「好きなタイプは、新垣結衣さん」という男たち
好きなタイプと聞かれて、新垣結衣さんことガッキーと答える男性って多いですよね。20代から40代まで、幅広い世代に人気のある国民的な女優さんだなと感じます。実際、次のアンケートによると、2年連続で1位は新垣結衣さん、2位は2年連続で綾瀬はるかさん、3位は深田恭子さん。それ以降も、石原さとみさん、有村架純さん、石田ゆり子さんなど、アラサー以上の清純派女優が全世代に人気のようです。
男性の「恋人にしたい女性有名人ランキング」は?
■1位:新垣結衣(昨年→1位)- 10代の頃からずっと透明感を保っていると思う(神奈川/20代)
- 外見だけでなく内面も綺麗な女性だと思う(奈良/30代)
- 笑顔が可愛く爽やか。性格も穏やかそうで癒される(岡山/30代)
- 親しみやすそうなところ(東京都/10代)
- 一緒にいると癒してくれそう(新潟/40代)
- 天然ぶりに、疲れた心が癒されそう(埼玉/50代)
- とにかく甘えていたい(大阪/20代)
- 年を重ねてもますます魅力を増している(愛知/30代)
- 可愛らしさと大人の女性の魅力を併せ持っている(神奈川/50代)
男性が好きなタイプを聞く心理は「自分がありか知りたい」
しかし! 女性からすると、好きなタイプが清純派女優ってどうなんでしょう。正直、「何様のつもり?」「ケンカ売ってます?」と思ってしまうのが本音です(笑)。お見合いスタイルなどかしこまった婚活の場で、好みのタイプとしてズバリ「固有名詞」「個人名」「具体的な芸能人」を出すのはおすすめしません。お互い真剣な分、「私はその芸能人と似てないので……」とへそを曲げられたリ、ケンカになることが本当にありましたからね……。
それに、実際ぜんぶまるっと好みの人ってなかなかいないし、聞かれたから答えたのに、陰で「身の程を知れ」なんて言われたら、損しかありません。本当のことを言って何になるの?ってことは言わなくていいんですよ。
ただ、合コンやにぎやかな婚活パーティ、街コンなど、大人数で自己紹介をしたり、軽いノリで話をするときには、会話を盛り上げるためにもうまく答えられると好印象です。男性は、女性よりも言葉をそのまま受け取るところがあるので、自分が脈ありかどうか知りたい心理から聞いてくることが多いのも特徴です。
そこでいくつかアイデアを紹介します。
好きなタイプの答え方1:顔以外の、性格や体型などパーツ別に答える
パーツごとの好みを答えて、八方美人になるのはいかがでしょうか。好みのタイプ、なんて広く見せるほどいいのです。「スタイルはAさんで、頭のよさはBさん、ファッションセンスはCさん!」と、その場にいる人の名前を挙げてもいいですし、芸能人でもOK。場も盛り上がるし、周りへの気遣いができる感じも伝わりますよね。実際、テレビ番組のMCさんにこの答え方をしたら「うまいこというな~」と言われましたよ。
ただし、好きな顔については、芸能人をズバリ言ってしまうとガッカリされるかもしれないので、男のプライドを立てて、「顔はかわいい系」などぼかしたほうが賢明かも。
好きなタイプの答え方2:伝説級の色男を答える
ちょっと年代がバレますが、「リチャード・ギアとトム・クルーズです♪」とか、誰もが知っている超伝説的なイケメンを答えてみるのも手。ちゃっかり&お調子者っぽく言うのがポイントです。なにも、本気で答えなくたっていいんですから。「メガネ姿の長谷川博己にキュンキュン!」「やっぱりオディーン様の色気にはかなわないわ」なんて、リアルに好きなタイプのイケメン談義で盛り上がれるのは、男子禁制の女子会だけですよ。
好きなタイプの答え方3:自分がこうだから……と自己紹介に使う
こうしてくれる人がいい、あぁしてくれる人がいい、というのは場合によっては図々しく聞こえます。でも、自分にはこんなところがあるから……とちょっと謙遜を交えた自己紹介を兼ねて言ってみるのはおすすめ。「ドジであわてんぼうなところがあるので、私がミスしても笑ってくれる人!」「私が優柔不断で待ち合わせやデートの場所を決められないから、ズバッと決めてくれる人!」なんて答え、いいですね。自分の弱点を添えている分、ワガママに見えません。
好きなタイプの答え方4:相手が年上ならシブめの芸能人を言う
以前のコラム「答えちゃダメ!「質問はぐらかし戦術」で印象アップ」でお伝えしましたが、年齢を聞かれたら、「永作博美さんと同年代です」など、同世代の芸能人を挙げるテクニックがあります。「なぜ、女優の名前を言うのか」というと、先に「美しい人」の姿が連想されることで、「実年齢の数字」の印象よりも「まだまだ美しい世代」という印象が強く残るためです。これを逆手にとって、年齢差(とくに年上世代)がある相手だった場合、相手の世代のシブくてかっこいい人を挙げるのもいいでしょう。渡辺謙さん、唐沢寿明さん、佐藤浩市さん、阿部寛さんなどなど、50代以上の実力派俳優さんはたくさんいますからね。
とはいえ、男性はいくつになっても自分が現役で、若い子にモテると思っているので、あまりその気にさせる必要ないかもしれませんが……!
好きなタイプの答え方5:無難もNG!「やさしい人」は曖昧すぎる
さらに、「一見よさそうなのにNGな“好きなタイプ”の答え」が「やさしい人」。そりゃそうだよね……って、あまりに具体性がなさすぎます。以前、わたしの結婚相談所の女性会員が「やさしい人がいいです」と言うので、「いろんな人にやさしくていいの? 誠実な人ってこと? 気が利くとか、穏やかな印象の人とかいろいろな意味があるけど、何に対してどうやさしい人がいいの?」と詳しく聞いてみたんです。そうしたら、「自分だけにやさしい人、特別扱いしてくれて、気配りしてくれる人」ということが分かりました。
10代のアイドルなら分かりますけど、これから恋愛するっていうのにまったく具体性がないと拍子抜けしますよ。
あえて好みのタイプをぼかしたい、答えたくないときの無難な答えとしては、「しっかり仕事をしていて、なにかに一生懸命な人で、よく笑ってくれる人かな。でも好きになった人がタイプです!」と、なるべく具体的に見えるように答えましょう。
心理学でも、人は相手を知るほどに好きになります。でも、なんでもかんでも正直に答えることがプラスになるとは限りません。そこで、考えるべきは「好きなタイプを聞く心理」から逆算して、「場の雰囲気もあなたの印象も良くなる答え方」です。
今これを答えることでどういう印象を与えるかを計算しつつ、男性の狩猟本能を掻き立て、脈ありかもしれないと浮かれさせることも、恋愛には必要なことと言えるでしょう。
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