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長期ダイエッター必見! 日本人の栄養所要量(ビタミン)(3ページ目)

特にダイエット中はビタミン不足に気をつけたいものです。ところがだからといってやみくもにサプリメントに手を出しては帰って不健康になることも…。適量がどれくらいかぜひチェックしておきましょう!

執筆者:河口 哲也

ビタミンB2
別名「発育ビタミン」と呼ばれ成長のために不可欠なビタミンです。欠乏症として口内炎や眼膜炎、皮膚炎などが知られ、皮膚のトラブルが多い方は特に不足に注意しましょう!脂質の代謝にも関係が深く、ダイエット中は特に十分な摂取がすすめられます(だからといって大量に摂取すればやせるというものではありません、しつこいですが念のため…)。ビタミンB1同様に体に貯蔵することが難しいため、こまめな摂取が必要です。なお、過剰症の心配はありません。

☆多く含む食品☆
内臓類、うなぎ、かれい、ぶり、しじみ、うに、納豆、アーモンド、さば、卵、いわし、牛乳、ヨーグルト、モロヘイヤ、アボガド


ナイアシン
糖質や脂質、たんぱく質の代謝に不可欠なビタミンで、欠乏するとペラグラと呼ばれる皮膚病を発病します。別名は「ニコチン酸」や「ビタミンB3」ですが、ニコチン酸ではタバコのニコチンと勘違いしやすく、B3ではB1とかB2とかビタミンBシリーズがたくさんあるので混乱しやすいためナイアシンと呼ばれることが多いようです(余談です)。飲酒などの生活習慣で必要量が増えますので愛酒家は摂取不足に注意が必要です。極端な過剰症はありません。

☆多く含む食品☆
かつお、たらこ、落花生、まぐろ、かじき、内臓類、のり、わかめ、さば、ぶり、いわし、大豆、肉類、玄米、小麦、そらまめ


ビタミンB6
たんぱく質の代謝にかかわるビタミンで、欠乏すると皮膚炎や口内炎、貧血、脂肪肝になります。たんぱく質の摂取量が増えると必要量も増えるという特徴があるため、例えば低インシュリンダイエットやおかずだけダイエットなど肉の摂取量が増える傾向にあるダイエットに挑戦する方は特に摂取量に注意してください。長期の大量摂取でまれに神経障害が起こることもあるため、サプリメントを常用している方は許容上限摂取量にも注意が必要です。

☆多く含む食品☆
かつお、いわし、さけ、ひらめ、大豆、さけ、内臓類、くるみ、バナナ、玄米、まぐろ、落花生、肉類、ジャガイモ、卵

葉酸
他のビタミンと協力して赤血球、たんぱく質、遺伝子の合成などに関与するビタミンです。欠乏すると口内炎や貧血、不眠などになりやすく、その他細胞の合成に問題を生じます。通常の食生活では不足することはないといわれていますが、食事量を制限したダイエットでは不足することも考えられます。極端な過剰症は知られていませんが、サプリメントで摂取する場合は念のため許容上限摂取量に注意しましょう。

☆多く含む食品☆
内臓類、大豆、えび、ほうれんそう、肉類、いんげんまめ、落花生、あずき、アスパラガス、かに、パン、にんじん、いちご

ビタミンB12
葉酸と協力して造血にかかわるビタミンで、欠乏すると赤血球が減ったり、異常に巨大な赤血球ができて悪性貧血になることが知られています。しかしながら、所要量をみても分かるようにその必要量はきわめて少なく、卵や乳製品も食べない厳格な菜食主義者でもない限り(植物中にビタミンB12は存在しませんので)不足することは考えにくいビタミンです。逆に言えば厳格な菜食主義のベジタリアンダイエットを行う場合はサプリメントで補充する必要があります。過剰症は知られていません。

☆多く含む食品☆
内臓類、かき、さんま、にしん、あさり、帆立貝、さば、いわし、肉類、卵、たら、チーズ、うなぎ、えび、ソーセージ、のり

次ページへつづく…
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