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YouTubeの再生回数カウントの仕組みとは? 1再生あたりの収益も解説

YouTube動画の人気を知る上での重要な指標が再生回数です。再生回数がどのような方法・仕組みでカウントされているかご存知でしょうか。自分の再生はカウントされるか?回数を買うことはできるのか?1再生あたりの収益など、疑問を解消していきます。

福田 正人

執筆者:福田 正人

インターネットサービスガイド

YouTubeの再生回数カウントの仕組みとは

YouTubeの再生回数って?

YouTubeの再生回数って?

YouTubeの再生回数はテレビにおける視聴率のように動画の人気を測るための最も重要な指標です。特に動画を配信するユーチューバー等の動画配信者は、再生回数が広告収入に直結するため、再生回数を増やそうと日々創意工夫に励んでいます。しかしこの再生回数は一体どのようにカウントされているのでしょうか。

動画配信者はもちろんのこと、好きな動画を応援する意味で再生回数に貢献したいと思っている人にとって、カウント方法を知っておくことは重要です。実は繰り返し動画を見ていても再生回数にカウントされていないケースもあるからです。
<目次>

YouTubeは自分で再生したら再生回数にカウントされるか

つまり、「自分で何回も動画を再生すれば再生回数は増えるのか」という疑問が浮かびます。

動画配信者からすればこれが最も再生回数を増やすための簡単な方法に思えます。インチキのように感じますが、この方法は実質的に不可能となっています。

YouTube運営はこのような自作自演による再生回数増加を防ぐための対策を講じています。同一のIPアドレス(インターネット上に接続された機器が持つナンバー)からの連続した動画再生は、1回の再生と見なされます。IPアドレスで判断されるため、シークレットウィンドウにしてもログアウトして再生しても、同じ接続回線を使用している以上は意味がありません。

ただし、ある一定の時間をおいて再生したものは再生回数にカウントされます。(どれくらいの時間をおけばカウントされるかをYouTubeは公表していない。)つまり、複数のデバイスを使って自分の動画をリピート再生するといった方法は無効であり、収益増加を目的とした大幅な再生回数の増加はできないということです。
 

YouTubeはどのくらいの再生時間で再生回数にカウントされるか

テレビのザッピングのように短い間だけ再生した動画も再生回数にカウントされるのかという疑問があります。YouTube では視聴回数が正当で正確なものであることを確認するために、非公開のアルゴリズムによって、無効な再生をカウント対象から除外しています。つまり、一瞬だけの再生は視聴と見なされず、再生回数にカウントされないということです。不正利用を防ぐためにどのくらいの再生時間で視聴と見なされるのかは公表されていません。

このようにYouTubeは各視聴者が動画を正当に視聴した場合のみ再生回数にカウントしています。再生回数は広告収入につながるため、このような不正対策を取っているということです。
 

YouTubeの再生回数を買うことはできるのか

自分で再生回数を増やすのが難しいとすれば、次は再生回数をお金で買う手段はあるのかという疑問が湧きます。

結論から言うと再生回数を買うことは可能です。ただし、これは違法行為です。ネット上を検索するとYouTubeでの動画の再生回数やチャンネル登録者を増やすサービスがいくつも存在することがわかります。再生回数1000回で1000円、2000回で1500円……など、業者によって様々な値段設定をしています。

しかし「お金を払って再生回数を稼いでもペイできるのか?」と疑問に思えます。このようなサービスを利用する側としては、動画配信を始めたばかりでファンもチャンネル登録者もいない時に再生回数を購入し、ブランドを高めるという狙いがあります。「再生回数が多いのなら面白いだろう」という視聴者の心理を突こうというものです。

しかしこのような行為はYouTubeによって明確に規約違反と定められています。不自然な再生回数の増加は監視されており、動画削除やチャンネルアカウント停止等の処分を下す場合もあるので、このような違法行為は避けるべきであると言えます。
 

YouTubeの1再生あたりの収益はおおむねいくらなのか

YouTubeでは再生回数に応じた収益を得ることができます。これは広告収入によるもので、動画再生に伴う広告の表示によって企業側からYouTubeにお金が支払われ、YouTubeがそれを配信者に配分するという仕組みです。それでは1再生あたりいくらの収益になるのでしょうか。

まず始めにYouTubeは再生数あたりの収益額や収益計算方法を公表していません。また、配信者がこれを公表することも規約違反としています。

そのため明確な数字はわかりませんが、再生数あたりの収益は一律ではなく、配信者、配信動画によってそれぞれ異なると言われています。

よく言われている再生数あたりの収益は0.05~0.7円と言われています。

また、現在では再生回数だけでなく、動画の視聴時間や広告へのアクションにも基づく収益計算システムが採用されています。動画の再生回数、視聴時間、コメント数、リンク数等、さらには広告をどの程度視聴したか、広告のリンクを踏んだか等の様々なデータからアルゴリズム的に計算して収益を決定していると見られ、再生回数あたり○○円とは一概に言えないのが現状です。
 

YouTubeは再生回数が減ることもあるのはなぜか

以前とある外国のアーティストのミュージックビデオが数億回の再生回数を記録した後、突然再生回数が減少したことがあります。このようなことが起こったのは、YouTubeは正当な動画再生かどうかを検証しており、不正が発覚するとその再生回数を削除することがあるためです。以前は再生回数を増やすために「F5キー連打」(キーボードのF5キーを連打し、Webブラウザの再読み込みを連続して行う行為)が流行しており、そうした不正な再生が後で削除されるというケースが多々ありました。現在ではこのような再生が再生回数としてカウントされないための措置が取られています。
 

YouTube再生回数カウントのタイミングは

YouTubeの視聴回数、高評価、低評価、チャンネル登録者数等の指標のカウントのタイミングは、精度を高く保つために、コンピュータプログラムではなく実際に人間が行った操作が反映されるようになっています。そのため、YouTubeのシステムが適正な視聴回数、高評価、低評価、チャンネル登録者数を把握するまでに時間がかかります。

一般的に、動画が公開されて最初の数時間は、指標がシステムに反映されるまでに時間がかかる場合があります。これらのカウントのタイミングは、動画やチャンネルの人気度や視聴状況によって異なります。また、指標の精度を検証するために、指標のカウントに一時的な遅延、停止、変動が生じたり、無効な再生(同一デバイスによる複数同時再生等)が除外されたりする場合があります。

 
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