All Aboutで記事を書き始めてから早1年。これまで200記事ほど執筆し、だいぶコンテンツが溜まってきました。これだけ記事があると、「結局、お金持ちになるために最も大事なポイントは何なのさ?」と混乱している方も多いはず。
 
そこで今回は、これまでお金持ちに関して研究してきた中で、本気で金持ちを目指す人に教えたい2つのことを解説していきます。

 
お金持ちになる方法

本気でお金持ちを目指すなら、心得ておきたい2つのポイントとは

 

ポイントその1:質素倹約

「あなたは億万長者になれる?」で解説したとおり、金持ちを目指すなら「質素倹約」は押さえておくべきです。
 
結構な数の方が勘違いしているのですが、彼らは「お金を使っているから」お金持ちになったのではなく、「お金を使わずに持っているから」お金持ちになっています。
 
世の中、「良い支出」と呼べる金遣いは、それほど多くありません。「金は天下の回りものだ!」とおっしゃる方もいますが、それでも無駄にお金を使うのは馬鹿げています。
 
億万長者研究の第一人者であるトマス・スタンリー博士の調査(1)よると、アメリカに住む億万長者の約半数が、「4万円以上のスーツを買ったことがない」「1万5000円以上の靴を買ったことがない」「2万5000円以上の腕時計を買ったことがない」と回答したそうです。
 
お金持ちの実態は、僕らが思っている以上に質素なのです。
 
特に大きい支出といえば、「マイホーム」「マイカー」そして「保険」の3つでしょう。この3つを上手に質素倹約するだけでも、僕らがお金持ちになれる可能性はグンと跳ね上がるはずです。さらに挙げるとすれば、通信費や光熱費あたりもそうでしょうか……。
 
ここで嬉しいのは、支出は自分でコントロールできるという点。支出を抑える方法はさまざまあります。参考までに、過去に取り上げた記事を以下に挙げておきますね。
   

ポイントその2:自制心を保つこと

 「お金持ちになる人と貧乏になる人の違いは? ちょっとしたことでした」でも解説したとおり、金持ちを目指すなら「自制心を保つこと」は押さえておくべきです。自制心の研究で有名なのがスタンフォード大学で行われたマシュマロ実験(2)です。
 
この実験では、「今すぐマシュマロを1つ食べるか、15分間、我慢した後にマシュマロを2つもらうか」の2択を子どもに選ばせました。実験の結果、マシュマロの誘惑を我慢できた子どもは、20年後に成功している可能性が高かったのだとか。
 
つまり、「長期的な視点で考えられる人」「将来のために、今を我慢できる、自制心を持っている人」が、経済的にも成功しやすいということです。最近になって、マシュマロ実験は一部反証されましたが、それでも有効な要素の1つであることには違いなさそうです。特に大事なのが、複利のパワーを知っていることでしょう。
 
ここで嬉しいのは、自制心は自分で鍛えることができるという点。自制心を鍛える方法はさまざまあります。参考までに、過去に取り上げた記事を以下に挙げておきますね。
   

まとめ

ここまでの話をまとめると、「質素倹約すべし!」「自制心を鍛えよ!」という話でした。こんな話をすると、「我慢ばっかりの生活なんて嫌だ! そんな生活で幸せになれるはずがない!」なんて感じるかもしれません。
 
ですが、実際は逆のようです。自制心研究の大家であるバウマイスター教授によれば、「自制心の高い人は自分の生活に満足しており、幸福感が上がったぞ!」というデータ(3)もあります。
 
欲望のままに生きても、幸せにはなれません。お金と幸せは、慎ましい生活からこそ得られるということなんでしょうな。
 

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【参考文献】
 
  1. 書籍:トマス・J・スタンリー, ウィリアム・D・ダンコ, 2013, 『となりの億万長者 成功を生む7つの法則』, 早川書房
  2. 論文:Walter Mischel, Ebbe B. Ebbesen, and Antonette Raskoff Zeiss, 1972, 『Cognitive and Attentional Mechanisms in Delay of Gratification』, Journal of Personality and Social Psychology, 21(2), pp. 204-218
  3. 論文:Wilhelm Hofmann, Maike Luhmann, Rachel R Fisher, Kathleen D. Vohs, Roy F. Baumeister, 2014, 『Yes, But Are They Happy? Effects of Trait Self-Control on Affective Well-Being and Life Satisfaction』, 82(4), pp. 265-277
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