●無線モードの切替 |
それでは、無線LANのモードを切り替える方法をここで紹介しましょう。無線LANのモードには、既にご紹介しているようにIEEE802.11g/bと11aがあります。11gと11bは、同じ2GHzなので同時通信が可能です。11aの方は、5GHz帯を使うので、 切替をして利用しなくてはいけません。つまり、11g/bと11aの端末は、同じネットワークとして利用できないということです。
切替方法ですが、子機側の設定で簡単に切り替えることができます。具体的に見ていきましょう。
以下の写真は、WindowsXPの「ワイヤレスネットワーク接続」です。ここには、アクセスポイントとして2つのESS IDが表示されています。いままで、アクセスポイントが1つなら、表示されるESS IDは1つだったので、最初に見るとビックリするかもしれません。
無線モードの切替は、「優先するネットワーク」欄で行います。現在は、末尾が「_A」のESS ID上に表示されていますので、現在は11aを利用した接続になっているということです。11gにするには、下の末尾が「_G」であるESS IDを選択して[上へ移動]ボタンを押します。あとは、[OK]ボタンを押して「ワイヤレスネットワーク接続」を閉じて下さい。
無線LANモードの切替を行うと以下の写真のように、一旦接続が切れてから、異なるモードで接続します。
なお、無線モードの切替で、アクセスポイント側の設定を触る必要はありません。アクセスポイント側には、設定画面の左上に「無線設定(802.11g)」と「無線設定(802.11a)」という選択肢があります。一見すると、これが無線モードの切替に思えますが、そうではありません。この設定は、アクセスポイント側でどの無線モードを設定するかという選択肢になります。ここで、「無線設定(802.11g)」を選択すれば、11gまたは11bの時のアクセスポイントの設定ができる。「無線設定(802.11a)」を選択すれば、11aのときのアクセスポイントの設定 ができる。ということになります。