無料のワイヤレスネットワークはつながらなかった その2
次は、2件目のホテルです。 このホテルは、1箇所目のホテルの近隣で、こちらは公共エリアにて接続可能:無料となっています。行ってみて分かったのですが、公共エリアとはビクトリア駅のことだったようです。確かにロンドン最大の駅なので、駅構内にはホットスポットがあり、インターネットに接続することができます。ホテルから駅までは、歩いて5分程度ですが、ホテルに無線LANの設備がある訳ではありませんでした。 また部屋に有線LANの設備もありません。誇大広告といえば、そう思えます。
ちなみに、そのホテルでは30分400円程度で有線インターネットが利用できます。ただ、部屋で利用できるのではなく、ロビーにある少々くたびれた1台のコンピュータで利用できるだけ でした。
さて、最後に3件目です。こちらは、ロンドンではなく、トーキーという避暑地です。アガサ・クリスティで有名な田舎町で、ロンドンからは300kmほど離れています。ここで宿泊したホテルは、B&Bで小さな家族経営のホテルです。200年ほど 前の建物を利用していると宿のマスターが自慢していました。イギリスでは、新築より歴史のある建物に人気があるようです。
さて、ここのホテルの館内設備には、案の定「無線LAN 無料」の文字がありました。実際、行ってみてSSIDを表示してみると、なんとそのホテル名のSSIDが表示されるではありませんか。これは、館内に無線LANのアクセスポイントがあるのは確実です。希望を持って、マスターに聞くと「そんなことは分からない。無線LANなんて聞いたことが無い。」とのことで、結局暗号化キーも分からず、アクセスポイントの所在も分かりませんでした。アクセスポイントさえ分かれば、たぶん初期値の暗号化キーが本体に刻印されているので接続できるはずです。ここのホテルは、事前に電子メールでいろいろと観光名所を問い合わせたところ丁寧に教えてくれたので、インターネットの回線が来ているのは確実です。たぶん、そのルータに無線LANの機能があったのではないかと思います。
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