映画

共感しまくり! 女友だちと見たい愛すべき青春映画

仕事や人間関係、恋愛問題に少し疲れを感じたとき、気の置けない女友だちと共感できる青春映画を見てスッキリするのはいかがでしょう。凝り固まった心を解放してくれる愛すべき青春こじらせ映画をご紹介します。

石田 陽子

執筆者:石田 陽子

恋愛ガイド

女子あるある! 思春期に誰もが経験した痛みや苦しさ

スウィート17モンスター

恋愛や仕事、人間関係に疲れているときに見たい思いっきり共感できる青春映画


大人になると、ある程度は自分の感情をコントロールしたり、周囲の人たちとどう折り合いをつければいいのか意識して出来るようになったりするけれど、何の痛みも感じず、傷つくことなく思春期を素通りできる人なんていません。

恋に恋して妄想だけが空回りしたり、友だちと険悪になれば落ち込んだり、思春期に感じた戸惑いや痛み。頑張ってきた自分だから、ときにはあの頃を思い出して、同じようにあの頃を経験した友だちと思いっきり青春を共有する感覚、味わってみませんか? 

映画『スウィート17モンスター(原題:The Edge of Seventeen)』はあの頃の自分の目線で共感できるだけでなく、親や教師、兄の立場を理解できる大人になった今だからこそ、愛を深く感じられる作品。こんな気持ち「あるある!」と盛り上がること間違いなしです。
 

人生は複雑で面倒なことばかり。だからこそ愛して愛される喜びを感じなければ

映画『スウィート17モンスター』の主人公ネイディーンはイケメンで人気者の兄にコンプレックスを抱く17歳。冴えない高校生活で親友だけが心の支えだったのに、よりによって兄と恋に落ちてしまいショックを受けます。この大事件をきっかけにいつも不安定な母や変わり者の教師、優等生の兄や周囲の人たちとの関係で今までの自分からの脱皮を迫られるのですが……。

ネイディーンを演じたヘンリー・スタインフェルドのこじらせ加減がかわいいのはもちろんですが、彼女を取り巻くキャラクターにもそれぞれ事情があり、その内面の葛藤は「あるある」「わかる、わかる」と心を動かされます。恋愛や人間関係に疲れたときこそ、この「あるある」「わかる、わかる」という共感に救われるものです。

誰もが大人になるために古い自分を脱ぎ捨てなければならないときがあり、人生は複雑だからこんなにも面白い。作品の中の主人公の成長を見ることで、大人になって自分を愛おしく感じたり、大人としてさらに深く愛し愛される喜びを感じたくなったりするはずです。
 

作品情報『スウィート17モンスター』

スウィート17モンスター

(c)2016 STX FINANCING,LLC.ALL RIGHTS RESERVED.


出演:ヘンリー・スタインフェルド、ウディ・ハレルソン
監督・脚本:ケリー・フレモン・クレイグ

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