良い脂肪と悪い脂肪
牛脂は一価不飽和脂肪酸も多いのですが、飽和脂肪酸も多いのが玉にきずです。 |
<BAD!>
1.飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)
=動物性脂肪や一部の植物性油脂
常温では固まっていることが多く、肉類や一部の植物性油脂に多く含まれています。取りすぎると血中コレステロールや中性脂肪を増やし、いわゆるドロドロ血を作る脂肪です。ダイエット中も取りすぎに注意したい(減らしたい)脂肪です。
オリーブオイルの各脂肪の割合です。緑(一価)がやたら多いのが特徴です。 |
<GOOD!>
2.一価不飽和脂肪酸(いっかふほうわしぼうさん)
=オリーブオイルや菜種油など
オリーブオイルや菜種油などに比較的多く含まれている油です。悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化を予防する働きが注目されておりダイエット中もオススメできる脂肪です。悪玉コレステロールを減らしても、善玉コレステロールは減らしません。
いわしの各脂肪の割合です。これを基本形と思って他の食品の脂肪を見比べてください! |
<GOOD!>
3.多価不飽和脂肪酸(n-3系)
=魚に多く含まれる脂肪
脳の発育や機能維持に役立つといわれるDHAや、血液をサラサラにして動脈硬化を予防するEPAなどの脂肪(酸)が含まれるグループです。魚類に多く含まれており、こちらもダイエット中にオススメできます。
<注意!>
4.多価不飽和脂肪酸(n-6系)
=リノール酸
コレステロール値や血圧を下げる効果が注目され、以前は多く摂取することが勧められていた脂肪です。ところが、悪玉コレステロールだけでなく善玉コレステロールも減らしたり、アレルギー症状を助長することなどが知られるようになり、最近では取りすぎへの警鐘がならされています。ダイエット中も摂りすぎに注意したい脂肪です。
次ページでは、ダイエット中の上手な脂肪の減らし方、摂取方法をご紹介します!
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