今回はこんな質問が届きました
「ほっぺの位置がだんだん下がってきた……アラフォーのチークはどう入れるのが正解?」
Q. ほっぺの位置がだんだん下がってきて、チークの入れ方がわからなくなってきました。頬骨の高い位置にチークを入れても、すでに下がっていると思うと、もっと高い位置に入れるべきなんでしょうか?少しでもキュッと上がって見える方法を教えてほしいです。(40代・会社員)
A. 大人は「V字チーク」と「ハートシェイプ」のメイク法ですっきり小顔に見えますよ。
半ハートシェイプを描いて横顔にも奥行きを!
大人はいろんなとこが下がってくる。ほっぺも下がりますよねぇ。その前に、チークメイクで押さえておくべきポイントは2つあるんです。ひとつは血色をよく見せる、もうひとつは顔立ちを整えてすっきり見せる、この2つ。そして、チークは “頬骨の高い位置”に入れるというより、正確には“笑ったときに高くなるポイント”に入れます。ニッコリ微笑んで、ぷっくり盛りあがったとこに丸くチークを入れる、が基本です。
そして、大人はその位置よりチョイ高めに入れるのが若々しく見えるコツ。もちろん、りゅうちぇるのような(少し古い?)目の下すぐでは、大人には合いませんよ(笑)。いつもより心持ち高め、チョイ上と意識してください。
アラフォーのチークの入れ方は小顔効果アップの「Vラインチーク」
では、大人をすっきり小顔に見せるおすすめの「Vラインチーク」をご紹介しましょう。これは、私自身が大人になってほっぺの位置が下がってきたときにあみ出したメイク方法。血色をアップさせながら、顔立ちもすっきり見せてくれます。さっそくそのやり方をご説明しますね!チークは基本、2色使います。なので2色以上セットになっているパレットが便利です。ブラシは、チークのパレットの中にセットされている幅1.5cmぐらいの小さなブラシを使います。ふつうチークブラシは毛量のたっぷりあるものを……とおすすめしているのですが、V字チークの場合は、小さなブラシのほうがVラインをつくるための小回りが利いて、やりやすいんですね。
まずは、2色入りのうち、赤味の強い方をブラシに取ります。たっぷり、ブラシに含ませたら、余分をテッシュの上で払い落としましょう。チークカラーをブラシの内側までたっぷり含ませてから、余分をしっかり払えば重ねるごとに薄く色づき、失敗しません。これ大事です!
チークを入れる場所とV字を上手に入れるコツ
次に、V字を入れていきます。V字とは、口をすぼめると出てくる頬骨のライン。今よくTVに出ているモデルのMattが外国人メイクをするときにやってますが、見たことないかな? Mattの場合は、頬をこけさせるように少し幅広に下にぼかしていますが、今回はV字ラインなので、両サイドのこめかみ付近から頬骨に沿ってライン状に入れます。まず目の下(頬の高いところ)にブラシを置き、内側(鼻の方向)へ向かって真横にブラシを1cmだけ動かす。1cm下にブラシを置き、同じく真横へ向かって1cmだけシュッ。さらに、もう一度同じように下にブラシを置き、真横に1cmシュッとスライドさせます。すると、自然と斜めにラインができますよね。これがV字チーク。丸くぼかすのではなく、ライン上にV字を入れます。
V字を入れたあとはハートを描いて小顔効果を出す
次に、スタートした目の下(頬の高いポイント)にブラシを戻し、今度はこめかみから耳前、エラを通って、あご先へ向かって、ハート型を描くような感じで、ブラシに残ったチークでラインを引きます。このごく薄いチークカラーでなぞったハート型のラインで、横顔の奥行きが出て、下がった頬が引き締まり、フェイスラインもすっきり……整ったような感じがする! ブラシに残ったチークのほのかなニュアンスのラインなので、まぁ、「小顔になあれ」と思いながらひとはけするおなじない的なもの!仕上げのチークはナチュラルな血色感アップ!
そして仕上げに、淡い色のチークをブラシに取り、ニッコリ笑ってほっぺの丸みに沿って、丸く重ねます。このときは、笑った高い位置(黒目の下)から渦巻きを描くようにクルクルと。これで頬にハリが出て、自然な血色感のある、すっきりとした小顔になれます。めんどう……? いや、やってみたら案外簡単ですよ。ちなみに、V字もハートシェイプもラインとしてくっきりしていたら失敗ですよ。ブラシにたっぷり含ませて余分を十分払う、これが大事ですから。山本浩未さんのおすすめアイテム
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山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。
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