無線LAN作動検証実験
11aは障害物に弱いのか?
IEEE802.11aは、IEEE802.11gと比べると障害物に弱いとされています。そのため、11aを利用されていない方もあるでしょう。 しかし、昨今問題になっている電波の干渉には強い。そこで、実際にどの程度、11aが障害物や距離に弱いのかを実験してみることにしました。さて、結果はどうでしょうか?
●利用機器と測定ソフトの紹介 |
実験に利用したのは、(株)NECアクセステクニカのAterm WR7800Hです。同機種は、11a/11gの同時使用に対応している機種です。
測定には同社のAtermサテライトマネージャのグラフ表示を利用しました。 子機にて電波の強度や受信レート/送信レートをグラフ表示することができ、比較には最適です。
以下の図の緑のグラフは、11aの電波強度を表示しています。受信レート/送信レートは、黄色/赤で表示されます。ここでは、送受信レートが最高ですので一番上に貼り付いています。
モードの切替は、サテライトマネージャのネットワーク一覧で行います。切替先を指定して「接続」ボタンを押すだけなので、とても便利です。
利用したチャンネルは、11gが6チャンネル11aが34チャンネルです。電波の初期強度は、下の図で分かるように11aの方が若干強くなっています。