たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどの成分を比較
ミネラルを見てみます。ご覧の通り、現代人に不足しがちなカルシウムをはじめ、カリウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラルを豊富に含むことが分かります。最近では錠剤タイプのサプリメントでこれらのミネラルを補給する人が増えているようですが、大豆はそれらに決して劣らない自然のマルチサプリメントであると言えます。
次にビタミン類を見てみると下表のように。
糖質の分解、脂肪の燃焼(要するにダイエット)に必要なビタミンB群を豊富に含み、細胞の酸化(老化)を抑制し、心疾患や脳梗塞を予防するビタミンEも豊富に含むことが分かります。
以上のことから、大豆はそれだけでも豊富な栄養素を含み、人間にとって完全な食品に近いものであることが分かります。
レチシン・大豆サポニン・イソフラボンにも注目
さらに、参考までに大豆に含まれる他の有用成分についても紹介すれば以下のようなものが挙げられます。【レシチン】脳内の情報伝達物質のアセチルコリンの元で痴呆症の予防に有効。その他血管壁についたコレステロールや脂肪を溶かし排除する働きがあるため、動脈硬化や高血圧を防ぐことが知られています。
【大豆サポニン】大豆に含まれる渋み苦味の主成分で、コレステロール、中性脂肪を低下させます。血管内で過酸化脂質による血栓をつくりにくくするため、動脈硬化を予防します。肝機能障害の改善にも効果があり。また、最近ではガンやエイズウイルスに対する有効性も注目されています。
【イソフラボン】大豆胚芽に多く含まれるポリフェノールの一種。体内で女性ホルモンと似た働きをするために骨密度の低下を防ぐことが知られています。特に女性に有用な成分。
【大豆オリゴ糖】少量で善玉の腸内細菌を増殖させる働きがあります。
味噌汁は、主食を選ぶ力や具の力も見逃せない!
味噌汁のひみつ
一つ目は先ほどまでお話した「味噌の力」。
二つ目は「主食を選ぶ力」。
三つ目は「具の力」です。
では、「主食を選ぶ力」とは?
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