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1000BASE-T試用記(5) 1000BASE-Tで900Mbps超が出た!(4ページ目)

1000BASE-Tの実効速度はいろいろなボトルネックで規格の3割程度しか出ないと言われています。ところが「900Mbps以上が出た!」というご報告がありましたので詳しくレポートしてみたいと思います。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

●オンボード1000BASE-T測定結果

いよいよ、測定です。測定は、Windows 2000 ServerのMS-DOSのFTPコマンドで行っています。結果ですが、以下の図のようにオンボードのLANで900Mbpsオーバーの速度が出ています。

(注)写真はクリックすると拡大します。

調査結果

1回目は、やはり遅いのですが、ファイルがキャッシュメモリに入るとGigaBits Etherの本領が発揮されます。2回目以降を平均するとおよそ940Mbpsの速度が出ています。

利用したインテル 875P チップセットベースのプラットフォームは、専用ネットワークバスインターフェイスを特徴とするインテルのCommunication Streaming Architecture(CSA)の機能を備えているます。そのため、オンボードで使用しているNICはGigaBits Ether専用のバスでメインチップセットに直結していることになります。このあたりが、転送速度向上に役立っていると思われます。

次回は同じ環境でPCI接続の1000BASE-Tを利用すると、実効速度がどのように変わるかをレポートしてみたいと思います。

【お勧めリンク】

BlasterやSobigで最も「攻撃」を受けたのがLinuxなのか?インターネットセキュリティのガイドが悪意ある歪曲記事を切る!!

【お知らせ】

11月は、1000BASE-T特集です。今後1000BASE-Tの記事を以下のように毎週土曜日に公開します。

第1弾 1000BASE-Tで900Mbps超が出た! 本稿
第2弾 LGY-PCI32-GTの実力は? 公開予定:03/11/08
第3弾 Intel PRO/1000 MTの実力は? 公開予定:03/11/15
第4弾 PLANEXのGN-1200CTの実力は? 公開予定:03/11/22
第5弾 GreenHouseGH-ELG32Tの実力は? 公開予定:03/12/1

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