少しずつの負担が……あなたの体をゆがませている!
人間の体というものはよくできていて、自ら調整する機能があります。ですので、ちょっとぐらいの動作で体がゆがむということはありません。しかしながら、どこか一部にでも長期間負担をかけ続けると、トラブルの原因となるのです。
「脚を組む・片脚重心」などは体のゆがみを誘発する代表的な動作と言えますが、今回は、皆さんがご存知の動作の中でも「意外なゆがみの原因」となるものを2点紹介しましょう。
【意外なゆがみの原因1】噛み癖
日常生活の中で無意識に行っている2つのNG動作をご紹介します。
一つ目は、「噛み癖」。コレは、フェイスラインのゆがみの元とになるので注意が必要です。噛み締めた時に奥歯にかかる力は40kg程度で、食事の時はその30%程度の力で噛んでいるといわれています。毎食、片側だけで噛んでいたら片方のフェイスラインに負荷がかかりゆがみを生じます。
噛み癖の解決法としては、意識的に反対側で噛んでみることをオススメします。最初は違和感がありますが、徐々に慣れてくるはず。それでも長期に渡って違和感を感じる場合は、歯科医院を受診して、噛み合わせをチェックしてもらいましょう。
【意外なゆがみの原因2】髪を分ける位置
二つ目は、「髪を分ける位置」。これは体全体のゆがみのもととなりかねません。
体のどちらかに長期にわたり偏った重心バランスをすることがゆがみの原因につながります。
髪の分け目はつむじの位置と関係がありますが、長期にわたり同じ方向で髪を分けていると、髪が顔にかからないように頭や肩が傾いてしまうため、体のゆがみを誘発する原因となります。
頭の傾きは、背骨の一部である首の骨(頸椎)にまで影響を及ぼし、ひいては全身のゆがみにも繋がりかねません。
髪の分け目に関しては、つむじの位置を美容師さんに相談し、髪の分け目を変えた髪型に定期的にトライするといいでしょう。更に、髪をかき上げる癖がある人は、日常生活で頭がまっすぐになっているように心掛けましょう。