植草美幸の恋愛コラム

年収1000万円の男性を婚活で狙う! 覚悟すべき3つのこと

年収1000万円の男性との結婚に憧れる未婚女性は多いもの。しかし、婚活で年収1000万円のエリート男性と結婚するために、彼らを深く理解して、ある覚悟を決める必要があります。婚活でハイステータスな独身男性を捕まえるには、我慢も必要です。

植草 美幸

執筆者:植草 美幸

恋愛ガイド

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年収1000万円の男性は、婚活中の独身女性の憧れ!

今回はハイスペック男性の注意点をお伝えします。

今回はハイスペック男性の注意点をお伝えします。


私は東京・青山で結婚相談業を経営しています。青山は結婚式場やジュエリーショップが多く立ち並ぶブライダルのメッカで、3A地区と呼ばれる麻布・赤坂にも並ぶ高級マンション街なので、相談に訪れる方も、男女ともにハイスペックであることが少なくありません。

活動している会員女性の30%が年収1000万円越えですが、東京都の女性の平均年収が464.8万円(厚生労働省調べ。2016年「賃金構造基本統計調査」より)だと考えると、我ながらかなり特殊な結婚相談所です。

そんな彼女たちは当然ながら、自分がエリートですから相手にもそれ以上を望み、「結婚するなら男性も年収1000万越えが条件!」と言います。

気持ちはわかります。理想は理想ですから、望むのは自由です。ただ、婚活で年収1000万円越えの独身男性を狙うなら、注意したいポイントがあります。
   

結婚相談所にいる、年収1000万円の独身男性はどんな人?

まず、結婚相談所に登録して婚活する男性は、アラフォー、または40代になるまで独身で、コツコツ出世コースを歩んできた、遅咲きのマジメ系エリート男子で、女性との接点が少なかったり、出会いがなかったり、今更いちから出会って自分から口説いたりするのは難しい、と思っているタイプであることが挙げられます。

逆に、若くして起業して自らの腕で成り上がったようなハンター系のエリートで、婚活アプリやナンパで一本釣りができるような女性慣れしたタイプは、わざわざ結婚相談所に登録しません。

結婚相談所にいる「遅咲きのマジメ系エリート男子」は、学生時代から遊びまわる友達を尻目に勉強し、就職してからは20代のころからコツコツ努力して研修や勉強会漬けで、命じられれば海外転勤や週末勤務もこなし、仕事が人生と思って頑張ってきました。努力の甲斐あってとんとん拍子に年収もアップして、40代になれば夢の年収1000万円を獲得。ただ、若かりし20代の頃、ロクに遊んできていません。若いころに、女性を口説き落として自力でデートにこぎつけるような経験をしていないのです。

あなたはこれでも「お金持ちならどんなタイプでもいいわ!」と思うでしょうか? 以下の3つの覚悟ができるかどうか、考えてみましょう。

 

1.年収1000万円の男性は婚活現場でモテモテ。フラれる覚悟はある?

相談所内ではハイステータス男性は争奪戦。

相談所内ではハイステータス男性は争奪戦。


まず、「遅咲きのマジメ系エリート男子」は40代になり、役職もついて落ち着いたタイミングでやっと婚活を始めます。

時間もお金もあり、有名企業で役職のおまけつきで、ぴっかぴかの独身。そんな状態で婚活を始めれば「優良物件登場!」とばかりにお見合いの申し込みが殺到し、途端にモテ始めることになるわけです。

結婚相談所やアプリを介して、毎日たくさんの女性から連絡が来ます。「今日はどんな人から申し込みがあるのかな?」といそいそとPCやスマホを覗く日々の始まり始まり。

今まで出会いがなかったのに、いきなり女性を選び放題になるわけですから、男性側も女性を「若い子がいい」「見た目がいい子がいい」「これがダメ、あれがダメ」と条件で切っていきます。

例え女性がバリキャリで年収1000万円越えであっても、年齢や見た目、家事スキルなどでバッサリ切られます。結婚相談所であれば、「遊び」の関係になることはありませんが、婚活パーティーや情報サービス、アプリでは、その点でも注意が必要です。

婚活女性からすれば、ハイスペックだけどそんなにイケてる男性というわけでもないのに……と歯ぎしりするはめに。まず、これが自身ではあらがいようのない1つ目の落とし穴です。

 

2.年収1000万でも家計に収入の全部を入れるとは限りません

生活費の認識にずれがある可能性もあります。

生活費の認識にずれがある可能性もあります。


次に金銭感覚についてです。年収1000万で独身独り暮らしの男性は、家計にどれくらいお金がかかるのかまったくわかっていません。例えば、こんなことがありました。

お見合いで結婚後の生活費の話になり、年収1000万円の男性が「月10万円くらいでやりくりしてほしい」と言ってしまい、「なんてケチな男なの!」と女性が驚いて破談になったケースです。あとあと聞いてみると、「え、2人分の食費ってそんなもんでしょう?」とトボけた様子で言うのです。この彼、生活費=食費としか思っていなかったんです。

その上、「結婚生活にはいろいろな費用がかかるから、相談しながら将来のお金について考えていく姿勢が必要だ」と伝えても、「なんで俺だけ払うんですか? 女性側も働いているんだから、フィフティーフィフティーでいいでしょう」と。

これは半分納得、半分疑問な意見。彼らマジメ系エリートの男性たちは、稼いでいるぶん、それなりに努力をしてきて、お金がどれだけ大事かよくわかっています。だからこそ、そうそう女性に使いませんし、ATM状態になりたくないと思っています。

そもそも1000万の年収は、あくまで彼のもの。結婚したからといって、そのまま妻のものにはならないことは覚悟しておきましょう。

 

3.年収1000万円の男性は、女性が期待するデートはできません!

デートのお店は期待通りにいかない場合もあります。

デートのお店は期待通りにいかない場合もあります。


女にうつつを抜かすことなく、結婚しないで出世街道まっしぐら、そして気が付けば40歳って彼らは、女性とデートをしてエスコートをしたことがほとんどなかったりします。

交際が始まって、いざデート。そのときのデート代についてすら、まごつきます。レジでもじもじし始めて、場合によっては「8900円だけど、俺5000円払ってあげるよ」なんて言ってしまうことがよくあります……。

「ちょっと! 金持ちって聞いていたのに、5000円ってほぼワリカンなのに払ってあげるって何なの?」と婚活女性が怒り狂う案件! 彼は、仕事仲間と飲みに行った時のノリで言っているのでしょうが……残念ながらそれ、マイナス認定です!

そもそも女性は、「年収1000万もある男性は、フレンチレストランに連れて行ってくれて、コースでお食事して、ワインは上物を……」なんてイメージしていることでしょう。

でも、それとはほぼ遠いのが彼らです。まず、そういうところには期待しないこと。過去にも、婚活初デートなのに、ファミレスやチェーン店の定食屋さんに連れて行かれた女性がいますから。

自分が行きたいお店に行きたければ、事前にどこどこのお店にいきたいと伝えておく、あなたが予約を取る、ワリカンのつもりで行く……など、あなたがかわいくエスコートしてあげるデートを覚悟しておきましょう。


以上、いかがでしょうか? 「結婚相手は、年収1000万超えがいい」という理想は結構。でも、「年収1000万円ならきっとこうだろう」とイメージしてた通りの対応をしてくれるとは限りません。人は「条件」と結婚するわけではありませんから、人間ならば、さまざまな面があるのは当然。あなたの都合通りにいくわけではないということです。

逆に言えば、一生懸命働いてきた彼だからこその魅力もきっとあるでしょう。想像と違ったからと言ってイライラしたりせず、「今までマジメに頑張ってきた、経済観念のしっかりした方だな。仕事を頑張っている彼をサポートしたいな」とやさしく包み込めるような女性が、彼らのハートをゲットできます。ただし、やっぱりやさしくしても若くてかわいい子がいい、と言われる可能性もありますが……!

いずれにしても、覚悟して準備しておけばトラブルを回避できるもの。さぁ、独身女性のみなさん! 精一杯頑張って、夢の年収1000万円男性をゲットしてください!
 

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