、男性は基本的にヒーロー願望があるので、自分がしてあげたことに対して女性が喜んでくれたら、それが何よりもうれしいんですよ!
ですので、男性を本気で楽しませようと思ったら、女性は女性自身が楽しんで、それを表現するのが一番です。
(このあたりは別記事「男性から溺愛されるド本命彼女になるには、どうしたらいいですか?」をお読みいただければと思います。あるいは拙著の『嫌なこと全部やめたらすごかった』でも語り尽くしているので、ぜひご覧ください!)
女性側はおごってもらってうれしいし、男性側はおごったことで喜んでもらえてうれしいし、となったらもうWIN-WINだし、そこに上下関係が発生する余地なんてありませんよね。
麻美子さんはぜひ、おごられることに身構えず、気持ちよくおごってくれる男性とのマッチングを目指していただけたらと思います! 応援しています!!
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Q.付き合う前にセックスはNG?でも体の相性も気になります
Q.幸せそうな既婚者が周りにいないので、結婚したいと思えません
Q.婚活中、付き合いたいと思えるような人に出会えません