国際的なグルメ都市 ベルリンのレストラン

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ベルリンのグルメはレベル高し!写真はティム・ラウエ作のベルリン名物「ケーニヒスベルガ―・クロプセ」

ドイツの首都ベルリンは世界でもトップレベルのグルメ都市。ドイツの食というと多くの人がソーセージとビールを想像すると思いますが、じつはもっとバラエティ豊富で知られざるおいしいものがいっぱい。とくにベルリンは世界中の人々が集まる国際都市だけに各国料理もよりどりみどり。食のトレンドが次々と誕生し、いまや「食べ歩き」がベルリン観光の目玉のひとつになっているほどなんです。

ここではおすすめのグルメイベントにくわえて、ミシュランの星付きレストランから格安レストラン、ベルリン名物が食べられる老舗、行列のできるファストフード、観光名所となっているマーケットなど、ベルリンでぜひ訪れたい人気店やグルメスポットにくわえておすすめのグルメイベントを厳選してご紹介。気になるチップの払い方についても解説します。

1. ドイツで一番有名なシェフ「ティム・ラウエ」の店

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グルメ・フェス「eat! berlin」ステージで挨拶するティム・ラウエ氏(写真右)

元ギャングというユニークな経歴を持つベルリン出身のティム・ラウエは、米オバマ前大統領歓迎晩餐会やベルリンの壁崩壊25周年記念イベントでの料理も担当した、ドイツを代表するトップシェフ。ミシュラン2つ星レストラン「ティム・ラウエ」やホテル・マンダラ内にある「ファシル」、ホテル・アドロン内の高級アジアンレストラン「スラ・ブア」などベルリン市内に数店舗を経営しています。日本とアジアにインスピレーションを得たスタイリッシュな料理がグルメたちの間で大評判。国内外から多数のゲストが訪れる有名店なので早めの予約がおすすめです。
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ベルリンのグルメレストランといえばティム・ラウエ。写真は日本とタイのフュージョン料理が評判の「スラ・ブア」

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住所:Rudi-dutschke-str. 26  10969 Berlin
TEL:030-25937930
営業時間:火 19:00~24:00 水~土 12:00~15:00 19:00~24:00 日月定休
アクセス:UバーンKochstrasse駅から徒歩5分

2. 24時間営業の朝食レストラン「ベネディクト」

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行列ができる朝食専門レストラン「ベネディクト」。店内はモダンで開放的な雰囲気

いま、ベルリンでもっとも勢いがあるトレンド店のひとつが、MAX BRAWN HOTELの1階にある朝食専門のレストラン・カフェ「BENEDICT」。もともとベルリンのカフェは朝食メニューが豊富なことで知られていますが、同店はなんと24時間オープンでいつでも世界中の朝食が食べられるんです。英語が飛び交う明るい店内、国際的でフレンドリーなスタッフ、各国の朝食メニューなど、ドイツにはなかった雰囲気と料理が評判をよび、連日行列ができるほどの人気店となっています。
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エッグズベネディクトは一番人気のメニュー。自家製パンとコンフィチュール、サラダ付き

アメリカ、フランス、イギリス、北アフリカなど各地の朝食が揃うなかでも一番人気なのがエッグズベネディクト。とろとろの卵とまろやかなソース、自家製パンが三位一体となって得も言われぬおいしさです。もうひとつの人気メニューのパンケーキは、驚くほど分厚い三段重ねでインスタ映えもばっちり。ふわっふわで口に入れたとたんにとろけます。

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MAX BROWN HOTELの客室。まるで自宅のように居心地が良くてくつろげる

ベネディクトが入っているMAX BROWN HOTELは有名なショッピングストリート、クーダムの近くに位置するおしゃれなデザインホテル。客室は機能的で居心地がよく、暮らすように滞在できます。何よりの魅力はフレンドリーで温かいサービス。またここへ戻ってきたい、と思わせてくれるホテルです。
Max Brown Hotel Ku'damm

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BENEDICT
住所:Uhlandstr. 49 10719 Berlin
TEL:030-994040997
営業時間:24時間営業 無休
アクセス:UバーンHohenzollernplatz駅から徒歩3分ほか

3. 流行のイスラエル料理「フムス&フレンズ」

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フムス&フレンドにてレンズ豆のスープとほんのり甘いイスラエルの麦芽ジュース

ベルリンの食のトレンドとなっているイスラエル料理とビーガン。その2つを備えた店がミッテ地区のシナゴークの並びにある「Hummus&Friends」。天井が高く解放感がある店内は温かみのある木製のインテリアでまとめられ気軽に入りやすい雰囲気です。同店の看板商品は店名にもなっているフムス(ひよこ豆のペースト)。ほか、豆のスープやきゅうりとトマトのサラダ、ナスやパプリカのグリルなどヘルシーなイスラエル料理が楽しめます。タヒニ(ごまのソース)をつけていただくカリフラワーの丸ごとグリルもぜひ一度食べてみてほしい1品。ハッケシャーホーフにも近く、観光やショッピングの途中で立ち寄るのに便利なロケーションです。

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Hummus & Friends
住所:Oranienburgerstr. 27 10117 Berlin
TEL:030-55471454
営業時間:11:00~24:00
アクセス:Hackescher Markt駅から徒歩3分

4. ベルリン名物料理レストラン「マックス&モーリッツ」

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アイスバインは驚きのボリューム!ケーニヒスベルガー・クロプセやシュニッツェルなど肉料理が豊富

ケーニヒスベルガー・クロプセ、アイスバインなどベルリンの郷土料理やドイツの伝統料理を食べるなら、クロイツベルク地区にある「マックス&モーリッツ」がおすすめ。古き良き時代の空気が漂う店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと食事を楽しむことができます。オリジナルの無濾過ビールやピルスナーほかビールも種類豊富。どの料理もボリューム満点なのでお腹をすかせて行きましょう。ゼラチン質たっぷりのアイスバインを食べたら、翌日はお肌がぷるぷるになりますよ。

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MAX & MORITZ
住所:Oranienstr. 162  10969 Berlin
TEL:030-69515911
営業時間:17:00~
アクセス:UバーンMoritzplatz駅から徒歩3分

5. ベルリン名物チキンの有名店「ヘネ」

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ベルリンで一番古いレストラン「ヘネ」。看板料理のチキンを求めて世界中からゲストが訪れる

クロイツベルク地区にある「Henne(雌鶏の意味)」は、店名からも想像できるようにチキンで有名なレストラン。このお店の「牛乳で育てた鶏のロースト」は、看板メニューにして唯一のメニュー。絶品チキンを求めて、足繁く通うベルリーナーや世界中からやってくる観光客で連日満員です。パリパリと香ばしい鶏皮やジューシーで柔らかい肉は噂どおりの美味しさ。手づかみで思いっきりかぶりつきましょう!

詳細記事はこちら>>>ベルリンの名物ローストチキンレストラン、ヘネ

6. 人気観光スポット!グルメ屋台村「マルクトハレ・ノイン」

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世界各国の屋台が集まる「マルクトハレ・ノイン」はベルリンの人気観光スポット

ドイツでは今、おしゃれでグルメなストリートフードが大ブーム。その人気の火付け役ともいえるのがここ「Markthalle Neun」。1891年創業の歴史ある市場が2011年にリニューアル。スローフードとサスティナビリティをコンセプトに地産地消型のマーケットに生まれ変わり、各国料理やパン、スイーツなどのスタンド が並ぶ屋台村が出現。各自好きな物を買って食べられるフードコートのようなスタイルがうけ、一躍人気グルメスポットに。いまや世界中から観光客が押し寄せるベルリンの名所となっています。

詳細記事はこちら>>>ベルリンの人気グルメスポット 市場に屋台村が出現!

7. 自家製クラフトビールが飲めるレストラン「レムケ」

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ビール醸造所レストラン「レムケ」ではクラフトビールの飲み比べが楽しめる

ベルリンならではのおいしいビールが飲みたい! というみなさんにおすすめなのがハッケシャー・マルクトのすぐ近くにあるビール醸造所併設のレストラン「LEMKE」。ヴァイツェン、IPAなど様々なビールがありますが、迷ったら6種類のビールを飲み比べできるセットがおすすめ。料理はボリュームたっぷりのドイツ料理やベルリンの郷土料理が揃っていてビールがぐいぐいすすみます。

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Brauhaus Lemke Hackescher Markt
住所:Dircksenstr. 143  10178 Berlin
TEL:030-247 28727
営業時間:12:00~24:00
アクセス:Hackescher Markt駅の高架下

8. アジアンタパスレストラン「トランジット」

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アジア料理の「トランジット」。小皿サイズでいろいろ楽しめるのが嬉しい

ボリュームたっぷり、お肉たっぷりなドイツ料理を連日堪能して胃が疲れてしまった時におすすめなのが、アジア料理をタパス感覚で楽しめるレストラン「Transit」。生春巻き、北京ダック、グリーンパパイヤのサラダ、タイ風カレー、ガドガドなどタイやインドネシア料理を中心とした小皿料理が一皿3.5ユーロ均一という驚きの良心価格。いろんな料理をちょっとずつ味わえる、日本人にとっては嬉しいお店です。

詳細記事はこちら>>>ベルリンで大人気!タパス風アジアンレストラン

次に、ベルリンの食べ歩きには絶対外せない名物ファストフードの名店を2つご紹介します。

9. カリーヴルストの名店「コノプケ」

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ベルリンのソウルフード、カリーヴルスト。ポテトや小型パンと一緒に立ち食いが基本

ドイツには驚くほどたくさんの種類のソーセージがありますが、最近の一番人気はソーセージにカレーソースとスパイスがかかったカリーヴルスト。発祥の地とされるベルリンのカリーヴルスト界で伝説の店となっているのが、創業1930年の老舗「コノプケ」。旧東ベルリンの観光名所のひとつともいえる、押すに押されぬ有名店です。UバーンEberswalderStr. 駅のガード下にあるスタンドは、食事時や週末になると老若男女で大賑わい。テーブルとベンチが用意されているのでゆっくり座って食べることもできます。

詳細記事はこちら>>>本場ドイツで人気の最強ソーセージはカレー味!?

10. 行列ができる「ムスタファズ・ゲミューゼ・ケバブ」

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ケバブはベルリンの名物フードのひとつ。野菜ケバブのムスタファは長蛇の列ができる有名店

カリーヴルストと並ぶベルリンの名物ファストフードといえばケバブ。市内に1,600店もあるというケバブスタンドのなかでも一番おいしいと評判で常に長い行列ができるのがここ。店名に「ゲミューゼ(野菜)ケバブ」とあるように、特徴はずばり野菜。レタスやトマトなど生野菜とじゃがいもやズッキーニの素揚げ、そしてジューシーなチキンのコンビネーションが絶妙で、並んだ甲斐があった~と思わせる絶品ケバブです。

詳細記事はこちら>>>名物 ベルリンで一番長い行列ができるケバブ店

スターシェフが集結するイベント「イート! ベルリン」

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「eat!berlin」のひとこま。劇場でオペレッタを鑑賞しつつスターシェフ達による特別メニューを堪能

近年のグルメブームにのって食のレベルがぐんぐんアップしているドイツ。ブームの発信地となっているベルリンでは年間を通して様々なグルメイベントが開催されており、ストリートフードイベントやビールフェスなど観光客でも気軽に参加できるイベントが多数あります。なかでも毎年開催されるグルメフェス「eat!berlin」は美食を堪能したい人におすすめ。期間中は国内外で活躍するスターシェフがベルリンに集結し、レストランや劇場、プール、マーケットなどあらゆる場所を舞台に趣向をこらしたイベントが開かれます。

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5人のシェフが料理を1品ずつ担当。写真は「ベルリンの風」と名付けられたデザート

「eat!berlin」第7回目を迎えた2018年、初参加の私が選んだのは劇場「Tipi」でオペレッタを観ながらコース料理をいただくというイベント。この日は、5人のスターシェフがアミューズからデザートまでの5品を1品ずつ担当。料理、ワイン、ショーのすべてがすばらしく、会場のみんなが一緒になって笑って歌って楽しむ一体感に大いに感動。忘れられない素敵な夜となりました。

2019年の開催期間は2/21~3/3。興味のある人はぜひチェックしてみてくださいね。
eat! berlin公式サイト

チップの金額、払い方は?

レストランでおいしい料理を堪能した後、支払い時に発生するのがチップ問題。日本にはない習慣なので、金額や渡し方など戸惑う人が多いようです。ドイツではチップは義務ではありませんが、サービス係がいる飲食店では渡すのがマナー。ファストフード店などサービス係がいない場合はチップは不要です。金額は料金の5~15%が相場で、高級店になればなるほど多めに渡すのが一般的。とはいえ厳密に計算する必要はなく、合計金額にチップを足してキリのいい金額にし、「シュティムト・ゾー(お釣りは結構です)」と言えばOK。カードで支払う場合は合計金額にチップを足した金額を伝えるか、決済後に現金でチップを渡してもよいでしょう。下記にいくつかチップ額の例をあげますので参考にしてください。

  • カフェで2.9ユーロのコーヒーを頼んだ場合→チップ込みで3ユーロ
  • ビール醸造所併設のドイツ料理レストランで合計23.5ユーロの場合→チップ込みで25ユーロ
  • 星付きレストランで合計132ユーロの場合→チップ込みで150ユーロ
チップは感謝の気持ちを表すものなので、満足度に応じて気持ちよく渡したいものですね。

取材協力:ドイツ観光局 ベルリン観光局
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。