アイドル・タレント

フィロソフィーのダンス 新アルバムを本人が全曲解説(2ページ目)

FUNKY BUT CHICな4人組・フィロソフィーのダンスがセカンドアルバムをついに発売。新しいアイドルポップスの「ザ・ファウンダー(創始者)」を名乗る決意を込めた1枚は、踊れるファンク・ソウルをベースにより幅広い楽曲に、メンバーのスキルも次のレベルに到達した傑作です。その全曲をメンバーに紹介していただきました。また10月のワンマン振り返りも。

大坪 ケムタ

執筆者:大坪 ケムタ

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セカンドアルバムは4人の個性が出ることで”キャラソン化”!?


--さて今回のセカンドアルバム「ザ・ファウンダー」、聴けばわかるモンスターなアルバムだとは思うんですが、みなさんの口からその魅力を教えてください!


マリリ:ファーストに比べて曲のバリエーションも色濃くなって、メンバーの歌唱面も確実にレベルアップしてるのが音源聞いて伝わってくるんじゃないかな。それも歌の上手さじゃなくて表現力みたいなところが。ファーストアルバムにはなかった歌い方や、ニュアンスの付け方が色濃くなっていて、はっきりと「私たちのアルバムだ!」って言える一枚だなって思います。

ハル:メンバーの中で「ファーストアルバムが私たちの名刺代わりになるような一枚だったね」ってよく言うんですけど、セカンドは王道曲をベースに、さらにバラード曲だったりインドっぽい曲だったり幅を広げたアルバムになったと思っています。

おとは:あと前より4人の個性が出ることによって、キャラソンを聞いてる時の心情のような……。

--キャラソンですか!

おとは:一人ずつのキャラクターがわかるし、「この子どういう子なんだろう?」みたいな気にさせられるんです。あと前に比べたら4人が一斉に歌うパートが少ないんですけど、その分4人歌う時の厚みがファーストの時よりもセカンドの方が強くて、グループとしての一体感がファーストの時よりも出てるかなと思います。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


まりあ:3人に全部言われちゃったんですけど(笑)、ファーストアルバムが代表曲集めちゃったんで「セカンドどうなるんだろう?」って思ったんですけど、いざ全曲聴いてみると「ファーストに負けてないじゃん!超えちゃったんじゃない!」ってメンバーもスタッフも絶賛するぐらい素敵なアルバムになったなと思います。

--すごくゴージャスになったなという感じがします。それはただオケがいいとかじゃなくて四人の声が良くなって、より胸に伝わってくるようになった。

ハル:活動していく中で、各々が自分の立ち位置をどんどん理解して深まってきてるのかなと思うんです。それもあるのかなと思いますね。最初のシングルとかは誰が誰だか分からないぐらい声が近くて、普通のアイドルさんと同じぐらいの女の子の声だと思うんですけど、その頃の歌と今回のセカンドアルバムを聞き比べると、もう全然違う人たちの歌に聞こえるんじゃないかな。


「新しいダンスを踊らせてあげる」それが私たちの使命!


--ではアルバムの全曲紹介をお願いします!メンバーから一曲ずつその魅力や裏話を教えてください。まず1曲目『ダンス・ファウンダー』。

ハル:『ダンス・ファウンダー』はアルバムのリード曲になるって言うのを聞いた上ではじめ聴いたんですけど、顔になるのにふさわしい曲だなっていうのが最初の感想で。

私はすごく歌詞が好きで、特に「新しいダンスを踊らせてあげる 懐かしいダンスじゃもう物足りない」っていうサビの歌詞があるんですけど、それは作詞のヤマモトショウさん(フィロのスの作詞を全て手がける)が私たちへの使命を歌詞にしたと私は受け止めていて。私たちが新しいダンスを作り出して、みんなに踊らせるっていうのに使命を感じて「やったろう!」っていう気持ちでワンマンも迎えましたし、毎回そういう気持ちで歌っています。

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2017年10月7日 フィロソフィーのダンス 4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」(渋谷CLUB QUATTRO)より


--サビの歌詞の「ちょっと上から目線」がいいんですよね。それを歌えるにふさわしい強さもあって。

おとは:この後、結構ゴリゴリのファンクとかある中で、この曲は一曲でいろんな人の心をつかめる曲だなと思います。マニアックすぎず、誰が聴いてもいい曲だし、ライブもみんなでできる振りとかあるので、どんな方か聞いても楽しめますね。

--では2曲目『ライク・ア・ゾンビ(アルバム・ミックス)』。



マリリ:
この曲は「まだアルバムに入ってなかったっけ?」くらい馴染みがある曲。

ハル:前回のアルバム出した直後の新曲で、ライブでも定番曲すぎて、この中に入っていることにびっくりしますね。

マリリ:シングルで出てはいるんですけど、今回アルバム・ミックスですごい細いパッと聞いたらわからないようなミックスの違いが私たちと加茂さんがこだわってるところなので、あらためて聴き比べてほしいなってところです。ライブでもみんなゾンビになっちゃう楽しい曲です。

おとは:この曲って、今思ったんですけど、去年のアルバムの曲に比べてテーマが明確っていうか、ゾンビ映画みたいなホラーチックな音とか歌詞とか世界をわかりやすく提示した一曲目ですよね。アルバムの最初に出来た曲で、今回のアルバムってインドっぽかったり昔のアイドルっぽかったりテーマが明確な曲が多いんですけど、その先駆けみたいな一曲だったのかなと。

--3曲目はMVも可愛らしい『初めまして未来(アルバム・ミックス)』。



まりあ:
『初めまして未来』も、今配信されているものとちょっと違うアルバムバージョンですね。聴き比べるのもきっと楽しいと思うし、MV と合わせて見てみると楽しいと思う。あとパート割が比較的4人平等なんですよ。なので全員の声を聴き比べてみて欲しいです。あと前向きになれる曲です!

ハル:爽やかな朝の歌、って感じですね。割とアイドルっぽいと言うか、フィロのスにしては“圧”が少なめですね。

マリリ:でも曲をアレンジしてくださった宮野さん(宮野弦士。フィロのスの作曲・編曲を多く手がける)は「これがアイドルソング寄りだって言われてるけど、本当は全然ゴリゴリのファンク要素あるから」みたいなことをおっしゃっていて、面白いですよね。アイドルとファンクを融合して、うまくアイドル寄りになったのかなみたいな曲です。

おとは:あと90年代朝のアニメソングっぽい懐かしさもあって、小さい子とか好きになってくれるんじゃないかな! 私たちの中では結構清い曲っていうか、優しめで入り口になる曲だと思います。
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