●測定結果 まとめ |
以上からつぎのようなことが言えるでしょう。
・金属製の遮蔽物がある場合は、電波に直進性がある11aが若干劣る。
・木造の床や壁が遮蔽物である場合は、11aと11gの電波到達度にほどんど差はない。
試しに、別の環境で測定してみました。下のグラフは、アクセスポイントとの間に金属製の大きなロッカーがあるところでの調査です。アクセスポイントとの距離的は、数mとあまり離れていません。
若干ですが、やはり11aの方が低くなっています。
ここで、下のグラフを見てみましょう。下のグラフは、3つの部分に分かれています。左が11a、中央が11g、右が11aです。調査環境は、アクセスポイントとの間に金属製の障害物がある環境です。
なんと、金属製の障害物があるにも関わらず11aの方が優れています。これは、いったいどのような現象でしょうか。
実はこの結果、電波の反射によって起こる現象なのです。測定地点は以下のようになっています。
おわかりになりますでしょうか。直進性の高い11aが左の壁(サッシのガラス)に反射しています。それで、障害物があるのにも関わらず11aの方が高速であった訳です。
以上の結果を再度まとめますと以下のようになります。
・11aは金属製の遮蔽物に影響されることは事実だが、思ったより電波の到達度に11gと差はない。
・遮蔽物があっても、場合によっては電波の反射で11aの方が優れていることがある。
・木造家屋であれば、多くは11aと11gとの差はない。
購入するのであれば、数千円高価ですが11aと11gを同時サポートした機種を購入し、実際に試してみて場所によって11aを使うか11gを使うかを決めるのが理想的だと思います。その場合、11gは近隣にほかのアクセスポイントがあると電波の干渉で接続が切れたりしますので、 電波強度に問題が無ければ11aの利用をお勧めします。
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