3位「10年後には藤井四段の頭脳に!子どもの集中力に投資する決断」
わずか14歳2カ月で史上最年少のプロ棋士となり、公式戦29連勝の記録を達成した藤井聡太四段。その快進撃の報道と共に幼少期に受けた教育が紹介され、今年は子どもの集中力を育てる教育に投資する親が増えた。
注目を浴びたのは、藤井四段が幼稚園で受けたという「モンテッソーリ教育」や、幼少期に遊んでいた「キュボロ」という知育玩具。モンテッソーリ教育は、独特の体系を持つ教具を用い、子どもは発達段階に応じた教具で自主的に遊ぶことで、集中力や自立心を発達させていく。
一方、キュボロは、さまざまな形の溝や穴が掘られた立方体の積み木を組み合わせ、ビー玉の通り道を完成させるスイス生まれの知育玩具。集中力や空間把握力、論理的思考力などを育むそうだ。キュボロの輸入総代理店であるアトリエ ニキティキは5月、需要急増に伴う在庫切れに関するお詫びを同社サイトに掲載。生産が進み次第、順次入荷する予定だが、半年待ち以上になる可能性もあるという。
将棋教室に通う子どもの数も急増中だ。日本将棋連盟によると、首都圏の「子供将棋スクール」の会員数は、昨年5月の366人に対し、今年同月は550人。関西でも、新規入会者が例年の5割増しとなっている。
ガイドの解説コメント
早期教育・幼児教育 ガイド 小林 サラ
藤井四段が受けた教育として注目された「モンテッソーリ教育」は、2017年に幼児教育でも非常に注目された「非認知能力」を高める教育法としても知られています。非認知能力とはIQでは測れない内面の力のことで、集中力、自主性、外向性、協調性、心身のコントロールなど、人生に大きな影響を与える能力です。幼児期に非認知能力を育むことで児童期の勤勉性に繋がり、スーパーキッズになる基盤が作られます。
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