「タンスの肥やし」が新しいアクセサリーに!

ビフォアアフター

使わないアクセサリーをハンドメイドでステキにリバース!

「壊れてしまった」「デザインの好みが変わった」「サイズが合わなくなった」……でも、捨てるには惜しい。そんな眠ったままのアクセサリーを、あなたも持っていませんか?

それ、とてももったいないですよね。ハンドメイドのテクニックを使って、いまの好みに合わせてリメイクして、蘇らせる=rebirth(リバース)させてみましょう。初心者さんにもまねしやすい簡単な方法と、デザインのアイデアをご紹介します!

オレンジ色の古いチョーカーをリバース!

リバース前のネックレス

レングスの短さと、ビーズの配置の単調さが少しレトロな印象

こちらが今回リバースさせるネックレス。依頼主さんは40代会社員の女性です。長さ約40cmのチョーカーで、素材は見たところ、カルセドニー(天然石の一種)のようです。
錆びた金具のアップ

金具部分のさびが目立つ

気に入ってかなり使っていたと言うだけあり、金具のめっきの剥がれや、金属部分のさびが目立つ状態でした。

持ち主さんへのヒアリングが成功のかなめ!

リメイクを成功させるには、このアクセサリーを使わなくなった理由、今のファッションの好み、そのほかデザインの希望を、持ち主さんから教えてもらうことが大切です。

また、ガイドは「物には魂が宿る=持ち主の気が移る」と考えているので、アクセサリーへの思い入れやエピソードもうかがうことにしています。

使わなくなっても手元に置いておいたのにはそれなりの理由があるものです。持ち主さんの気持ちを共有してから取り組むと、良いアイデアも浮かびやすいですよ。

今回のテーマは「大人のシンプルリッチ」

ヒアリングの結果は、

<気に入っていた点>
  • 素材感や色合い
<使わなくなった理由>
  • デザインの好みが変わった(可愛らしすぎる)
  • 年齢に合わなくなった(同上&レングス=長さが短すぎる)
<今のファッションの好み>
  • シンプルだけどポイントのあるコーディネートが好き
  • シルバーとゴールドならゴールドが好き
というものでした。

購入してから年月が経ち、持ち主の年齢や好みが変わったことが使わなくなった主な原因のよう。
そこで今回は「大人っぽさ」を意識して、形はシンプルに、長さとちょっとした輝きでリッチ感を出せる、ロングタイプのネックレスを提案させていただきました。
リバースジュエリー計画書

ヒアリングのメモ。長さ、色合い、素材感を変えて大人っぽく生まれ変わらせます!


リバースするネックレスを解体・洗浄する

ネックレスを解体する

ワイヤーや金具が残らないように

いよいよリバース作業開始です!
まずはネックレスの紐やパーツをペンチで切り、ワイヤーやピンを取り除いて、ビーズだけの状態にします。
取り出したビーズ

何個のビーズを使えるかしっかり数えて

劣化の激しいものや割れてしまったものを除くと、約3mmのビーズが116個、約5~6mmのビーズが28個、メタルビーズが11個ありました。

ビーズの数で作れるデザインが変わるので、しっかり数えておくことが大切です。
ビーズを洗う

洗剤の泡で優しく洗います

長年使ったアクセサリーから取り出したビーズは、ほこりやサビの汚れがついています。台所用の中性洗剤で洗って、表面の汚れを取り除き、よく乾かします。

穴の中についた汚れは、2本どりした太めの糸を、中性洗剤を溶かした水につけて湿らせてからビーズに通し、穴の側面を糸にこすりつけるようにビーズを上下させて取り除きます。


糸でビーズ穴の汚れを取る

このひと手間が仕上がりに差をつける!


ビーズボールを作る。

ビーズボール

ランダムに混ぜたファイアポリッシュがキラリ

3ミリ玉で「12個で作るビーズボール」4個と、「30個で作るビーズボール」3個を作ります。ビーズボールの中には、ブラックのガラスビーズを芯として入れています。

通常、ビーズボールの芯には透明や同系色を用いて目立たなくさせることが多いのですが、今回はあえてブラックを選ぶことで、透け感とモード感を強調しています。
チェコファイアポリッシュ

キラッと輝くラスター加工タイプををチョイス

また、もともとの3mmのビーズの数(116個)では足りないので、同系色のファイアポリッシュ3mmを混ぜることにしました。
サテンコートされたものを選ぶことで、キラっとした輝きを加えることもできます。

配置を考える

ビーズの配置を考える

ビーズボードは一つあると便利

さきほど作ったビーズボールに、残りの6mm玉と、他のビーズも加えて、配置を考えます。ただ並べるだけでも無限にパターンがあるので、じっくりと時間をかけて考えます。

配置を考えるときは、画像のようなデザインを考えやすくするビーズボードがあると便利ですよ。

ビーズにピンをつけてパーツを作る

ピンとビーズでパーツを作る

ゴールドのピンで華やかに

配置が決まったら、6mmのビーズ、黒いカットガラスビーズ、黒いファイアポリッシュロンデルなどにゴールドの9ピンをつけ、パーツを作ります。
≫≫ピンのつけ方はコチラ
ビーズのパーツをピンでつなぐ

パーツ同士をバランスよくつなぎます

ビーズボールにも9ピンをつけ、先ほど作ったパーツとつなぎます。
ここがネックレスのサイド部分になります。

ネックレスはストリング(糸などを通すこと)だけで作ることもできますが、部分的に9ピンを使うことで、ビーズの間隔が空いて「抜け感」ができ、また金属的な華やかさをプラスすることもできます。

ネックレスの中央部分を作る

ナイロンコートワイヤーをビーズに通す

丈夫なナイロンコートワイヤーを使用

ナイロンコートワイヤーに残りの6mmビーズや黒いカットガラスビーズ、ロンデルなどを通します。ナイロンコートワイヤーは糸よりも張りがあって丈夫な素材です。
丸小とバタフライの比較

バタフライのほうがニュアンスが出ます

シードビーズ(小さなビーズ)には、一般的な丸小ビーズではなく、バタフライ(ファルファッレとも言う)というビーズを使いました。通すだけでポコポコとした凹凸が現れる面白いビーズです。

ちょっとしたことですが、細部へのこだわりが積み重なって全体の印象を左右するのが、ハンドメイドアクセサリーです。
端の処理のアップ

端はダルマチップですっきりと

ナイロンコートワイヤーの端はダルマチップで処理します。
≫≫ダルマチップのつけ方はコチラ

ネックレスをつなぎチェーンをつける

丸カン接続部分のアップ

1mm以上の太さの丸カンで強度アップ

ビーズボールの部分と、ダルマチップの部分を、ゴールドの丸カンでつなぎます。
≫≫丸カンのつけ方はコチラ

チェーンのつけ方

チェーンは3分割して片側にカニカンをつなぎます

首の後ろにあたる部分には、ゴールドのチェーンを使います。
チェーンの「輪」が大きなものを選ぶと、カニカンをどの位置でも留められるので長さの微調整が可能になります。

さらに、上の図のようにチェーンを3分割しておくと、中央のチェーンがアジャスターになるのでコーディネートに合わせて長さを足すこともできるようになります。
アジャスターありなしの比較

アジャスターを付けると約15cmプラス

体型や合わせる洋服によってネックレスのベストな長さは変わります。
他人が身につける作品を作るときは、なるべくサイズに融通が利くように作ると喜ばれますよ。

リメイクしたハンドメイドアクセサリーの完成!

リバースジュエリー完成写真

使わないアクセサリーをハンドメイドでステキにリバース!

カジュアルなイメージのオレンジにゴールドとブラックを合わせることで、華やかで大人っぽい印象に。
長いレングスも今のファッションと相性が良く、リバース前の少しレトロなイメージはすっかりなくなりました!

アクセサリーは人が身に着けてこそ価値があると思います。何かの理由で使われなくなったアクセサリーにも、ハンドメイドで新しい命を吹き込むことができますよ。

せっかくあなたを美しくするためにあなたの元へやってきたアクセサリーです。ぜひリバースジュエリーという形で、もう一度輝かせてあげてくださいね!

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