ベルリンの人気観光「ベルリンの壁めぐり」

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ますます人気が高まる「ベルリンの壁めぐり」。写真はベルナウアー通りの野外展示場

町が東西に分裂されたうえに壁が建設されるという、波乱万丈の歴史を持つベルリン。壁が崩壊後、街はどんどん進化を続け、今やクリエイターをはじめ世界中の人々が集まり「世界で一番クールな街」と言われるまでになりました。一方でベルリンには自らの負の歴史と向き合い、それを見てくださいと言わんばかりに広めるスポットが数多く残され、ここ数年でまた新たな施設もオープン。多くの人々がベルリンに惹かれこの街で「自由」を感じることができるのは、だからこそなのかもしれません。

2014年のベルリンの壁崩壊25周年、2015年の東西ドイツ再統一25周年という大きな節目を経て、ベルリンではますます「壁めぐり」が観光のハイライトとして人気を集めています。ここでは「イーストサイドギャラリー」や「壁博物館」をはじめ壁にまつわる様々なスポットをご紹介。無料で見られるところが多いのでぜひ足を運んでみてください。

「壁」についてはこちらの記事で分かりやすく説明しています>>>ベルリンの壁とは?建設から崩壊まで

イーストサイドギャラリー

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東ドイツの国家評議会議長だったホーネッカーとソ連のブレジネフを描いた絵はギャラリーのなかでも有名な絵のひとつ

東駅(Ostbahnhof)を出てシュプレー川沿いにオーバーバウム橋(Oberbaumbrücke)まで続く全長1.3kmの壁に、絵が描かれたオープンギャラリー。損傷が進んでいたため、壁崩壊20周年を機に描き直されました。21か国118人のアーティストたちのメッセージが込められた絵は見応えたっぷりです。

East Side Gallery
住所:Mühlenstraße, 10243 Berlin(Googleマップ
アクセス:SバーンOstbahnhofまたはWarschauerstr.駅から徒歩1分

チェック・ポイント・チャーリーと壁博物館

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国境検問所だった「チェック・ポイント・チャーリー」 隣の「壁博物館」では脱出の様子や壁の悲劇を知ることができる

壁の時代、外国人だけが通過できる検問所だった「チェック・ポイント・チャーリー」。今では兵士の扮装をした記念撮影要員が立つ観光名所となっていますが、当時は冷酷なチェックが行われていた場所。隣に建つ「壁博物館(チェック・ポイント・チャーリー)」では、実際に脱出を試みた人たちの話とともに東側からの脱出の手段や道具などが展示され、壁の悲劇を克明に記しています。

Mauermuseum
住所:Friedrichstr. 43 10969 Berlin(Googleマップ
TEL:030-253725-0
営業時間:9:00~22:00
入場料:大人14.5ユーロ
アクセス:U6 Kochstr. 駅からすぐ

テロのトポグラフィー

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生々しい壁が残るニーダーキルヒナー通り。展示と資料館はベルリンに行ったらぜひ訪れてほしい場所

チェック・ポイント・チャーリーから西へ1ブロック、ニーダーキルヒナー通り(Niederkirchnerstr. )ある約200mの壁には、崩壊当時に空いた穴や鉄骨が生々しく残っています。ここはナチス時代にはゲシュタポの本部があった場所。壁の下にある地下牢だったスペースは、恐怖政治によるテロ(=国家によるテロ)を伝える野外展示場になっています。

2010年には敷地内に資料館がオープンし無料で公開中。ここの展示内容の重さ、克明さは衝撃的です……だけど人類の負の歴史として知っておきたいこと。ベルリンに行ったらぜひ一度は訪れてみてほしい場所です。

Topography of Terror Documentation Center
住所:Niederkirchnerstraße 8 10963 Berlin(Googleマップ
TEL:030-254509-50
営業時間:10:00~20:00 
アクセス:UバーンKochstr. 駅から徒歩3分他
入場無料

次のページでも壁にまつわるスポットをご紹介します。