「普段会わない人」との雑談は難易度が高い

スムーズな雑談テクをおさらいして帰省時のストレスを減らそう

スムーズな雑談テクをおさらいして帰省時のストレスを減らそう

離れて暮らしていると、実家であっても会話が続きにくい……という人もいるそうです。義父母のところに行かなければならない人、親戚の家に顔を出さなければならない人などにとっては、帰省時の雑談はさらに難易度が高いはず。

地雷を踏まないためのポイントや、場が持つ会話のコツなど、帰省前に確認しておきたい雑談テクをご紹介します。
 

「ダメ出しネタ」にご用心!

「お父さんったら、本当にお酒にだらしないのよ。この前なんか玄関で寝ちゃって、その後ね……」

「○○は約束やぶるでしょ。子供の頃からそうなのよ。中学生の時なんかね……」

こういった身内のちょっとしたダメ出しネタを振られた時、皆さんはどのように対処しているでしょうか。

お母さんが話題にしがちな家族のダメ出しネタは、代表的な「ひっかけ話題」。「ホントに困りますよね」といったコメントをしてしまうと、話題にされた家族を不快にさせたり、反感をもたれたりということもあります。身内のダメ出しネタを振られた場合は、否定の言葉で受け、話題を変えるのが正解です。


例)
そんなことないでしょー。ところで、いい匂いがしているけど今日はカレー? ちょうど昨日からカレー食べたいと思ってたの」


配偶者の実家でダメ出しネタが出たときには否定するだけでなく、言い換えで褒めるようにしましょう。


例)
「ウチの息子は昔から短気なのよね。怒りっぽくて、○○さんも困ってるんじゃない?」

そんなことないですよ。裏表がないし、ハッキリ言ってくれる性格なので、むしろありがたいです


誰でも自分の息子や娘は可愛いものです。自分からネガティブな話題を振って同意を求めても、配偶者から同調されると、いい気はしません。

久々に会った親戚との会話でも、こういったダメ出しネタが出やすい傾向があります。この場合も、否定した後に褒めに変える言い方でのりきりましょう。


例)
「まぁ、○○ちゃんはいつもキレイで。うちの××なんて、勉強ばっかりで化粧っ気もないし女らしさが足りないよねぇ」

そんなことないですよ。肌もキレイだしナチュラルな感じが素敵じゃないですか。頭も良くて羨ましいです


謙遜や自虐のフレーズを褒めに変えるというのは、様々なシーンで応用できるのでこの機会に馴染んでおきましょう。


褒めの言い換え例)

暗い → 落ち着いている
失敗ばかり → 行動力がある
頑固 → 意思が強い
つまらない → 堅実
ずうずうしい → 堂々としている
細かい → よく気がつく
八方美人 → 社交的


どう褒めに変えていいかわからないときは「逆に羨ましいです」を使ってみてください。どこが羨ましいのかわからなくても、けなしを否定しプラスに捉えているというニュアンスは伝わります。
 

「仮想敵作戦」にものらないのが正解

ダメ出しネタに相槌をうつのは要注意

ダメ出しネタに相槌をうつのは要注意



「男って、これだから嫌よね」

自分の母や義理の母などに、こういった同意を求められることもあるでしょう。仮想敵をおくと、連帯感が生まれて距離が縮まるように感じられます。

同意を求められるとつい同調したくなりますが、近い関係性の人が仮想敵に設定されたケースでは話にのらないのが正解。相槌を打っただけなのに、悪口を言っていたように思われてしまうリスクがあります。

仮想敵をつくるのであれば、タレントなどの有名人や歴史上の人物など、実生活で接点のない人に限定しましょう。
 

無難なのに広げやすく途切れない!帰省時のおすすめ雑談ネタ3つ


帰省時の会話で地雷を踏まないためには、相手の話を聞く側にまわることが基本。話を振るときに、できるだけ無難な話題を選ぶように気をつけている人も多いと思います。無難な話題をどう広げて間を持たせるのか。お勧め話題や、そこからの広げ方をおさらいしておきましょう。

1.「天気の話題」は健康の話題で盛り上げ、幸せな気分で終える

「いや~、今日も寒いですねぇ」といった天気の話題は、会話が続けにくいのが難点。しかし帰省の場合には、中高年の人たちが大好きな健康関連のネタに繋げれば盛り上がります。

「寒いですねぇ」という一般的な天気の話題になったら、寒いときに注意したい病気や冷え対策などの話題にスライドさせてみましょう。病気や健康について話したい人たちが次々と話題を提供してくれます。


例)
「寒いですねぇ」

「こんな時はヒートショックがおきやすいそうです。急な気温差は身体によくないですよね」

「そうそう。私の知り合いで、脱衣所で倒れた人がいてね……」

ある年齢を超えると病気自慢が盛り上がりますので、会話が途切れにくくなります。病気自慢をする年齢でない場合には、健康ネタにつなげればよいでしょう。


例)

「寒いですねぇ」

「冷え症には辛いシーズンですが、最近、暖かい素材の肌着と身体を暖めてくれる食材に凝っているんです」

「あら、じゃあ腹巻がいいわよ。私も最初は抵抗があったんだけどね……」

この手の会話は「健康が第一であること」「健康である今が幸せであること」を確認しあって終えると後味がよくなります。


2.「食べ物の話題」はこだわりポイントを褒める

 

こだわりポイントを見極めて褒めてから質問する

こだわりポイントを見極めて褒めてから質問する


食べ物の話題は雑談の王道ですが、帰省時は出してもらったものの「褒め」を中心にすすめるのが良いでしょう。

こういった褒めは社交辞令やお世辞ととられがちですので、相手のこだわりポイントを見つけて褒められるかどうかが成功の鍵となります。会話から相手のこだわりポイントを見つけ、そこをフォーカスした褒め方をしましょう。


例)

「この栗きんとん、素朴な味わいで美味しいですね」

「さつまいもを潰して作ってみたの。買った栗きんとんって甘すぎるでしょ」

「それでこんなに美味しいんですね。甘味が控えめで上品だし、自然な色合いも安心できますよね。お砂糖はどのくらい入れているんですか?」


こだわりポイントを褒めたあとに質問を入れると、会話を膨らませることができるだけでなく、社交辞令と思われにくくなります。


3.「テレビの話題」は雑談に最適な共通体験

共通点がないときにはテレビを一緒に見よう

共通点がないときにはテレビを一緒に見よう


雑談の基本として「共通点を話題にする」というのがあります。帰省で話題に困ったら、テレビをつけてみましょう。

まったく違う生き方や考え方のあの人でも、同じ番組を見ることで雑談に繋げやすい共通体験ができます。番組の感想を話すところからはじめ、普段どんな番組を見ているのか、好きな著名人は誰かといった質問で会話を広げるとよいでしょう。

帰省のときはお笑い番組など明るい番組を選ぶのもコツです。感情は感染しやすいと言われています。率先して笑うようにすると明るい気分が伝染しますので、和やかな雰囲気を作る効果が期待できます。
 

聞き手にまわるときの注意点

「相手に話題を振って聞き手にまわる」というのが、帰省時のコミュニケーションの基本。でも、質問の仕方を間違うと尋問のようになってしまいます。相手が答えたくない質問には答えなくてすむように、ボカしを入れましょう。


例)

× どの大学に決まったんですか?
○ どのあたりの大学に決まったんですか?

相手があまり言いたくない場合には「一応、中堅どころには滑り込めたんだけどね」といった感じで答えることもできますし、言いたい話題であれば具体的に答えてくれるでしょう。

質問は「あなたに興味があります」というサインを送るだけでなく、相手が話しやすくなる雰囲気を作る意味でも、会話を広げる意味でも有効です。相槌に適度に質問を混ぜ、会話を盛り上げましょう。

帰省が憂鬱だという人は、その気分が少しでも緩和されますように!




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