住宅ローンの借り換え・返済

住宅ローンの返済がきつい、そんな時どうする?

お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、住宅ローンの返済が厳しくなった時の対応について専門家が回答します。専門家に質問したい人は、コメント欄に書き込みをお願いします。

井上 陽一

執筆者:井上 陽一

福岡発信のマネープランガイド

  • Comment Page Icon
お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、住宅ローンの返済が厳しくなった時の対応について専門家が回答します。
 

Q:コロナもあり住宅ローンの返済がキツくなったら?

「コロナ禍もあり住宅ローンの返済が厳しいのですが、どんな対応がありますでしょうか?」(35歳・男性・神奈川県)
 

A:まずは金融機関へ返済の猶予を相談してみましょう

まずは、住宅ローンを借りている金融機関へ返済の猶予を相談してください。金融機関ごとに対応は異なるようですが、無審査で半年~1年の間、元金の返済を据え置きしてもらえるところもあります。その期間は利息だけを支払えばよいことになります。
 
次に返済条件変更です。これも借入先への相談が必要です。返済期間の延長をしてもらうことで毎月の返済額を減らすことができます。ただし、金融機関が応じてくれるとは限りません。
 
返済猶予や条件変更後も生活が厳しく資金が必要な時は、市区町村の社会福祉協議会で申請できる生活福祉資金の特例貸付を優先して利用するとよいでしょう(ただし、申請期間が定められていて、期間を過ぎると利用できなくなります)。新型コロナの影響で収入が減少したなど一定の要件を満たせば、無利子でお金を借りることができる制度です。

緊急小口資金と総合支援資金の2種類があり、前者は一時的な生活資金として最大20万円、後者は生活立て直しまでの生活資金として月20万円(単身の場合は15万円)を3カ月分まで借りることができます。償還(返済)期間は、緊急小口資金が2年、総合支援資金が10年です。
 
以上3つの対応策を紹介しましたが、いずれも対症療法です。猶予期間中に立て直さないと同じことを繰り返すことになります。早急に家計の現状・問題点を把握し、削れるところは削り、足りなければ収入を増やすべく行動し、コロナに負けない強い家計を作ってください。

※お金について専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

【関連記事をチェック!】

住宅ローンの頭金はいくら準備したらいいですか?
金利0.02%……定期預金に預ける意味ってありますか?
退職金がない会社に勤務。老後に向けて今からやっておくべきことは?
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます