札幌駅「四季彩館」の北海道おすすめ土産ランキング・ベスト10

札幌駅の「四季彩館（しきさいかん）」で北海道土産を選ぶ！

豊かな自然に恵まれた北海道は食の宝庫です。スイーツに農産物、海鮮グルメにワインや地酒など美味しいものがいっぱい！ あまりに多くて、いざお土産で買うとなると迷ってしまうますね。また、せっかく買って帰ったお土産の包装をあけてみたら、パッケージだけ北海道でその中身はどこにでもあるお饅頭やクッキーだったなんて残念なこともあります。そこで今回は地元住民の視点から「自分で買うなら北海道のお土産はこれ！」というベストアイテムを紹介します。

札幌駅周辺にはお土産専門店や百貨店の土産品コーナーなどたくさんありますが、商品の豊富な品揃え、札幌駅の改札口に隣接しているというお手軽さ、そして何より「ここでしか手に入らない」というレアなお土産も買えるという観点から今回は「北海道四季彩館札幌西店」を訪ねました。 お店に一歩足を踏み入れると、そこにはロイズのポテトチップチョコレートに石屋製菓の白い恋人、またNHKの朝ドラ「なつぞら」で一躍有名になった十勝の柳月や六花亭など、北海道を代表する定番お土産の数々がずらりと並んでいます。これらメジャー系のお土産を買い求めておけばとりあえず確実ではありますが、ここでは他で手に入りにくいレアもの商品やお店で人気の高い10品の北海道土産から選び、ランキング形式で紹介いたします。

※ランキングについては、独断を避けるため複数人で各商品の独創性、地元北海道へのこだわり度、手に入りにくいというレア度、そして味、コスパ感の5つを採点し、それらを合計した50点満点の総合評価をベースにしました。
 

第10位　【番外編】鉄道グッズ

いきなり番外編からのスタートで恐縮ですが、その道のマニアなら「10位どころかこれこそ絶対第1位だ！」と主張するはずのアイテム。鉄道ファン垂涎のイチオシ、そしてJR北海道グループのお店でしか入手できない「鉄道グッズ」です。

店の一角にあるコーナーには人気列車のヘッドマークや幸福駅入場券、駅名表示板のキーホルダーなどの鉄道グッズの数々が壁面いっぱいに並び、その姿は壮観の一言。中でも人気のアイテムは「駅名標キーホルダー」（1個　税込550円）です。

「おたる」、「にせこ」、「はこだて」といった北海道お馴染みの駅に加え、中には知る人ぞ知る秘境の駅「こぼろ」の名前もあり、鉄道マニアならずともつい手がでてしまいそうなグッズの数々ではありませんか。もしこの中で自分が旅した駅名を買い求めることができたなら、それこそ思い出深い旅のお土産となってくれることでしょう。 総合評価　グッズにつき基準外
 

第9位　北海道179市町村サイコロキャラメル　

キャラメルを味わいながら北海道の町名も学べるという「二度美味しい」お土産が「北海道179市町村サイコロキャラメル」（5箱10粒　税込173円）です。

道産素材にこだわって牛乳パウダーと練乳を使って仕上げたというこのホワイトキャラメルは、北海道150年事業から行政とのコラボによって誕生。現在は期間限定で当店をはじめ道内主要なお土産店でも販売されています。サイコロ状の箱にはその一つ一つに羅臼、登別、美唄など北海道179市町村の名前が記載されています。

自分が訪ねた町村のキャラメルを買い求めて近所や会社の同僚にお土産として配れば、きっと北海道旅行の話題作りに一役かってくれますよ。

製造　道南食品株式会社
総合評価 42
【独創性10、地元こだわり度8.5、レア度6.5、味7、コスパ感10　】
 

第8位　えびそば一幻　えびみそ　

道外からの観光客にとって札幌ラーメンは絶対にハズせないご当地グルメの一つではないでしょうか。こちら札幌四季彩館でもラーメンは売れ筋のお土産の一つで、コーナーには吉山商店や白樺山荘など札幌や旭川の道内有名店ブランドのラーメンがずらりと並んでいます。

そんな数あるラーメンの中で、筆者のイチオシは「えびそば一幻　えびみそ」（2食　税込648円）。当商品のブランド元であるラーメン店「一幻　総本店」は札幌ラーメンのニュートレンドとも言えるエビスープの元祖で、地元ラーメン雑誌のランキングでベスト3に入ったこともある実力派のお店です。

甘エビの頭の出汁にエビ油、エビ粉を加えた濃厚スープは旨みが凝集されており、この商品はそんなお店の味を忠実に再現した「こだわりのラーメン」として作られました。誰もが大好きなラーメン、しかも地元で行列ができる有名店の味となれば、喜んでもらえること間違いなしでしょう。
製造　株式会社　森住製麺
総合評価 42.5
【独創性9、地元こだわり度9.5、レア度6.5、味9、コスパ感8.5】
 

第7位　森の忘れもの

ドラマ「北の国から」の作家として有名な倉本聰氏の点描画をモチーフに作ったきのとやの「森の忘れもの」（5個入　税込950円）。小豆とミルクのブレンド餡を入れて焼き上げたおしゃれな「和風洋菓子」で、トッピングしたクルミの食感と芳醇なバターが香るケーキ生地、そしてほんのり甘いミルク餡の相性は抜群です。

パッケージの内外にデザインされた同氏直筆のイラストと「自分が埋めたクルミの場所を思い出せないエゾリス」という可愛いストーリーは倉本ファンの心をとらえ、2019年2月に商品発売以来その人気は急上昇とのこと。この「森の忘れもの」は北海道の大自然をアーティストの目線から表現した「新感覚の北海道土産」と言えましょう。

製造　きのとや
総合評価　43
【独創性10、地元こだわり度10、レア度10、味7、コスパ感6】
 

第6位　雪町コーヒー

いかにも北国らしい名前を持つ「雪町コーヒー」（ドリップバッグ　2袋税込300円、5袋税込700円）は、もともと「雪氷環境プロジェクト」と称する北海道の雪を資源として活用する取り組みから生まれた商品です。ベースとなる珈琲豆を雪室の中で低温熟成させることによってさらにマイルドな味わいに生まれ変わるとのことで、発売以来「雪町コーヒー」の虜になってしまう地元リピーターも続出。現在店頭ではお土産用のコーヒーバッグだけでなく自家需要向けの珈琲豆や中挽き粉タイプ（ともに40gx3、税込1200円）、また水だけで落とせる「雪町水出しコーヒー」（20gx2　税込378円）といったユニークな商品も販売されています。

北海道では初の試みである氷室熟成タイプの珈琲は、単なる観光土産としてだけでなく、雪という北海道住民にとってのハンディキャップをプラスに転じる「新しい地場産品」と言っても過言ではないでしょう。

製造　天野珈琲
総合評価　46.5
【独創性10、地元こだわり度10、レア度10、味8.5、コスパ感8】
 

第5位　アップルショコラ（ホワイト、ミルク）

道南の七飯町と言えば、日本で初めて西洋りんごが栽培された町。その七飯町と生産量が日本一を誇る青森の両者のりんごを使い、白い恋人で有名な石屋製菓と北海道キヨスクがコラボして作りだした新しいお土産が「アップルショコラ（ホワイト、ミルク）」（各12個　税込864円）です。

グラハムビスケットを混ぜて焼き上げたチョコの甘味とセミドライで仕上げたりんごの酸味のコントラストが斬新で、この品は従来商品とは一線を画した「チョコレート進化形」と言えるでしょう。なお、本品も道内の北海道四季彩館と一部のキヨスクでしか販売されていないレアな商品です。

製造　石屋製菓株式会社
総合評価　47
【独創性9.5、地元こだわり度10、レア度10、味8、コスパ感9.5】

さて、ここまでで、おすすめの北海道土産6品が出そろいました。実は総合評価47.5を獲得した第3位が2品同率で並んだので、これからいよいよ上位ベスト3の4品が登場となります。
 

第3位　さっぽろ厚焼きたまごサンド　

2017年4月に販売開始して以来札幌市民の間の口コミで大ブレイクし、夕方には売り切れという事もしばしばという人気商品がこの「さっぽろ厚焼きたまごサンド」（6切れ　税込680円）。

江別の「太田ファーム」の卵を使った厚焼きたまごを札幌で人気の高級業務用ベーカリー「おかめや」のパンでサンドするという、徹底的に地元にこだわって作った和風サンドイッチです。箱の中では「分厚いたまご焼き」がパンを押しのけるように強烈に自己アピール！そして脇にはラスクと味付けのりも添えられています。 そっとつままないと型崩れしそうなぐらい柔らかなパンを取り上げ、まずは一口。ふんわりモチモチのパンの旨みと料亭風に味付けされた柔らか玉子の上品な味わいが広がり、日本酒が欲しくなってきます。さらに付属の味付けのりを巻いてみたら、これまたひと味違う磯の味わいが加わり、サンドイッチというより寿司をつまんでいるような感覚になります。この和風サンドは売り切れ必至のレア商品なので、ご希望の方は見つけたら早めにゲットしておく方がいいですね。

製造　株式会社　シーピーエス
総合評価　　47.5
【独創性10、地元こだわり度10、レア度10、味8.5　、コスパ感9】
 

同率3位　札幌時計台チーズクッキー　

レア度でいけばこれが一番、ということで紹介するのが2018年6月1日にデビューした「札幌時計台チーズクッキー」（18枚　税込1080円）。

本品は札幌のシンボル、時計台をイメージしつつ北海道キヨスクと老舗菓子メーカー三八が共同で開発したオリジナル限定品。道産のチーズをふんだんに盛り込みサクサクに焼き上げたクッキーで、ほんのりとした塩味と香ばしいチーズの相性は抜群です。スイーツとしてだけでなくウィスキー等お酒のおつまみとしてもぴったりで、辛党の方へのお土産でもきっと喜んでもらえますよ。

製造　株式会社　三八
総合評価　47.5
【独創性10、地元こだわり度9.5、レア度10、味8、コスパ感10】
 

第2位　十勝ポップコーン　

え、いただいたお土産がアツアツの出来たてに変身!? そんなマジックみたいな「摩訶不思議お土産」が、こちらの十勝ポップコーン（56g　税込240円）。

手品の種あかしをすれば「な～んだ」と言われそうですが、それは皆さんの家にある電子レンジでした。パッケージに記載してある通りに袋のまま電子レンジに入れて約2分半で、パチパチというコーンの爆ぜる音とともに袋は膨らんでいきます。 パチパチ音がピークを過ぎて2,3秒の間隔になればそれで出来上がり。やけどをしないように注意しながらゆっくり袋の口を開けると、香ばしい匂いとともに中からアツアツのポップコーンが出てきます。 それでそのお味は、なんて野暮な質問はご無用に。なんと言っても出来たてに勝るものはなし、さらに農業王国、メイドイン十勝で素材の良さもお墨付きです。一つつまんだらまた一つと後を引く味で、これは仲間同士で食べたら奪い合い必至のデインジャラス・バトルフード！食べる楽しみに作る楽しみも加わり、なるほど北海道知事賞をゲットしただけのことはあると納得しつつ、ひとパックを一気に完食。次回は一袋といわず大量に「大人買い」すべしと意を新たにした次第です。

製造　前田農産食品株式会社
総合評価　48
【独創性10、地元こだわり度10、レア度8、味10、コスパ感10】
 

第1位　三草松前漬　函館きらり

「え、北海道にこんな贅沢な松前漬があったの？」パッケージを開けて中を見た瞬間、地元住民でさえそんな言葉を口にしてしまうのがこちら「三草松前漬　函館きらり」（180g x 2個　税込2880円）。

真昆布、がごめ昆布、するめいかをベースに数の子、ホタテ、カニ、イクラと言った海の幸満載というその豪華さは、松前漬けというより海鮮丼の具材としてそのまま使えそうな内容です。鰹と醤油のシンプルな出汁に昆布や海鮮具材のエキスが融け込んで絶妙の旨みを引き出しており、これぞ海鮮王国北海道でしか作り得なかった逸品であると言えましょう。なお、本品も当店と函館、帯広の北海道四季彩館でしか手に入らないレアな北海道土産です。
製造　中水食品工業株式会社
総合評価　48.5
【独創性9.5、地元こだわり度10、レア度10、味9.5、コスパ感9.5】

さて、スイーツあり海鮮あり、またラーメンや珍しい珈琲にマニアックな雑貨もありと様々な分野から10品のお土産をセレクトしてランキング紹介しましたが、こちらの北海道四季彩館には北海道各地から取り寄せたお土産がまだまだたくさんあります。札幌駅からJRで各地への行き帰りの合間にちょっとこちらのお店をのぞき、今度は「あなた好みのお土産ベスト10」を選んでみたら、また北海道の旅がもっと楽しくなるかも知れませんね。

【北海道四季彩館札幌西店DATA】
営業時間：7:00-22:00
場所：札幌市北区北6条西4丁目 JR札幌駅構内
電話：011-261-8655
公式サイト：http://www.hkiosk.co.jp/shop/detail.php?id=1040

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