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疲労感を増加させるNG行為…やってはいけないダイエット習慣5つ!

ダイエットに励む人も多いと思いますが、ダイエットをしたことで「余計に疲れた」という声も。間違ったダイエット習慣によって、せっかくのダイエット計画が疲労感でいっぱいにならないために、NGダイエット習慣を5つご紹介したいと思います。「疲れやすい」、「しんどい」と感じたら要チェック

和田 清香

執筆者:和田 清香

ダイエット・ボディケアガイド

疲労感を増加させる……5つのNGダイエット習慣とは

疲労感を増加させるダイエット習慣

疲労感を増加させるダイエット習慣

「コロナ太り」というワードが話題になって久しく、ダイエットに励む人も多いと思いますが、間違ったダイエットによって「疲れる」、「イライラする」、「何もやる気が起きない」という声をちらほら耳にすることも多いのが現状です。
 
そこで今回は、せっかくのダイエット計画を台無しにしてしまったり、疲労感を増加させてしまう間違ったダイエット習慣を、ウェルネス&ダイエットエキスパートの私が5つご紹介したいと思います。知らぬ間に意外とやってしまう、よくあるNG習慣を事前に知っておくことで効率よくダイエットできますよ!
 
<目次>
 

NGダイエット習慣1. 実現不可能な目標を掲げる

無理のない目標設定が大事

無理のない目標設定が大事

まじめな人ほど、「週5でジムに通う」、「糖質はすべて断つ」、「全部オーガニック食品にする」といった厳しいルールを自分に課しがちですが、そんなルールを一生守ることができるでしょうか? 最初に実現不可能な目標を掲げてしまうと、どうしても避けられない状況が発生した時に、必要以上に自分を責め、罪悪感に陥り、心身ともに疲れきってしまいます。

ダイエットを始める際は「このダイエットは一生続けられる?」と自分に問いかけ、「YES!」と答えられるものだけ取り組むことが大切。また、実行できる範囲の小さな目標を立てることも重要です。

例えば、体重であれば1カ月に1kg程度痩せるのが理想なので
・「減量」→「運動をしてキレイなボディラインになる」
・「食べない」→「健康的でバランスのよい食事を摂る」
・「甘い物は絶つ」→「ひと口だけゆっくり食べる」
というポジティブなルールに代えてみましょう。

「〇〇はダメ&NG」といったようなルールではなく、ポジティブな言葉に置き換えたルールのほうがストレスなく実行でき、続けやすくなります。
 

NGダイエット習慣2. 糖質や脂質を排除しまくる

ヘルシーな食材に置き換える方法を学ぼう

ヘルシーな食材に置き換える方法を学びましょう

糖質制限でダイエットを成功させる事例は多いですが、人間には1日に約170gの糖が必要とされています。そのうちの120gは脳で、30gは全身に酸素などを運ぶ赤血球のエネルギー源として消費されるといわれているので、糖質は生命を維持するために欠かせない栄養素です。

糖質を食生活から排除してしまうと、タンパク質を構成しているアミノ酸を肝臓が糖に作り変えるというシステムが働き出すため、肝臓に負担がかかりますし、体は自分の筋肉を分解してアミノ酸に変えていくため、筋肉量がどんどん減ってしまい疲労感にもつながります。
 
また、糖質以外の大好きな食べ物でも完全に排除する必要はありません。排除する代わりに、ヘルシーな食材を上手に活用して食生活に取り入れる方法を学びましょう。

例えば、クリーム系の味付けが好きな場合は、生クリームやバターの代わりにアボカドやヨーグルトを活用する、揚げ物が好きな場合は、砕いたナッツを衣代わりにしてオーブンで焼くようにすると良いですよ。
 

NGダイエット習慣3. 食事を飲み物のみに置き換える

飲み物だけダイエットを続けるのはNG

飲み物だけダイエットを続けるのはNG

スムージーや野菜ジュースだけを食事代わりに摂取する人も多いですが、これだけでは必要な栄養素が摂れないことが多いため、長期で行うのはNGです。
 
スムージーは、たとえグリーンスムージーといっても素材の大半は柑橘類やバナナ、キウイなどの果物で、小松菜やセロリなどの野菜の比重は全体量のなかでは少なく、糖分の摂り過ぎやタンパク質不足などによる不調に陥りがちです。また、市販の野菜ジュースなどには甘味料が使われていることもあるため、たくさん飲んでしまうとなると注意が必要です。
 
また、咀嚼を必要としない液体のスムージーや野菜ジュースは、消化しやすいというメリットはありますが、食道、胃、腸などの内臓も筋肉でできているので、固形物を摂らない習慣が続いてしまうと消化能力が低下し、内臓の老化にもつながります。

さらに、冷たい状態で飲むことは体を冷やすことにも! 冷えはダイエット&美の大敵なので、ダイエットをして美しく健康になりたいのに、冷えによる疲労やむくみなど、逆に不調のスパイラルを生んでしまう可能性も大です。

お酒を飲んだ日の翌日や暴飲暴食が続いたときなど、胃腸が弱っている時に数日間プチ断食として行うのはOKですが、長期で実践するのは控えましょう。
 

NGダイエット習慣4. 過剰なエクササイズ

運動も少しずつでも続けることが大事

運動も少しずつでも続けることが大切

何事もやり過ぎはデメリットのほうが目立ってしまいます。

「1日に〇km走らないと気持ちが悪い!」「ダンベルを〇回上げる」「スクワット100回」など、過剰なエクササイズを長時間&長期間続けることによって疲れが蓄積し、慢性疲労の状態になってしまいます。

こういった状態でも深刻にとらえず、調子を上げるためにさらにエクササイズに励んでしまうと、いつも通りのパフォーマンスが発揮できなくなるだけでなく、日常生活でも体が重く感じたり、不眠や不安、集中力低下なども起こってしまいます。

エクササイズも食生活と同様に、最初は無理なく毎日のスケジュールに取り入れることができる現実的な目標を立てることが大事です。「頻度や回数を増やすことは、余裕が出てきたらいつでもできる!」ぐらいの心身の余裕を持って取り組みましょう。
 

NGダイエット習慣5. 体重に支配される

体重は目安ぐらいに考えよう

体重はあくまでも目安として考えましょう

ダイエット中の体重チェックは必須ですが、体重だけにとらわれる必要はありません。どんなに食事や運動に励んでも、体重が減り続けるということはあり得ません。ダイエット中でも体重が上下する可能性は大いにあり、ある日体重が減ったとしても、次の日には増えてしまうことはよくある話。特に女性はホルモンの関係から、生理前後の体重の上下はかなりあると考えて良いでしょう。

そんな理由から、体重の増減に一喜一憂せず、ムダに落ち込むことを避けるためにも、体重計に乗るのは週1回程度がオススメです。

そして、体重よりも鏡に写るボディラインの変化や、体調の良しあし(冷え、便秘、睡眠など)に目を向けることのほうが、長い目で見たらリバウンドしないヘルシー美ボディに近づくことになるでしょう。
 
自分にも当てはまる内容はあったでしょうか? 疲れない健康的な体と心をキープしてこそ、ダイエット成功が叶います! ぜひ確認してみてくださいね。

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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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