●LANの利点 (続き) |
・WindowsとMacintoshのファイル受け渡しにも利用できる
ファイル共有は、Windowsマシン同士だけではありません。WindowsとMacintosh間でもファイルの共有ができます。MacintoshのオペレーティングシステムがOS9の時代は、専用のソフトウェア や、少しマニアックな工夫が必要でしたが、最近のMac OS Xであれば標準でWindowsマシンとファイルのやり取りができます。
・プリンタの共有
複数のマシンから1台のプリンタを共有することができます。プリンタ切り替え機を利用するよりも手軽にプリンタを使い回しすることが可能です。ただし、特殊な場合は除いてプリンタ側からのデータ送信には対応していません。そのため双方向プリンタの機能を活用することはできません (印刷は可能です)。
・大容量のファイルを高速にやりとりできる
ファイルのやり取りは、USBメモリなどでもできますが、LANで行えば容量の制限もありませんし、なんといっても高速にファイルのやり取りができます。1000BASE-Tという規格を利用すれば、ローカルなハードディスクでファイルをやり取りするとの同じ感覚でファイルのコピー/参照などができます。 そのため、巨大ファイルのMPEGなどもLAN経由で閲覧することができます。たとえば、Aというコンピュータに保存している映画ファイルをBコンピュータで上映するということも簡単です。ただ、それなりのマシンスペックは必要です が、筆者のデスクトップ(P4 2.8G)とノート(セレロン1G)では、11gの無線LANを経由して支障無くDVDに記録したMPEGを閲覧することができます。