貯蓄

時間をムダにする夜の貧乏習慣、収入UPにつながる夜の金持ち習慣

「コレさえしときゃ、絶対成功できる!」という習慣はありません。とはいえ、「ほぼ確実にお金持ちに近づけそう」な習慣や「ほぼ確実に貧乏に陥りそう」な習慣はあります。今回は、お金持ちになる人と、貧乏になる人の「夜の過ごし方の違い」を解説します。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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先日、「金持ちと貧乏の朝の過ごし方の違い」という記事を書きました。この記事では、さまざまな研究にもとづいて、貧乏につながる朝の過ごし方と、金持ちにつながる朝の過ごし方の違いを解説しました。
 
すると、「夜の過ごし方の違いも教えてください!」というお問い合わせが来ました。そこで今回は、前回の続きとしてお金持ちになる人と、貧乏になる人の「夜の過ごし方の違い」を解説します。
 
お金持ちは夜、どんなことを習慣にしている?

お金持ちは夜、どんなことを習慣にしている?

 

明日につながらない夜の貧乏習慣

僕ら社会人にとって、夜は貴重な自由時間です。夜の過ごし方1つで、明日の生活が大きく左右されます。ここでは、明日につながらない「夜の貧乏習慣」を2つ解説します。
 
夜の貧乏習慣その1:独り酒
1つ目の貧乏習慣は、独り酒です。アメリカ心理学会のプレスリリース(1)によれば、交友を伴わない独り酒は、ストレス解消効果が薄いことが確認されています。
 
かつては僕も独り酒を嗜んでいた1人です。とはいえ、今思えば独り酒のメリットというと、「時間を忘れられること」「明日を忘れられること」くらいでした。酔いが覚めれば効果も消えるうえ、頭が働かなくなる分、時間をムダに過ごすことにもつながります。
 
夜の貧乏習慣その2:独りTVゲーム
2つ目の貧乏習慣は、独りTVゲームです。独り酒と同様に、TVゲームの場合もストレス解消効果が薄いことが確認されています。
 
これは趣味の一環として、「ストレス解消のために遊ぶんだ!」と割り切っている場合は問題ないようです。一方、ゲーム中毒者のように「惰性で遊んでいるだけ」となると話は別。ストレス解消するどころか、自己嫌悪につながる可能性があるので注意しましょう。
 
かくいう僕はゲームっ子なので、「TVゲームがストレス解消にならない!」というのは衝撃的でした。(まるで子どものようで恥ずかしいのですが)TVゲームで遊ぶときには、「1日1時間まで」「週末だけ」と時間制限を設け、遊ぶようにしています。
 
独り酒やTVゲームの最大の欠点は、「交友を伴わない」という点。僕ら人間は社会的な生き物なので、独りで遊んでも虚しくなる場合が多いのです。よって、お酒やTVゲームで遊ぶ場合は、家族や友人と楽しむだけでもストレス解消効果が高まると期待できます。
 

明日につながる夜の金持ち習慣

ここまで、「明日につながらない夜の過ごし方」を紹介しました。では、余暇を明日につなげるには、何をすべきなのでしょうか。ここでは、「夜の金持ち習慣」を2つ解説します。
 
夜の金持ち習慣その1:筋トレ
1つ目の金持ち習慣は、筋トレです。「睡眠不足と運動不足を放っておくと貧乏になる理由」でも示したとおり、エクササイズのストレス解消効果は凄まじく、「運動した直後から鬱の症状が軽減された」というデータもあります。
 
また、厚生労働省の調査(2)によると、運動習慣がある人ほど高収入な傾向があるようです。運動をすることで脳が鍛えられる!なんて本(3)もあるくらいですから、あり得る話かと。
 
かくいう僕自身、今年の5月から筋トレに目覚めました。初めは半信半疑でしたが、確かにトレーニング後は気分が良くなるのが不思議なところです。
 
夜の金持ち習慣その2:読書
2つ目の金持ち習慣は、読書です。朝の習慣の記事でもお伝えしましたが、読書にはストレス解消効果もあります。また、イェール大学の研究(4)によれば、「読書には長生き効果もあるかもよ!」というデータも報告されています。
 
これら2つは、「リラックスしながら、身体と頭を鍛えられる習慣」です。少なくとも、独り酒や独りTVゲームよりは遥かに良いと思います。今夜からでも取り入れていただけたらと。
 

まとめ

以上、「独りで遊んでも大してストレス解消できないうえ、明日にもつながらないぞ!」「時間があるなら運動と読書がオススメだぞ!」という話でした。
 
夜の過ごし方1つで、明日の暮らしが変わります。1日1日は小さな変化かもしれませんが、積み重なるにつれて大きな違いが生まれるものです。
 
今回ご紹介したのはあくまで一例ですが、僕も実践しているオススメの習慣です。自分なりにアレンジしながら、「最高の夜の過ごし方」を探してみてはいかが?


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【参考文献】
 
  1. プレスリリース:American Psychological Association, 『Stress in America Press Room』
  2. 調査:厚生労働省, 2012, "平成22年国民健康・栄養調査結果の概要"
  3. 書籍:ジョン J. レイティ, 2009, 『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』, NHK出版
  4. 論文:Avni Bavishi, Martin D. Slade, and Becca R. Levy, 2016, "A chapter a day: Association of book reading with longevity", Social Science & Medicine, 164, pp. 44-48
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