教科書の売買に特化したフリマアプリ「Textrade」ってどんなもの？出品方法や注意点は [メルカリの使い方] All About

学校教育で必ず使う教科書。小中学校は義務教育のために無料で使うことができますが、高等学校以降は自分で買うことになります。特に大学生になると、1冊の値段が高くなりますよね。筆者の息子も今年大学生になったのですが、1年生の前期の授業だけでも教科書代は1万円以上かかりました（高校の時には年間で1万円以下でした）。

大学や学部によってはさらに教科書が高くなり、学生や親たちの負担が大きくなります。そんな時に使いたいのが、大学生向けの教科書を専門に扱うフリマアプリ「Textrade（テキストレード）」です。

「Textrade（テキストレード）」とは？出品していいものは？

出品可能な商品を確認しよう

Textradeは、大学生が使う教科書の売買に特化したフリマアプリです。そのため出品できるのは教科書と大学の授業に関連するものに限られています。資格試験の参考書や問題集、TOEICなどの問題集はOKです。

その他のものは出品禁止となっていて、違反をすると運営側が削除することもあります。2021年6月現在は日本全国の257大学に対応していますが、この数は今後も増えるのではないでしょうか。

出品方法は？

学部分野や授業名も入力

出品に関しては非常にハードルが低く、一般的なフリマアプリとほぼ同じ手順で出品できます。写真を撮って教科書のタイトル名や商品説明を書くのは同じです。ただし大学生向けということで、学部分野や授業名を入力するなどの違いがあります。

配送方法・売上金の受け取り・手数料について

配送方法を選ぶ

配送方法に関しては、ゆうメール、レターパック、普通郵便、クロネコヤマト、ゆうパケット、未定から選べます。メルカリなどが使っている匿名配送は現時点では対応していません。売上金はAmazonギフト券か銀行振込で受けとることができます。手数料は販売額の10％です。

買うときの注意点は？

支払い方法

筆者がこのフリマアプリを見たとき、息子が使えるのではないか？と思いました。現在息子は大学生なので、今後も教科書は必要になってきます。しかし、ここで気になったのは決済方法。ホームページを見ると、決済方法が限られていたのです。

学生の場合、クレジットカードを持っていないこともあるので、他の方法でないと支払いができないのではないか？と思ったのです。その点に関してはクレジットカード以外でもデビットカードやプリペイドカードでの支払いも可能です（ただしカード発行会社によっては使えない場合もあります）。詳しくは「Textradeでのデビットカード・プリペイドカードの使用について」を参照してください。

とはいえ、大学生がこれらのカードを持ち合わせているとは限りません。実際に筆者の子どもはクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードを持っていないのです。そうなるとこのフリマアプリで教科書を買うことができないと思って、運営サイドに質問してみました。結果……。

「学生本人が支払いができるカードを持っていない場合には、保護者がアカウントを作って代わりに教科書を購入するというのが最もスムーズな流れ」

とのことでした。保護者にとっても教科書を安く買えるのであれば、このようなアプリを使っていきたいですよね。

専門性を持ったフリマアプリに関しては、ゴルフ用品や釣具の専門フリマアプリなどがあります。メルカリやPayPayフリマ、ラクマなど総合的なフリマアプリがある一方で、より専門的なフリマアプリが出てくるのは、探す方にとってもメリットがあります。

このフリマアプリを使えば欲しい商品がある！と思えますし、実際にマニアックな商品などが集まることもあるからです。Textradeはサービスが始まって間もないので、まだ出品されている教科書は少ないというのが正直な感想です。もしかしたら前期の授業が終わる7月や、卒業式を迎える3月になると出品が増えるのかもしれませんね。そうすると、取引も活発になってくるのではないでしょうか。

なお、Textradeは2021年6月現在はiOS版のみ提供中。Androidには対応していません。