大事な情報なのに、覚えにくい「名前」
「えーっと、昨日の合コンで会ったあの子の名前何だっけ?」
楽しかった合コンから一晩あけて、「あれ? 名前が出てこない……」ことはありませんか? 「名前」は大事な情報ですが、仕事や趣味といった情報と違って、記憶に残りにくいもの。なぜなら、そこにストーリー、意味が生まれにくいからです。
また、会話の中で名前は省略されがちで、ほとんど繰り返されないことも、なかなか覚えられない原因の一つ。
そこで、どんな人でも確実に相手の名前が覚えられ、しかも、相手との関係を一気に近づける方法をお伝えしましょう。
名前も覚えて、相手との距離も縮めるとっておきの方法
それは、「相手の名前の由来を聞いて、名前自体を話題にする」という方法。
名前には、何かしら相手のご両親の願いを込められていたり、ストーリーがあるものなので、それを相手に語ってもらうのです。
そうすれば、否が応でも相手の名前を繰り返され、記憶に残りやすくなりますし、そこにストーリーも加わりますから、さらに印象に残りやすくなります。また、「名前」を入り口にして、相手のプライベートな面を知って関係を近づける効果も。
実際、私も様々な場面でよく相手の名前の由来を聞きますが、ご両親や子どもの頃の話など、深い話になって、名前を覚えるどころか、いきなり親しくなってしまうことはよくあります。まさに「一石二鳥」の方法なのです。
名前に使われている漢字に注目!
とはいえ、相手が「名前の由来なんて知らない」という人もいるでしょう。そんなときに注目してもらいたいのが、名前に使われている「漢字」。名前に使われている漢字は、「愛」や「恵」、「彩」など、ポジティブなイメージを浮かぶ言葉がほとんどです。第一印象と結び付けて、あなたが推測して伝えてみてもいいでしょう。
たとえば、「周りから愛される人になってほしい、そんな思いが込められているんじゃないですか?」といった感じです。そこから、相手が名前の由来を思い出したり、ご両親のことを話し出したりすることもよくあります。
なお、自分の名前の由来も合わせて伝えれば、あなたの名前も覚えてもらえますよ。「名前」は相手とつながる大事な入り口。もっと注目して、覚えてしまいましょう!