暮らしセレクション

国民の決断アワード2017~暮らし部門(2ページ目)

All About「国民の決断アワード2017」、住まい部門の1位から3位を発表します。

執筆者:All About 広報部

2位「再配達って誰も得しない…宅配業者と共存する決断」

 

テスト

 

新築マンションでは標準装備となりつつある宅配ボックスだが、今年は戸建向けの普及が進んだ。背景にあるのは、ネット通販の市場拡大。利用者側は共働きや単身世帯が増えており、不在宅への再配達に追われる宅配業者は悲鳴を上げている。こうした報道が相次いだ上、今後は再配達が有料化されるとの見方もあって、戸建住宅に住む消費者も宅配ボックスに注目し始めたのだ。

大和ハウス工業が2月から新築戸建住宅に宅配ボックスを導入したところ、年間導入目標の600台を約7カ月で達成。好調を受け、10月からはナスタと共同開発の新型宅配ボックスを既存戸建住宅向けに販売開始した。また、パナソニックによれば、同社が販売している戸建住宅用宅配ボックスの販売台数は前年同月比5倍以上の伸びで、10月現在もその勢いは継続しているという。

不動産情報サービスのアットホームが6月下旬、一戸建てに住む男女620名を対象に実施した戸建用宅配ボックスに対する意識調査では、戸建用宅配ボックスの認知度は45.8%。既に13.2%が購入を検討しており、欲しいと思う人は70.5%、「次に一戸建てを購入するなら宅配ボックス付き物件がいい」と答えた人は68.3%に上った。戸建用宅配ボックスの普及は来年以降も加速しそうだ。


ガイドの解説コメント

 

住まいの設備 ガイド 岩間 光佐子
再配達の社会問題化や、ネット通販での買い物が日常的となっていることなどから、注目を集めている宅配ボックス。配達日や時間を気にせず不在時でも荷物を受け取れ、再配達の連絡も不要なこと、直接対面ではない為、プライバシーやセキュリティ面においても安心なことなどが魅力です。高齢の方や幼いお子さんがいるご家庭でも便利なアイテムでしょう。最近では、サイズやデザインなどバリエーションも増え、スマートフォンで荷受けの確認ができる商品も。ポストや表札、ドアホンなどと一体化したタイプ、玄関扉や門扉などとコーディネートできる商品もあるので、プランニングの際にはトータルに検討を。利用する頻度や荷物の大きさ、操作性、将来のライフスタイルの変化などを考慮して選ぶことが大切でしょう。


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