彼女を怒らせてしまった……温厚な彼女が怒る理由・短気な彼女が怒る理由
「彼女が短気ですぐ怒る」「温厚な彼女を怒らせてしまった」……恋愛中、相手の気分を害してしまうと悩むものです。言ってはいけないこと、関係修復のために取るべき対処法を押さえましょう
理由もなく怒る人はいません。したがって、付き合っている相手が怒りっぽくて困っている場合でも、「あいつ、またキレてる」というように、「よく怒る」という現象だけを見てネガティブな評価をしないようにしましょう。相手が怒っているときには、何が怒りのトリガー(引き金)になっているのかを考えることが大切です。まして、普段怒らないような温厚な彼女を怒らせてしまった場合は、なおさらよく考える必要があります。
怒りのトリガーは、十人十色です。人にはそれぞれに触れられたくない、傷つきやすいポイントがあります。したがって、親密な間柄であっても、その部分には土足で踏み入らず、デリケートに扱うことです。すると、相手は「自分の深い部分を大事にしてくれる」と感じ、パートナーに深い信頼を感じてくれると思います。
何が怒りのトリガーなのかは、何気ない会話の中でもわかるものです。特定の話題やキーワードに対して嫌な顔をする、口ごもる、話題を変えようとする、反論する、なぜかムキになる、といったサインが見られた場合、それは彼女にとってラフに扱われたくない、デリケートな話題なのだと捉えましょう。
たとえば、容姿、頭の良し悪し、親のこと、性別、学歴・経歴などは、女性にとって軽々しく触れてほしくない話題ですし、男性でもそうでしょう。これらは、本人の努力だけではどうにもならないものです。こうした事柄について、無遠慮に批評したり、悪く言ったりすると、怒りのトリガーを引きやすくなります。
彼女の怒りのトリガーを引くNG発言の例
たとえば、おしゃれをしてきた彼女に「今日の服、どうかな?」と聞かれたとします。こうしたとき、つい「何着たって同じだよ」みたいなことを言ってしまっていませんか? また、勉強をがんばっている彼女に対して、つい「女なんだから、そこそこやっておけばいいんじゃない?」といったことを言ってしまっていませんか?こういった返答は、しばしば相手の怒りのトリガーのど真ん中になるものです。たとえ冗談交じりだとしても、「おまえの容姿じゃ、着飾ったってたかが知れてる」「女がいくら頑張ったって、大したものにはならないよ」と言われているように感じられてしまうのです。
大好きな彼氏からこう思われていると感じたら、ひどく傷つき、感情的になってしまうのも無理はありません。
彼女を怒らせてしまったとき言ってはいけないこと・してはいけない対処法
■「なんでキレてるの?」「ムキになることないじゃん」はタブーまず第一に、「なんでキレてるの?」「ムキになることないじゃん」といった言葉はタブーです。決して、怒っている現象だけを捉えて批評しないようにしましょう。
冒頭でお伝えしたように、理由もなく怒る人はいません。会話をしていて彼女が怒ってしまった場合、自分が彼女の怒りのトリガーを引いてしまった可能性を考える必要があります。
軽い冗談のつもりでも、上に挙げたような、本人の努力のみではどうにもならないようなことを悪く言ったり、気にしていることを茶化したり、無遠慮に批評したりしていないか、振り返ってみましょう。
■「俺、何か気に障ること言った?」と聞くのも控えて
また、何が彼女を怒らせてしまったかわからないときにも、「俺、何か気に障ること言った?」などと、相手に怒りの理由を聞かないようにすることをお勧めします。こう言われると、「そもそも何もわかってないんだな……」と感じて、二重にがっかりさせてしまいます。
彼女を怒らせてしまったときのベストな対処法・謝り方
上記のように自分の発言や態度を振り返り、自分の何かが彼女の怒りのトリガーになっていると思ったら、「俺がさっき言った言葉、きっと気に障ったよね。ほんとうに、ごめん」と自分の方から怒りのトリガーを引いたことを指摘し、謝ることです。そして、「照れ隠しでつい言ってしまったんだ」「ライバル心で言ってしまった言葉なんだ」というように、発言や態度の理由を素直に説明することです。このときに、不自然な言い訳をつけないようにしましょう。言い訳や理屈をつけると、本心ではないと見抜かれてしまいます。
まとめると、
- 相手の怒りから、何が彼女を傷つけたのかを想像すること
- 怒りのトリガーを引くような言動をしたことに、自分から謝罪すること
- その言動をした理由を素直に説明すること
関係修復のためには、この3つがとても大切です。
彼女を怒らせてしまい悩んでいる方へ
思いがけず人を怒らせてしまうことは、誰にでもあることです。大切なのは、その出来事から何が相手の怒りのトリガーとなっているのかを読み取ること。そして、誠実な謝罪と素直な説明で関係を修復することです。異性と付き合うということは、普段、人には見せないお互いの深い心情を受け止め合い、認め合うということ。心の深い部分はデリケートで傷つきやすいので、軽々しく扱われたり、茶化されたり、批評されたくないのです。
そうしたデリケートな部分を大切に扱ってくれるパートナーに、彼女は心を許し、信頼を感じます。思いがけず怒りのトリガーを引き、彼女を怒らせてしまったときには、その地点から再び信頼を回復できるように、全力で取り組んでいきましょう。