栄養たっぷりの優秀食材「牛丼」は食べ合わせでヘルシーに!
牛丼を食べてもOK? 太りにくい食べ方とは
「牛丼」は、老若男女問わずおいしく食べられるだけでなく、良質なたんぱく質や不足しがちな鉄分を摂取できる優秀メニュー。しかも、牛肉は免疫に関係している鉄や亜鉛を含む食材。最近体がダルい、すぐに風邪を引いてしまう……など、何かと体調を崩しやすい春にはもってこいなんです。
かつては「牛丼」というと若い男性やサラリーマンのパワーめしというイメージで、「カロリーが気になる……」と思う方もいるかもしれません。
でも、ダイエットのために「カロリー至上主義」に陥ったり、必要なたんぱく質や脂肪分までカットしすぎたり、糖質を排除しすぎるのはおすすめしません。一時的に体重を落としたとしても、体へのダメージは倍返しのリバウンドにつながります。
体の組織や筋肉、美肌のもとになる栄養素まで不足し、食べる楽しみまで失ってストレスをためこんでしまえば、体の基礎代謝が落ち、太りやすくなります。美を保つダイエットにも悪影響だからです。
牛丼が食べたい! そんなときはおいしく食べましょう! 今回は、松屋の人気メニューを例に挙げ、太りにくい食べ方を紹介します。
実は、松屋の牛めしは化学調味料不使用で、調理の過程で余分な脂肪分が落とされていたりと、健康なダイエットのための嬉しいひと手間が施されているのもうれしいポイント。牛肉の風味を生かしたやさしい味わいも特徴ですよね。ハードな仕事で体が疲れたときにもお世話になるメニューだからこそ、この気配りは嬉しいですよね。では、さっそく見ていきましょう。
<目次>
日本が誇る健康食! 食べ合わせに重要な「みそ汁」
まず、松屋は店内で食べましょう! すべてのメニューに無料でついてくる、みそ汁が最強なんです。
たかがみそ汁、と侮るなかれ。みそ汁は、体を作る必須アミノ酸、つまり「タンパク質」スープ。日本が誇る健康食なんです。
みそ汁のみそはダイエットを左右する善玉菌の大好物である「大豆オリゴ糖」。善玉菌が増えると、食欲抑制ホルモンの分泌が活発になります。つまり、脳から、満腹サインが送られ、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。暖かい汁物で腸をリラックスさせ、排便をスムーズにしてくれます。
価格:60円(税込)※おかわり・持ち帰りの場合
カロリー・34kcal
たんぱく質・1.8g
おすすめは肉質のよいプレミアム牛めし!「おろしポン酢牛めし」
ダイエット中には牛肉を避けている方もいらっしゃるかもしれませんが、牛肉のたんぱく質のアミノ酸の組成は体外に排出されず、体内に残って働く良質なたんぱく源となります。
とくに、アミノ酸の一種である「L-カルニチン」は、体内の脂肪酸の代謝に深く関わっています。さらに、牛めしの上にのった、大根おろしの酵素がたんぱく質の消化を促します。ワンコインでこの完成度は秀逸!
ちなみに、プレミアム牛めしは、熟成チルド牛肉を使用していて肉質がよいのも注目ポイント。冷凍牛肉と違って細胞が壊れていないため、グルタミン酸が肉から流れ出ず、お肉のうまみをしっかり味わえます。プレミアム牛めしの取り扱い店でなければ、「おろしポン酢牛めし」でもOKです。
価格・480円(税込)
カロリー・739kcal
たんぱく質・20.2g
ネギと卵で具沢山!「ネギたっぷりプレミアム旨辛ネギたま牛めし」
こちらもプレミアム牛めしのトッピング違い。まず、「これでもか!」とふんだんにトッピングされたネギに注目。ネギに含まれる「アリシン」は、疲労回復の効果があるビタミンB1の吸収を促すため、ぜひ、牛肉と一緒に食べたい食材です。
また、ネギやゴマなど薬味特有の「苦味辛味」成分は硫化アリルと呼ばれ、牛肉にも含まれているビタミンB群といっしょに食べると、ご飯の炭水化物を効率的に燃やす効果が持続します。プレミアム牛めしについてくる、専用『特製黒胡麻焙煎七味』ともよくマッチします。
価格・490円
カロリー・842kcal
たんぱく質・26.4g
牛めしトッピングには「納豆(ネギ付)」や「とろろ」を
さらに、トッピングをするなら納豆がおすすめ! 肉だけでなく、複数の食材からたんぱく質を摂取することで、代謝のカギとなる「必須アミノ酸」をバランスよく摂取することができます。
また、発酵食である納豆は、腸内環境を整えるうえ、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるので、糖質ケアにもおすすめ。
価格・80円(税込)
カロリー・85kcal
たんぱく質・7.6g
もう一つのおすすめトッピングは、とろろ! でんぷんを分解する消化酵素「アミラーゼ」や、胃の粘膜を保護する「ムチン」を含みます。炭水化物と一緒に摂取することで、消化の負担を軽減してくれるので、牛めしとの食べ合わせは抜群!
価格・100円(税込)
カロリー・44kcal
たんぱく質・1.5g
遅い夜ご飯は、白米を「冷奴」にチェンジして糖質を控えめに
活動量の多い朝や昼なら、お腹いっぱい牛めしを食べても消費するチャンスがありますが、夕食の場合は注文の仕方にもちょっとアレンジを加えましょう。
残業で夕食が遅くなってしまったときは、牛めしを「冷奴と牛皿」に置き換えてみましょう。白米に比べると糖質はぐっと抑えられ、糖質制限中の強い味方。豆腐は大豆たんぱく質の塊。動物性タンパク質の牛肉と一緒に食べることで相乗効果になります。もちろん、プレミアム牛皿でもOK。専用『特製黒胡麻焙煎七味』もついてきます。
もし物足りなければ牛皿を大盛 (280円<税込>、カロリー/330kcal たんぱく質/13.1g)にしたり、牛めしをミニ盛りにして牛皿を追加してもOKです。
冷奴
価格・100円(税込)
カロリー・92kcal
たんぱく質/7.8g
牛皿並盛
価格・210円(税込)
カロリー・262kcal
たんぱく質・10.2g
以上、牛めしでおなじみの松屋でのおすすめの食べ方・メニューの選び方を紹介しました。時間がないとき、ささっと食べられる便利な松屋。よくよくメニューを見直すと、ご飯、みそ汁、お肉、卵、豆腐、納豆……そう、お気づきになりましたか? バランスの良い「和の定食屋さん」の献立が並んでいます。
お腹が空いたとき、食べ慣れた温かい牛めしを食べると、ホッと落ち着きますよね。まさに、ストレスフルな現代人の心と体のエネルギー源。
「牛めしを食べたい!」という体の声を大切に、少しだけ食べ方に気を使えば、立派な「ヘルシー和定食」です。上手に美味しく、活用しましょう!
【取材協力】
松屋フーズ
取材・文/北川和子
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