●実効速度 |
いよいよ実効速度の計測です。なお、今回の調査では、何回か調査した数値のうち一番頻繁に表示された数値を代表値として挙げることにしました。
まずは、暗号化をしない場合の実効速度です。
ftp: 5774409 bytes received in 1.55Seconds 3720.62Kbytes/sec.(約29.8Mbps)
つぎに、TKIPを設定した場合の実効速度です。
ftp: 5774409 bytes received in 1.62Seconds 3557.86Kbytes/sec.(約28.5Mbps)
つぎに、AESを設定した場合の実効速度です。
ftp: 5774409 bytes received in 1.59Seconds 3627.14Kbytes/sec.(約29.0Mbps)
暗号化をしない場合の速度は約29.8Mbpsとなっており、IEEE802.11gの高速な速度となっています。TKIPやAESを設定すると、それぞれ28.5Mbps/29.0Mbpsと若干遅くなりますが、体感できるほど遅くなっている訳ではありません。特にAESは、ハードウェアを利用しているだけあって、速度の低下はTKIPより少なくなっています。これなら、やはりAESを利用した方がよいでしょう。なお、測定環境は、サーバ/クライアント共に1GHzクラスのCPUを装備したコンピュータです。
上の調査では「キー更新間隔」を0秒(キーを更新しない)という環境で調査したのですが、これを1秒に設定して同じように調査してみました。WHR2-G54のヘルプには、「指定できる時間は、0~3600秒です。指定時間を短くしすぎると(数秒~数10秒)、負荷が高くなり、通信が不安定になる場合があります。」とありますが、特に遅くなる様子はありませんでした。普通は、セキュリティの関係で、60秒程度の更新間隔を設定しておけばよいでしょう。
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