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家庭のコンセントでLANを構築!

話題になって久しい電力線通信が最近現実味を帯びてきました。ここでは、電力線通信の概要とその見通しについて解説しましょう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

電力線通信とは

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相談者:
電力線通信という言葉を聞いたことがあるのですが、これはどのような技術でしょうか?

ガイド:
なかなかマニアックな言葉をご存じですね。電力線通信とは、家庭内に引き回されている100ボルトの交流電線にデータの信号を乗せて通信回線として共用する技術のことです。PLC(Power Line Communications)とも言いますので、以下はPLCで行きましょう。

相談者:
では、コンセントがLANの接続箇所になるということですか?

ガイド:
まぁ、早い話そういうことになります。

相談者:
それはいいですね。実は、いま自宅の1階と2階でネットワークを組もうとおもっているのですが、鉄筋なのでおいそれとLANケーブルを敷設することができないんです。

ガイド:
なるほど。LANケーブルを後から引き回そうとすると、見栄えもよくないですし、場合によっては引き回せないところもあります。電力線であれば、どこの部屋にもコンセントはありますので、好都合ですよね。

相談者:
そうそう。私の家は、1人に1台のコンピュータがあって、各自個室を持っていますので、全てをネットワークでつなぎたいとかねがね思っていました。明日、そのPLCの工事をしてもらいたいので連絡先を教えてくれますか?

ガイド:
気が早いですね(笑)。でも、まだ実用化はされていないんです。実験段階です。

相談者:
なんだそうなんですか。それは残念。

ガイド:
でも、近い将来実現するかも知れませんよ。もうかれこれ数年前から実施する/しないでもめています。

相談者:
何か問題があったんですか?

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