子供の行事・お祝い/七五三

七五三前撮り&後撮り!いつの時期?どこがおすすめ?

七五三写真の前撮り・後撮り撮影事情について解説します。七五三前撮りはいつ、どこで撮影するべきか?子供写真館からハウススタジオや出張撮影まで、七五三前撮りの時期・場所・料金などを説明します。ぜひお子様のための参考にしてください。

長島 ともこ

執筆者:長島 ともこ

子育て・PTA情報ガイド

変わる七五三!写真は「前撮り」撮影が定番人気に

思い出に残る一大イベント「七五三」の写真撮影は前撮りが定番に!

思い出に残る家族の一大イベント「七五三」の写真撮影は前撮りが定番に!

七五三といえば、地域によって多少の違いがあるものの、ひと昔前は「11月15日にお参りし、記念写真を撮って家族で会食しながらお祝いする」という流れが一般的でした。しかし最近では、10月~12月初旬の時期に行う家庭が増えています。

また、七五三のお参りと写真撮影を1日ですませるのではなく、お参りに行く前の時期(主に5月~10月くらい)に、写真館などで「前撮り」撮影を行い、その後の10月~12月初旬くらいにお参りにいくというパターンが人気です。
   

七五三写真を「前撮り」するの5つのメリット

七五三写真を「前撮り」するの5つのメリットとは?

七五三写真を「前撮り」するの5つのメリットとは?

なぜ今、七五三写真の「前撮り」撮影が人気なのでしょうか?その理由としてあげられるのは、以下の5つです。

【理由1】混雑を避け、リラックスして写真撮影に臨める
11月の七五三シーズンは、写真館も大混雑。予約をしていても長時間待たされる場合があり、子供がぐずったりなどベストコンディションで臨めないことも多くあいます。
一方、前撮り撮影の場合はそれほど混雑しないため、親子共にリラックスして写真撮影に臨むことができます。

【理由2】ゆったりスケジュールで子供の集中力が持続
七五三のお参り、写真撮影、会食を1日ですませようとすると、朝から夕方まで大変慌ただしく、途中で子供が飽きてしまうことも多いです。
前撮りの場合は子供の集中力も持続しやすく、ベストな表情で撮影できます。

【理由3】撮影料金が安い&キャンペーン特典もたくさん
七五三前撮りシーズンは、各写真館でキャンペーンを行うことが多く、撮影料金が割安になるだけでなく、「衣裳のレンタルが無料」「アルバムをプレゼント」など、特典もさまざま。
通常の七五三時期の撮影より、コストを安くすませることができます。

【理由4】衣装や髪型を変えるなど、楽しみが2倍に
七五三の前撮りとお参りを分けて行うことにより、七五三当日と違う髪型やレンタル衣装を楽しむことができ、親子の楽しみも2倍に。それぞれ異なった趣きで、七五三のお祝いができます。

【理由5】撮影日の変更がしやすい
前撮り撮影は、もともと日程に余裕があるなかで行うもの。子供の体調不良など突然のアクシデントが発生しても、撮影日を変更したりなど日程調整がしやすいのも安心です。
 

七五三写真の前撮りをするなら、いつの時期がいいの?

七五三の前撮りをするなら、いつの時期がいい?

七五三の前撮りをするなら、いつの時期がいい?

七五三の前撮り時期は、4~6月、7~8月、9月、10月の4パターンですが、いつ頃が良いのでしょう? 一般的に時期が早いほど、値段的にはお得な事がほとんど。また夏シーズンは日焼けに気を付けましょう!

■4月・5月・6月に前撮りをする
大手写真館では、早いところだと4月くらいから七五三前撮りキャンペーンを始めます。季節はずれではありますが、ゴールデンウィークを利用してゆったり撮影するのも手。夏の日焼け前を狙うなら、この時期に撮影するのがよいでしょう。
ただし、七五三本番までは約半年あるので、特に3歳の場合は、まだ体が小さく髪が短いなどの違いがあるので、その点は考慮が必要です。

■7月・8月に前撮りする
夏休みの家族イベントのひとつとして、七五三前撮り撮影をスケジュールに組み込んでみるのも楽しいでしょう。
季節的に、海やプールで日焼けしている可能性もあるため、日にち選びは慎重に行いましょう。

■9月に前撮りする
格安料金や特典などがつく七五三前撮りキャンペーンは、9月いっぱいまでというところが多いもの。七五三に近い時期に、できるだけ安く撮影したい場合はこの時期がよいでしょう。

■10月に前撮りする
この時期になると、七五三前撮りキャンペーン等は終了しているか、割引率が低くなっていることが多いもの。週末の撮影は混み始めるので、早めの予約を心がけましょう。

七五三写真の前撮りは、撮影時期によって、メリット&デメリットがあります。七五三以外の家族行事、園や学校の予定、祖父母同席する場合は祖父母の予定などを考え合わせながら、いつ撮影するか検討しましょう。
 

先に七五三のお参りを済ませて、後撮りをするというやり方も!

空いた時期にのんびり七五三後撮りするのもGOOD

空いた時期にのんびり七五三後撮りするのもGOOD

七五三の写真撮影は、「前撮り」以外にも、七五三のお参りが終わった12月以降に写真撮影を行う「後撮り」という方法もあります。

オフシーズンのためスタジオが空いていてゆったり撮影ができ、お得な「後撮りプラン」を用意している写真スタジオもあります。

また、特に3歳の子や早生まれの子は、後撮りする分だけ体も心も成長し、おとなしく着物を着てくれたり、用意した衣裳がしっかり着れるようになるので、そういう点も親にとっては大きなポイント。子供の年齢や生まれ月によって、「後撮り」を選択する手もありますね!
 

七五三の前撮りにおすすめの写真館・スタジオや料金

信頼できる街の写真館で、オーソドックスな写真を

信頼できる街の写真館で、オーソドックスな写真を

七五三の前撮りの場所は、衣装やプランが豊富な「子供写真館」が人気です。またシチュエーションにこだわりたい人は、「ハウススタジオ」や出張撮影という手も。「街の写真館」「デパートやホテルの写真館」なども便利です。

■子供写真館 ■一軒家風のハウススタジオ
ハウススタジオなたおしゃれな七五三撮影が可能

ハウススタジオならおしゃれな七五三撮影が可能

近年特に、一軒家風のハウススタジオでの七五三撮影も人気が高まっています。純和風、洋館風など趣向をこらしたスペースの中で撮影でき、独特な雰囲気のある記念写真に仕上がると評判です。

スタジオによって特徴が異なるので、ホームページ等を確認し、好みのテイストのスタジオを選びましょう。

■街の写真館
自宅から近くて気軽に行け、写真の受け取りも楽
撮影料金目安は2万円程度~

■デパートやホテルにある写真館
格調高く、撮影技術に信頼感がある
撮影料金目安は4万円程度~

いずれも、前撮りの場合は衣裳のレンタル、ヘアメイク、着付けをトータルでオーダーできることがほとんど。最近では子供の撮影に加え、両親や祖父母もまじえた家族写真もセットで撮影するプランも人気です。

また、費用に関しては、焼き増しプリントの数やアルバムを作るかなどで大きく変わってくるので、事前に予算の目安を決めておくとよいでしょう。
 

こだわり派には出張撮影での七五三前撮りも人気

出張撮影は神社ロケーションが魅力

出張撮影は神社ロケーションが魅力

最近では、プロカメラマンが希望の場所に出向いて撮影する「出張撮影」のサービスも人気で、七五三の前撮りに利用する人もいます。
  • 神社でロケーション撮影ができる
  • ヘアメイクや衣装、着付けは別途手配が必要
  • 撮影料金目安は2万円~
出張撮影では、神社など好みの場所でゆっくり自然に撮影できますが、神社によっては外部カメラマンによる撮影不可というところもあるので、事前に確認しておくと安心です。

また、ヘアメイクや着付けは別途手配が必要になることがほとんど。当日の天候等により撮影不可の場合もありますので注意が必要です。
 

七五三お参りの時、親が上手に写真撮影をするポイントは?

親だから撮れるとっておきの表情もたくさん

親だから撮れるとっておきの表情もたくさん

前撮りが無事終わったら、次は本番の七五三お参りです!
  • 一眼レフカメラかミラーレスカメラでの撮影がオススメ
  • 親が話しかけて、子供をリラックスさせよう
  • オススメ撮影ポイントは「本殿前・鳥居・賽銭箱」など
その時、親がカメラで子供の写真を上手に撮る際のポイントについて、七五三の出張撮影を行う「FuF good day with Photo」カメラマンの栗原美穂さんに聞いてみました。
 
はじける笑顔の一瞬を逃さずに

はじける笑顔の一瞬を逃さずに

撮影する時は、デジタル一眼レフカメラかミラーレスカメラでしっかり撮るのがオススメだそう。

「携帯やスマートフォンのカメラでもOKですが、画素数が高くないため、プリントには不向き。携帯カメラで撮影した分は、当日来れなかった親族にすぐに送ってあげる時になどに、利用するとよいでしょう」(以下、全て栗原さん)

一番大切なことは、「いつも一緒にいる親だからこそ、子供をリラックスさせてあげて、普段通りの笑顔を撮ること。親自身がほがらかな気持ちでいると、子供もいつも通りの笑顔を見せてくれるはず。子供に話しかけながら、楽しい雰囲気の中でシャッターを切りましょう」。

また、「子どもと同じ目線で撮ったり、上から見下ろして撮ったり、下から見上げるようにして撮ったり、斜めから撮ったりなど、いろいろな角度から撮る構図のバリエーションが増え、個性的な写真になります」。
七五三の撮影場所は、本殿前・鳥居・お賽銭箱のある拝殿がおすすめ

七五三の撮影場所は、本殿前・鳥居・お賽銭箱のある拝殿がおすすめ

前撮りが無事終わったら、次は本番の七五三お参りです! 神社で撮るときは、「本殿前・鳥居・お賽銭箱のある拝殿」がオススメの撮影スポットです。「神社によっては大きな木々で囲まれ、暗くなってしまいがちなので、明るく撮るよう場所を気をつけましょう。逆に、日差しの強い直射日光の中で撮ると、顔の影が強調されてしまいます。明るめの日陰を探して撮りましょう」。

お参りが終わり、レストランなどお祝いの席で撮る時は、「撮影不可の場所はないか、予めお店のスタッフに確認を。公共の場所なので、他の方に迷惑をかけずに撮れる窓際の席など明るいポイントを見つけましょう」。

七五三の写真は、わが子の成長の思い出として一生残るもの。いつ見返しても笑顔になれるよう、撮影準備をしっかり行い、素敵な写真を残しましょう!

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