冬の北海道で子連れスキーを楽しもう!
冬の北海道へ家族でスキー旅行へ!
冬の雪体験は子どもにとっても特別なもの。恐怖心を抱かせることなく、雪の楽しさを体感させるなら、上質なパウダースノーの北海道がおすすめです。
今回はファミリー向けのサービスが充実している「星野リゾート トマム」をレポート。実際に現地で体験してきた魅力をあますところなくご紹介します。
【INDEX】
≪ホテル≫
- 全室スイートルームのホテル「リゾナーレトマム」
≪アクティビティ≫
- 上達が早い!星野リゾート式スキーレッスン「雪ッズ70」
- 豪快アトラクション「雪上バギーツアー」
- 幻想的な氷の街「アイスヴィレッジ」
- 自然が作る絶景「霧氷テラス」
- 常夏の波プール「ミナミナビーチ」
≪グルメ≫
- 北海道イタリアン「OTTO SETTE TOMAMU」
- 「OTTO SETTE TOMAMU」の無料託児サービス
- カジュアルグルメも充実!
全室スイートルームのホテル「リゾナーレトマム」
ノース棟とサウス棟からなる「リゾナーレトマム」
新千歳空港から約100分、リゾートライナーで直行できる北海道最大級の滞在型リゾート「星野リゾート トマム」。約1000ヘクタールの広大な敷地にはホテルが2つあります。ひとつはエリアの中心にある全535室の「ザ・タワー」。もうひとつが、山の中腹にある今回宿泊した「リゾナーレトマム」です。
1フロアに4部屋しかない贅沢なつくり
「リゾナーレトマム」は全200室で、全室100平米以上のスイートルーム。窓の外には日常を忘れるようなトマムの壮大な大自然が広がっています。
展望ジェットバスとサウナ完備
部屋にはジェットバスやサウナもあり、パパやママは日頃の疲れをのんびりいやすことができます。
トマムの夏の名物雲海をイメージした「雲スイートルーム」
なかには雲をイメージしたユニークなデザインの客室も!
スイートルームを改装した「デザインスイートファイブ」
いろいろな客室タイプがあるので、家族の人数や気分で合わせて選べます。
「プラチナム」での朝食イメージ。フレンチトーストはトマムで飼育している牛から搾った「トマム牛乳」を使用。そのままの牛乳もぜひ
リゾナーレトマム宿泊者専用のレストラン「プラチナム」での朝食も至福のとき。その場で作ってくれるフレンチトーストはふわっふわで感動します。おなかに余裕があれば、味噌コーン仕立ての朝ラーメンもおすすめ!
上達が早い!星野リゾート式スキーレッスン「雪ッズ70」
リゾナーレトマムから見たトマムスキー場。水分が少なく雪合戦の玉が作れないくらいサラサラのパウダースノー
おいしい朝食でおなかを満たしたら、いざゲレンデへ。「星野リゾート トマム スキー場」には29のコースがあり、初心者から上級者まで楽しめます。
やさしく教えてくれるのでスキーデビューのお子さまも安心!
極上のパウダースノーという好環境のなか、子どもにスキーを上達させたいと思ったら、3~12歳対象の「雪ッズ70」が近道!
「雪ッズ70」とは、スキー上達までのステップを70の細かな項目にわけ、それらを実践しながら着実に実力を付きていく星野リゾート式オリジナルスキーレッスンのこと。「スキーを履く準備ができる」など基本的なところから始めて、最後は「急斜面をショートターンで滑ることができる」ことを目指します。
子どものレベルに合わせてレッスンが進む「雪ッズ70」
「雪ッズ70」はすでに「アルツ磐梯」と「リゾナーレ八ヶ岳」でおこなわれていましたが、2019-2020シーズンから「トマム」も仲間入り! プライベートレッスンが「雪ッズ70」に対応しました。
今回10歳の娘と体験してみました。娘はすでに何度かスキーはやっていてボーゲン練習中といったレベルでしたが、子どものレベルにあったコースやスピード選びが絶妙。細やかで的確なアドバイスのおかげで娘もとても楽しそうでした。
森の木々を生かしたコースを走り、迷わずゴールを目指す「森の迷路」
ゲレンデに楽しいしかけがたくさんあるのもトマムの魅力。コースの脇にある鈴をストックで鳴らしながら滑る「ベルベル」、自然のコースのなかに作られた「森の迷路」など、楽しみながら自然に技術を習得できます。レッスンでもそれらをうまく取り入れてくれていて、娘は2時間でみるみる上達しました!
「雪ッズ70」のカルテ。「星野リゾート アルツ磐梯」と「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」でも共通で使えるので、次にほかのリゾートにいったときに効率的にレッスンが進められる
レッスン後はどこまで上達したかわかる「雪ッズ70カルテ」がもらえます。目に見えて成果がわかることは娘のやる気アップにもつながった様子。楽しく充実した時間でした。
豪快アトラクション「雪上バギーツアー」
豪快なバギードライブを家族で満喫「雪上バギーツアー」。ガイドさんが運転してくれるので安心。子どもが小さければゆっくり走ってくれるので大丈夫
スキー以外のアクティビティも多彩。家族で楽しむなら、雪を全身で感じられる「雪上バギーツアー」がおすすめ。雪の上をバギーで豪快に走り抜けます。すこしスピードをあげると、左右から雪が吹き込んできてスリル満点!
ふかふかのパウダースノーが気持ちいい!
途中、誰も足を踏み入れていない真っ新なパウダースノーで遊ぶ時間もあり、子どもも大喜び!
「何の足跡かな?」
さらに森の散策では、ネズミ、キツネなどたくさんの動物たちの足跡、シカが角を研いだ痕、ヒグマの爪痕、エゾリスの巣などを見ることができました。すぐ隣に自然がある、動物たちのすみかの森に入らせてもらっていることを実感できるいい経験でした。
幻想的な氷の街「アイスヴィレッジ」
「アイスヴィレッジ」。毎晩19:30から花火が上がる
日が暮れたら、冬季限定の氷の街「アイスヴィレッジ」へ。かまくらのような11棟のドームは青い光に照らされ、とても幻想的。内部はそれぞれベーカリーやスイーツショップ、バー、雑貨屋さん、氷のホテルなどになっていて、ぶらぶらお散歩も楽しいです。
「氷のSweets Shop」でジェラートづくりを体験。ミルクはトマム牛乳
「氷のSweets Shop」では、ジェラートづくりが体験できます。液状のミルクを氷の板の上でのばしてこねると、外気の寒さと板の冷たさで少しずつ固まりジェラートに。作り立てのジェラートはほどよい甘さで、濃厚でありながらさっぱりした味わいです。
氷の楽器をたたいたりすったりして音色を楽しめる「氷の楽器屋」
ほかに雪の結晶を使ったアクセサリー作りを楽しめる「氷のアトリエ」や氷の楽器を演奏できる「氷の楽器屋」なども子どもに人気。スケートや滑り台、チューブ遊びもファミリーにおすすめです。
自然が作る絶景に感動「霧氷テラス」
幻想的な「霧氷」の絶景が広がるトマム山。霧氷がみられる確率は6~7割程度
冬の寒さが厳しいトマムでは、運がよければ、自然が織りなす美しい絶景「霧氷(むひょう)」を見られることも。霧氷とは、氷点下2~10前後のとき、空気中の水分や霧が樹木に付着する現象で、キラキラ輝く木々がとてもキレイです。
霧氷テラスの展望スポット「Cloud Walk(クラウドウォーク)」
トマム山の山頂には、霧氷鑑賞用の「霧氷テラス」があり、「Cloud Walk(クラウドウォーク)」や「Cloud Bar(クラウドバー)」などの展望スポットが完備されています。
常夏の波プール「ミナミナビーチ」
浮き輪などのレンタルもある「ミナミナビーチ」
まだまだ遊びたい元気なキッズには常夏のプール「ミナミナビーチ」もおすすめ。30×80メートルの巨大なプールで30分に1回、波が出ます。窓の外に雪を見ながらプールで泳ぐのも非日常的な体験。大浴場も同じ建物内にあり、開放的な気分で雪見風呂を楽しめます。
北海道イタリアン「OTTO SETTE TOMAMU」
2019年7月にオープンした「OTTO SETTE TOMAMU」
さて、北海道といえばやっぱりグルメもお楽しみ。同リゾートに滞在したら、ぜひ足を運びたいのが、リゾナーレトマム サウス棟31階にあるイタリアンレストラン「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」。北海道の旬の食材を使ったイタリア料理のフルコースを楽しめるレストランです。
冬のコースの一品「海の太陽」は、甘味と香りのよい雲丹とリーキのパンナコッタ、コンソメゼリーを合わせたもの。3層の食感を同じにすることでまとまりのある仕上がりに
東京のフランス料理店などで経験を積んだ武田学シェフは、旭川市出身。北海道の食材のすばらしさに魅了され、地元の北海道に戻ってきました。素材の持ち味を生かすのは、イタリアと日本の料理に共通する点だそう。フレンチ出身なのでフレンチの手法も生かしながら、雲丹や白子、昆布出汁など日本らしい食材を見事なイタリアンへと昇華させています。
ワインとのペアリングコースもおすすめ。イタリアで作られた自然派ワインを軸に、地元北海道のワインも。写真は余市産のブドウを使ったこことあるシリーズ「ぴのぐり」。バターソテーしたクリーミーなタラの白子と相性抜群
子どもは7歳以上であれば利用可能。大人と同じコースのみですが、素材の持ち味を生かした滋味深い味わいは子どもの舌にもやさしく寄り添い、娘も初めてのフルコースという非日常感体験や一皿ごとの味の繊細さに感動しながら、もりもり食べていました。
「OTTO SETTE TOMAMU」の無料託児サービス
ハンバーグをメインにしたキッズメニュー。食事中は食器やカトラリーの使い方も教えてもらえる
子どもが未就学児のパパママにうれしいのが、無料の託児サービス。「OTTO SETTE TOMAMU」利用者を対象に、2~6歳の子どもを預かってくれます。しかもオットセッテと同じ武田シェフ監修のキッズメニュー付き!
保育士資格のあるスタッフが常駐し、子どもが安全に遊べる
レストランのひとつ下のフロアを贅沢に使った託児ルームには、おもちゃや絵本がいっぱい。遊んで、食べて、遊んで……と楽しく過ごす子どもが多いそうで、平均利用時間は2時間半ほど。ぜひこの機会に夫婦ですてきな時間を過ごしてみては。
カジュアルグルメも充実!
海鮮こぼれフェス「メガこぼれ寿司」(1万2000円)。イクラ、ウニ、カニ、ホタテ、マグロ、サーモンが山盛り! 器はスキー板、箸はストックをイメージ
カジュアルな気分で楽しめるグルメも豊富。北海道らしく海鮮をおなかいっぱい食べたければ、ゲレンデ直結のスキーインスキーアウトヴィレッジ、ホタルストリート内の「cafe&bar つきの」へ。今シーズンは「海鮮こぼれフェス」と題して、豪快な「メガこぼれ寿司」をはじめ、こぼれるくらい豪快に盛り付けた各種寿司を提供しています。
グルメバーガーをゲレンデで! 「チーズバーガー」(1300円)
同店のランチではハンバーガー類も人気。「ゲレンデ飯=カレー、ラーメン」のイメージを覆してくれるグルメバーガーです。
スキーはもちろん、冬の北海道ならではのアクティビティやグルメを満喫できる「星野リゾート トマム」。家族みんなが笑顔になれる冬のおすすめリゾートです。
■星野リゾート トマム
住所:北海道勇払郡占冠村字中トマム
電話:0167-58-1111(星野リゾート トマム 代表電話)
料金 :リゾナーレトマム 1 泊 23,000 円~、ザ・タワー1泊11,000円~(いずれも2名1室利用時1名あたり、税込、朝食付)
アクセス:新千歳空港から車で約100分、JR で約90分(乗換あり・トマム駅から無料送迎バスあり・予約不要)
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