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検証!Mac Proは4CPUで激速(2ページ目)

MacのIntel社製CPUへの移行の最後を飾るのが、デュアルコアのXeonを2基採用したMac Pro。さっそく、そのパワーを検証してみました。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

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Mac Pro
Apple社らしく、内部もセンスの良いデザイン(クリックすると画像が拡大)

Mac Proは内装も美しい

Mac Proは、これまでのPower Macと同様、背面のレバーを持ち上げるだけで簡単に内部にアクセスできます。

内部を見ると、目ざわりな複雑な配線はいっさい見えません。これは基盤のレイアウトを考え抜いている証拠で、配線の取り回しに苦労しがちなPC自作派ユーザーにはうらやましいポイントです。

GeForce 7300GT
ビデオカードはヒートシンク冷却式のGeForce 7300GT(クリックすると画像が拡大)
拡張スロットはPCI-Express 16倍速が4本。1本はビデオカードが取りつけ済みです。

それにしても、標準搭載のビデオカード(GeForce 7300GT)は、コアクロック350MHz、メモリクロック666MHzで、CPUなどの豪華さと比較するとやや力不足。オプションとなっているATI RADEON X1900XT(コアクロック625MHz、メモリクロック1.45GHz)と比べると、性能差が大きすぎます。

せめて、NVIDIA GeForce 7600GS(コアクロック450MHz、メモリクロック1.0GHz)ぐらいの性能のものにしてほしかったところです。

HDD
HDDも簡単に増設できる(クリックすると画像が拡大)

着脱が容易なHDD

前Power MacではHDDは2台までしか装着できませんでしたが、Mac Proはこれが4台(500GB×4で合計2TB)に増えています。

Xeonの消費電力がPowerPC G5よりも低いことで冷却機構が小さくなり、内部の拡張性をアップさせることができたものと思われます。そのかわり、ファンによる騒音はほとんど感じられないほどで、使用感は非常に静かです(HDDのアクセス音の方が耳につきます)。

増設用のHDDトレイは、ボタンを押すことで簡単に引き出せます。これにHDDを下向けに取りつけ、差し込むだけです。電源やケーブルの取りつけは不要で、メンテナンス性はバツグン。しかも、ケース開閉用のレバーを動かすとロックされるようになっていますので、ケースを閉じた状態では落下しないように工夫されています。

このあたりは、PCメーカーもぜひ見習ってほしいところです。

メモリの増設も簡単……>>NEXT


Page1:Mac Proが登場!
Page2:内部にも工夫がいっぱい
Page3:メモリも取りつけ簡単
Page4:激速ぶりを実感
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