タイから癒しの国ラオス
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ラオスもタイと同じく国民の90%以上が敬虔な仏教徒。早朝は托鉢の様子も見られる(c)日本アセアンセンター |
東南アジアで唯一海を持たない内陸の国、ラオス。タイの北部から東北部にかけて国境が接しています。タイとは言語や文化も非常に似ていますが、経済的な発展が目覚しいというわけではなく、国の中を流れるメコンの流れのように、のんびりとした雰囲気が漂っています。
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メコン川の下流に突然現れる瀑布群は迫力満点 |
ラオスの見所は、ラーンサーン王国の王都として栄え、街全体が世界遺産に指定されたルアンパバーンや、南ラオスに位置するクメール様式遺跡ワット・プーやメコン川が激流となって流れ落ちるコーン瀑布群。首都のビエンチャンにはこれといった観光スポットはありませんが、街の真ん中にある市場(タラートサオ)には、ラオスのシルクやコットンの織物やラオス女性が身にまとう「シン(巻きスカート)」や竹細工などの工芸品を購入することができるので、お土産を買うならこの市場がおすすめです。
タイからの主なアクセスは空路と陸路。バンコクから首都ビエンチャンへのフライトは毎日タイ国際航空とラオス航空が、そしてルアンパバーンへは毎日バンコクエアウェイズとラオス航空のフライトがあります。陸路なら合計6つの国境から入国できますが、代表的なルートは2つ。1つは東北部の街ノンカーイから友好橋を渡って首都ビエンチャンへ、もう1つはさらに南に位置する東北部の街ムクダハンからラオス南部の街サバンナケットへ行く方法です。また、北部のチェンマイと東北内陸部のウドンターニーから週2回ルアンパバーンへのラオス航空のフライトもあります。