メモリの種類を理解する
また、メモリにはいくつかの種類があります。現在、主流は DDR3 SDRAMというものですが、少し前のPCには、DDR2 SDRAM や SDRAM が使われていました。
歴代メモリのほんの一部。上から SIMM、SDRAM(PC133)、DDR SDRAM(PC3200)、DDR2 SDRAM(PC2-5300) |
SDRAM と DDR2 SDRAM を間違えることは、ほぼないでしょう。上の画像でわかるように、DDR2 SDRAM は、メモリモジュールのスロットに差し込む面のくぼみが1つですが、SDRAM は2つあります。左右のメモリ固定部の穴数も異なります。
DDR2 SDRAM と DDR SDRAM はほとんど同じ形状ですが、基盤側のくぼみの位置が微妙に異なります。同じく、DDR3 SDRAMとDDR2 SDRAMも、くぼみの位置が異なります。
DDR2 SDRAM(上)と DDR SDRAM。くぼみの位置がわずかにズレているのがわかる |
この両者は規格としても違いますし、無理に押し込もうとするとメモリモジュールとスロットの双方が壊れる可能性があります。自分のPCが、DDR3 と DDR2 のどちらに対応しているかは、よく確かめる必要があります。
これも、カタログや取扱説明書に書かれていますので、事前のチェックが必要です。
注:もちろん、ショップで機種名を正確に伝えればほぼ問題ありません。しかし、筆者は機種名をきちんと告げたのに、帰宅後、袋を開けたら間違っていたという経験があります。ですから、知っておいて損はありません。
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